甘やかされた犬には忙しい犬の保育園での1日
ギネスとウダンガは徒党を組んでテディをからかい、遊技場で追い掛け回すのをやめそうにない。
ギネスは休憩しなくては。
ベアーは恥ずかしがりやさん。ただお水が飲みたいだけなのに。
ウィンストンは新入りの生徒。赤いゴム・ボールを持っているけど、大暴れするよりも先生のまわりにまとわりつくのがいいらしい。
これはヤッピー・パピー・ドギー保育園でのお昼の休憩時間の様子。どこにでもある保育園の遊び時間と同じである。
見ればわかることを除いては。というのは… ウィンストンはゴールデン・レトリバー。ウダンガは黒のラブラドール。テディはブリタニー・スパニエル。
そしてベアーとお行儀の悪いギネスは? 雑種犬なのだ。
「私たちは小学生と同じようにみんなを扱います」トッテム・レークにある犬の保育園のオーナー、ローリー・ウィーバーさんは言う。
「犬は2歳児みたいにふるまいますよ。みんなかわいくて無邪気。こちらが与えれば、向こうもまっすぐに返してくれるんです」
この4ヶ月で30人以上もイーストサイドの犬の飼い主(そう、ほとんどが上流階級の人たちだが、すべてではない)が1日15ドルを支払い、
13111 NE124th Stにある、汚れ一つないきれいでわがまま放題の遊び場に犬を預けている。ここを創設し維持しているのは、元保母のウィーバーさん。
1日15ドルで、ペットたちは子犬用のダイエットセットが得られる。遊び時間、お昼寝時間、お食事時間、身だしなみ時間、
そしてすばらしい古風で専門的な犬のしつけである。
自分の犬が1日中家に置き去りにされ、たとえばソファを破壊されたくずに変えてしまうなんてことがなくなったとわかると、
働く飼い主たちは安らかな気分を味わえるんです、とウィーバーさんは言う。
「でも、何が一番かっていうと、犬は1日中起きていて遊びまわっているから、家に戻ると夜はおとなしくするでしょう。
それが飼い主に気に入ってもらえることなんです」
犬が入学試験に合格すると、つまり、避妊や去勢の手術を受け、ずらりと並んだ注射を打たれ、年に4回検便をして寄生虫検査を受けると、
いろんな種類のカリキュラムをすべての年齢の犬が受けられるのだ。
通常、犬たちは午前中いっぱい遊び、それぞれのおりで昼寝をし、また午後の昼寝の時間までずっと遊び、その後、
また遊びながら飼い主が迎えに来るのを待つ。お行儀の悪い犬は自分のおりに隔離されることになる。
大きくて乱暴な犬は小型の犬や子犬とはいっしょに遊ばない。
「そういうのは、まるで幼稚園児を大学生といっしょに遊ばせるようなものよ」とウィーバーさん。彼女は約10年前に生まれたばかりの子犬を訓練して
ドッグショーで賞を取るような犬に育てるのをやめた。
犬を甘やかしている、そしておそらく金持ちであろう飼い主が余分にお金を払えば、犬は個別の散歩や食事、投薬、トイレのしつけなどが受けられる。
今度ウィーバーさんは絵の具を使って指紋(足紋?)を取って図画工作展を開いたり、へんてこな帽子をかぶり特別な犬用ケーキを用意してバースデーパーティーをする。
しかし、この保育園はウィーバーさんの所有する犬用複合施設のうちのひとつにすぎない。他には、訓練施設、ペットホテル、ペットグッズ販売店などがある。
こういったサービスはすべて追加料金を払えば、ペットの一日のスケジュールに加えられる。
「まるでスパみたいですよ」とウィーバーさん。「犬はエアロビクスをして、リフレッシュできるんですから」
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