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結婚しないで子供を産むのは親のエゴなのか |
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「結婚しないで子供を産むのは親のエゴ」と言う人が実際にいるようですが、それはどういう意味なんでしょう。 |
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「エゴイスト」というのは物事を自己中心的に考える人のことですよね。要するに利己主義者。ということは「結婚しないで出産するのは自己中心的なこと」という意味でしょうかね。
「結婚しない出産=自己中心的」だけれども「結婚してからの出産=自己中心的ではない」と言いたいのでしょうね。 |
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「結婚してからの出産」が自己中心的ではないとすると、一体誰を中心にしているのでしょうか。 |
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そもそも「子供をつくる」「子供を産む」っていう行為は誰のためのものなのか。子供が望んだから?そんなワケないですよね。この世の中で「自分は生まれてきたくて生まれてきたんだ」という人がいますか?出生というのは自然な死と同じで、自分では決して選べないもののはずです。その親にその環境に、自分から望んで生まれてきたなんて言える人がいますか。 |
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「あなたはなぜ子供が欲しいのですか?」
「結婚して出産するのは自己中心的なことではない」という人がいたら、この質問に答えて下さい。 |
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「自分と愛する人の子供の顔が見たい」「自分の知ってることを残らず教えたい」「家業を継いでほしい」・・・結局は「自分が〜したい」、そんなところじゃないでしょうか。「老後が寂しくないから」なんて自己チュ−の代表みたいなもんです。
人間には「自分の遺伝子を残したい」という本能があるといいます。「子供が欲しい」という欲求は、その本能に自分の希望とか夢とかいう甘い幻想をふりかけたものにすぎないような気がします。それはエゴではないのでしょうか。それをエゴというのなら、自分の子供が欲しいと願う人すべてがエゴイストということになります。 |
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「子供は両親の揃ってる環境で育つことを望むはずだ」と言う人がいるとします。「両親が揃っている環境=幸せ」なのだと。本当にそんなことが分かるのですか。生まれてきた子供から「こんな両親は嫌だ」と言われたらどうしますか。「この家ではない別の家で生まれたかった」と言われたら何と言いますか。
やはり「生まれてくる環境は誰も選ぶことはできない」と言うしかないですよね。 |
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もちろん親になるのなら「妊娠や出産は自分の都合だとしても、どうしたら子供も幸せなのか考えて、できる限りの努力は惜しまないつもりだ」と思っているのでしょうね。でもそれって、結婚しないで親になった人だってまったく変わらないはずですよ。 |
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私自身、子供を作った時から自分のエゴイストぶりは大いに自覚してます。本人にも誰にも「産んでくれ」なんて頼まれた覚えもなく勝手にこの世に誕生させたのですから、息子には何の見返りも期待してません。彼が健やかに育つよう、精一杯考えて努力していくだけ。それをまた勝手に一人で楽しんでいるだけです。 |