−後ろ向きに愛撫するヒト−
January 27th, Thursday
Luv
良く考えてみると、
相手を慈しむために舌を体中に這わせる時、
背中を舐める時の方が気合の入る人がいる
あれは、どうしてだろう?
昔の女が背中で感じてくれて、いい気になってるのかしら?
それとも背中が好きなのかしら?
そういえば肩甲骨はいつも念入りよね。
その気合をそのまま胸や、その次へと繋げて欲しいのに、
背中を通り過ぎると並み以下よね
背中好きの人はそんな人が多いような気がする
あくまでも経験と空想のお話
背中に自分の過去を重ね合わせて
過去を愛撫してるつもりなのかしら?
よくワカラナイけど、私を舐めてるのよね、
過去を舐めたいなら、
引き出しに大事にいれてる写真でも舐めていてね
−Telephone over midnight−
Janualy 28th
Me
電話はセックスより心地良いかもしれない
いや、そんな事はないかな
零時を周った後の電話は
人恋しくさせるには充分すぎるほどの魔法
体が熱くなるのではなく
何かにしがみつきたくなる、そんな感覚
肌を合わせながら交わす言葉とも違う
特異な世界
電話が長引けば長引くほど
電話線の向こうの君に会いたくなる
切ない
電話を切ったり
夜が明ければ冷める魔法だと分かっていても
いつの頃かの、君に触れた記憶が
電話線から流れる声に反応して目覚める
君の中で濡れた僕の指が
何も触っていないのに疼きはじめる
こうして高まった感情が
次に君に会った時に
君の中で爆発するのだろう
僕の指は、君の中を求めている
−これであなたは私のもの−
Janualy 30th
Luv
暗闇の中で息をひそめる
あなたの気配を感じるために
獣のように神経を研ぎ澄まして
豹のようにしなやかに襲い掛かる
首筋に噛み付いて
息の根を止める
これで永久にあなたは私のもの
熱く火照っていたあなたの身体が
徐々に冷却されていく
そして
動かないあなたの骸に
狂おしいくちづけを
−腕を絡ませる−
January 31st
Me
腕を絡め取るように
貴方の指先は
指先から
手のひらへ
腕へ
静脈をなぞるように
動脈を刺激しながら
腕を過ぎて胸へと螺旋を滑らせ
やがて下半身へと指を進める
脈打つ流れを
せきとめるように
追い撃ちをかけるように
沸き立つ感情
平静を装う言葉
全ては悪戯のように
貴方は私の腕に絡んでいく
蛇のようにしなやかに
毒牙を隠しながら
小動物を虜にするには十二分な程の毒
貴方の腕には
甘い誘惑という名の毒