『其の参』


『ズゴック』
 この名前を聞いて、男性諸君の大半は『機動戦士ガンダム』を思い出すことだろう。
しかし、私は「プラモ狂四郎」というマンガの方を思い出す(これってマニアックなのかなぁ一応
全国紙だったのに...)。
 子供の頃、親に無理を言ってプラモデルの『ズゴック(今思えば何で種類抱負に出てる
プラモの中でこれを選んだのかは憶えていない...)』を買ってもらった。実はその時この
「プラモ狂四郎」が(巷では)大流行していた(はずだ)。

このマンガは、自作のプラモデル同士を「バトルシュミレーション」という機械に入れて自分で操作して、
対戦・破壊するという非常にアグレッシブなものであった。

 話の内容によってはさらにマニアックに改造して「水陸両用」とかプラモ同士で「合体」とかあった。
(..........いま思えばかなり無理があった気もするが.........。)

 そんな中、そのマンガの登場人物の一人が、

「どうだ狂四郎!ズゴックの中に発泡スチロールを詰めた。これで水の中も自由自在だゼ!!!」
「なに〜!!!」

今思えば「どうだ!!」と言われてもと思うほど非常に寒い話だが、当時の私は

「す、スゲェ。........そうか!プラモに発泡スチロールを入れて水に浮かせるのか!よし!やってやる!!」

と思い、実践してみた。

....数日後、ついに完成。発泡スチロールを「ズゴック」の中に敷き詰め準備OK!近所の堤でいざ着水。


(ブクブクブクブク......................。)

接着剤のノリが甘く隙間から水が入り、私のズゴックは深い水のそこへ沈んでいった....。


「ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォッッッックゥゥゥゥゥゥ.......」

語尾の方は泣きながら叫んでいた...。


教訓

「...........テレビやマンガに影響を受けるととんでもない事になる。」


余談:その後、親にこっぴどく叱られたのは言うまでもない.......。ゴ〜ン!




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