社長、お願いがあります。
(2001年2月22日)今日、香港に戻る直前の社長を捕まえ、こう言った。
「社長、お願いがあります。」
事の起こりは,昨日の会議で,同僚から言われた一言。
「制度自体が恣意的に作られてはいないか?」
(ある一部のものを昇格させるために,わざと作られた制度はないのか?)
其の時我々は、普通職員から高級職員への昇格審査をしようとしていた。
これらの申請はすでに課長会議の予備審査を通過している。
昨日の部長会議では、それを承認するだけで終わるはずだった。
なのに、ある部長が評価の仕方自体にケチをつけてきた。
別の部長もその論調に乗る。
「この前の課長会議では、問題があった。
言いたい事があっても言えなかったと、あとで部下から言われた。
とにかく、彼女達(我が部下二人)がいたんじゃ、皆言いたい事が言えないんですよ、恐くて」と。
今回、昇格申請が出ているのはその彼女達の部下、二人。
これを昇格させるのが妥当かどうかをめぐって,会議は踊る。紛糾する。
「一旦、課長会議に戻しましょうか?」と工場長が提案。
「いいですけど、直属上司は参加させないで下さい。
彼女達がいたら、また同じ結果になるから」と、某部長。
これはかなりな偏見。管理者として公平な態度とは思えない。
同席はさせるが、発言はさせないのであれば納得も行くが…。
上司として、他の者が自分の部下をどう見ているかを聞く機会も与えないのか!
それでは、自分の過ちに気付く事も出来ないではないか。
と言いたいが,そうは言わない。言っても会議が長引くだけだから。
「昇格申請が出てる二人のうち,問題(不満)があるのはAですよね?
私も,Aは昇格させるべきではないと思いますが…、
私がこう言っても、この部長会議で昇格審査を完了する事は出来ませんか?」
最後に、私がこう切り出して、会議が前進した。
事の始めからこう発言していれば、もっとスムーズに進んだ事は明白。
でも、私や私の部下たちのやり方に相手が持っている不満を全部吐き出させたかった。
いったい何がそんなに不満なのか、聞きたかった。
ただ,その発言の中に,許せないものもあったが。
「制度自体が恣意的に作られてはいないか?」の一言。
これは、新しい人事考課制度に対する全面的な否定の言葉と受け取れた。
そして、私や私の部下に対する批判、否定だと受け取れた。
この発言の真意をぜひ聞きたい、追求したいと思った。
しかし、彼は、「相手が怖いからいえないことがある。」と言った。
彼の言う相手とは、暗に私を示唆している事は明白。
ならば、私がどんなに彼の発言の真意を確かめたいと思っても
私から直接彼に聞いたのでは、なにも聞き出せない。
だから,今日、社長にお願いした。
「制度自体が恣意的に作られてはいないか?」と、言われたけれど、
「彼は,私や私の部下ににいろいろ不満が有るようだけれど
恐くて言えないそうだから、社長から聞いてくださいと。」
そして、付け加えた。
「管理部として、法の執行部門として、事にあたっては非常に厳しい態度を取っているし,この前も会社の資産を紛失した彼の部下の処分を巡って非常に強い態度をとった事があるけれど、、もしそれをして恐くて言えないことがあると言うのであれば、私はこの仕事を辞めるしかありません。」と。
と言うことで、社長、お願いします!
今日は早いわ
(2001年2月22日)ふと時計を見ておもう。
「今日は早いわ」と。
早いと言っても、もう夜の10時。
それでも、昨日よりは1時間も早い。
まぁったく,誰がこんな制度を考えたの?
って言いたくなるくらい疲れるぞ、
新しい人事考課制度。
課長会議を全部で2度、時間にして8時間。
部長会議は今日までで3回、明日もまだやる。
最初が2時間半、昨日は4時間半、今日も4時間半。
あと4,5時間もやれば終わるかな?
課長会議から参加してるから、トータル24時間?
新しい制度が軌道に乗れば、来年はもっと楽だろう。
はぁ〜、まったく持って疲れる制度だ。
って、この制度を作った私が弱音はいちゃう。
「いや、でもいい制度ですよ」
そう,同僚が言ってくれたのが救いかな。
あり?アリリ…、昨日は「制度自体が恣意的に作られてはいないか?」なぁんて言わなかった?
どうすんのさ、もう、社長にお願いしちゃったのにぃ。今更,「いい制度だ」なんて。ま、いいや。
「人数増えたらどうなっちゃうの?」
それも、一理ある。
でも、皆がきちんと評価基準を守るようになり、
お互いの不信感がなくなれば、その心配も無用でしょう。
そして、目標管理制度がしっかり出来れば…。
そう、今年の目標は、デジタル化した目標を作る事だ!
それにしても、連日の激しい攻防は、疲れる。
2001/2/22 22:20PM