Luv to me

−刺激−
April 5th

Me

流されるボルテージ
失っていくテンション

眩暈
吐気
頭痛
嘔吐
嫌気
放心

ある程度の期待と
ある程度の欺瞞と

一対である自負と
単体である自覚

何が嫌なわけでも
何が気に入らないわけでもない

貴方のせいでも
自分の所為でもない

しいて言うのなら
時間がそうさせるのだろうか

何事もない無痛な日々などあるわけもなく
ただひたすらに刺激の中で生き続ける

言葉や態度

動きや仕草


何もかもがしっくりくる事も
何も上手くはめ込まれない事も


総じて刺激だと片付けるなら


願わくば
僅かな無痛を欲する


刺激になれることは




更なる刺激を求める序曲にしかならないのだから

−蒼眼−
April 15th

Luv

弛緩しきった躯が快感に

包み込まれるように溺れていく


トロトロとした熱に張り付く皮膚
肉襞に指が吸い付くよう

体中が一つの塊になって煌く星の中に飛び出す

上も下も右も左も何もかも融和されていく

宙に浮いたままどこまでもどこまでも



永遠にこの快感が続けばいい

絶頂まで駆け上がりたいのに


自分の身体がそれを拒む


気が狂うまでこのまま快感に溺れていたい

蒼の左眼に誘われるように

次々と新しい快楽の扉を開けていく



この先に何があるのか



どこまで行くのか



このまま先へ進んでしまえばもう引き返せない




蒼の左眼は未知への誘惑

−心臓にクチヅケ−
April 16th

Me

静寂の闇の中に

横たわるのは眠り姫


日々の混沌に疲れ
毎夜の溜息に嫌気をさし

眠り姫は眠りつづける

起こされようとも眠りつづける
きっとココロは夢の中で


慈しみと愛しさの間で


眠る貴方にクチヅケを捧げよう

指に
腕に
唇に

胸に
足に


心臓に



目覚めたときに
私しか見えないように

私なしでは生きていけないように

心臓にクチヅケ


ココロにキスマークを残す



消えない程の
痛いくらいの


不滅の痣を

−HOLD−
April 23rd

Luv

あなたの腕に抱かれ胸に顔を埋める

あなたの体温が私の体温と混ざり合い
一つの暖かい魂になる

髪を愛撫するあなたの指先に痺れ

くちづけをするあなたの唇に酔い


私の体は光り輝く



淋しい夜も

泣きそうな朝も

あなたの体温を感じながら眠る




何一つ頼るもののないこの世界で


ただ一人あなたのことだけを想う

ずっと私を抱きしめていて







お願いだから












抱きしめていて



−あの頃−
April 25th

Me

その「ちょっと」から、どれくらい経つのだろう

彼女のぎこちない電話と
「ちょっとしたら電話かけなおす」の一言が
昔の記憶をこじ開ける



いつまで待つのだろう



あの頃
信頼していたあの人が

「ちょっと用事があるから」

そう言い残して、電話を切った
あの人は、そのまま何処かへ消えてしまった

彼女にどんな用事があったのかは分からない

他の男の元に行ってしまったのか
それとも何でも無い用事だったのか

もう会うことの出来ない彼女が
本当は何をしにいったのか、それは僕に知る術はない

「ちょっと」という不明瞭を頑なに信じて
待ち続けていた僕に告げられたのは

彼女の「ちょっと」が「永遠」になったという
非情な連絡だった


今日の「ちょっと」は二時間経って電話があった

「ちょっと」はあまり好きじゃない

「ちょっと」を信じて
馬鹿みたいに待ち続けていたあの頃

「ちょっと」が僅か43万2千秒だった今


それでも

あの頃の「ちょっと」は

永遠に「ちょっと待っていて」でしかない