「夢」


僕の意識の中の

また奥の意識の中・・・

深く深く眠っている脳の奥の小さな欠(kakera)片。

夢の中に出てくる僕自身の昔の記憶。

それはそれは遠い昔の今の僕が生まれる前の姿。

全てを裏切り・・・

全てを敵に回し・・・

全てを失くし・・・

全てを捨てた・・・

僕は自ら悲劇の英(HERO)雄になろうとした。

愚かな望みとも知らずに・・・。



何度も僕は自分が死ぬ夢を見る。

最初は視界が白黒で霧がかかっていて、ボンヤリとしか見えなかったけど

歳を重ね、物事を知るようになってくるとその霧はやがて晴れ

色の無い世界から光を感じ、赤・青・黄色と色を感じ、

やがて感覚も感じ取るようになった。



――――――全てが断末魔の自分を描いている。――――――


あるときはナイフで後ろから刺され

あるときはマシンガンで身体を打ち抜かれ

あるときは断崖から突き落とされた・・・


なぜ僕だけ?なぜ僕が死ななければならないの?

なぜ夢なのに痛みがあるの?

なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?


――――――なぜみんなは僕が死ぬとき笑っているの?――――――


夢は、忘れかけていた心の記憶。

たとえそれがいい事悪い事さまざまあるだろう。

時として現実ではありえない事も見るだろう・・・

でも、全ては自分の中でしか答えは出ない。目を閉じたとき

自分の中に残っているものは・・・記憶。

僕はずっと、記憶をたどる人生を送ることだろう。

――――――罪人として。