深センの社会保険のお話

 

中国には五つの社会保険がある。1)労災保険、2)養老保険、3)医療保険、4)失業保険,5)生育保険。深センでは、1)と2)はすでに条例があり強制加入。3)はまだ暫定条例しかない為当局もうるさく言ってこない。4)は特区内ではバッチリ施行されているようだが、他の省からの労働者が多い特区外ではまだ騒がれていない。5)は、法令を整備している最中。今年出来るんだったっけ…?

保険料は労働者個人の毎月の給料総額(手取り総額)で計算するというのが法律上の決まり。実際には,400万労働者のデータが毎月、毎月変わった日には当局のコンピューター処理が追いつかないので運営上は当人の“平均給料額”で計算して良い。「どう平均を取るかについては企業にお任せします」と社会保険局の人が言った。

そこで養老保険の場合、従業員数の多い大企業では、一般ワーカー800元,ライン長1000元、管理職1500元と言う基準を作ってやっている。うちのような小企業は(300人以下)一人一人の基本給で計算している。また,ある企業では、ワーカークラスの保険金額は法律の許す最低ラインに抑えていたりする。

 養老保険には上限もある。どんなに給料を貰ってる人でも,上限を超える額の保険は掛けられない。もし、ある人事部長が自分の基本給は一万元だからと10000×8%=800元の保険金を毎月会社の帳簿から社会保険局へ支払っているとしたら,それはおかしい。800元−460.8元=約340元は彼の懐に入っていると思って良い。騙されないように、下の数字を参考に自社の保険支払い額をチェックしましょう!

中にはもっと性悪な奴もいて、「養老保険は全額会社負担だ」と会社をだますので要注意。

では、実際に養老保険の個人負担・企業負担の額はいくらになるのでしょうか?

特区内と特区外(宝安区・龍崗区)では下限が大きく違うので注意して下さい。

 

特区内企業

個人負担分

下限 1920元×60%×5%=57.6

上限 1920元×300%×5%=288

企業負担分

下限 1920元×60%×8%=92.16

上限 1920元×300%×8%=460.8

特区外企業

個人負担分

下限 588元×5%=29.4

上限 1920元×300%×5%=288

企業負担分

下限 588元×8%=47.04

上限 1920元×300%×8%=460.8

 

1920元は前年度市在職者平均月給,588元は前年度村鎮労働力平均月収入で,

2001年7月度より適用されてます。(『深社保発[2001]8号』の規定より)

 

       

最終更新日:2001/7/27