『その九』
『初運転』
今年で約10年になる、車の運転。初めて自家用車で公道に出た日は今でも忘れない・・・。
行く当てもなく、心の赴くままにハンドルを滑らす・・・最高だ!
助手席には、半年前に免許を取った無二の親友。
流れる風と、弾む会話・・・最高だ。
二人を乗せた車は、ほぼ平坦、微妙に勾配のついた坂の信号に停まった。
「おいI氏、初めての坂道発進だな・・・大丈夫か?」
「楽勝!・・・第一、こんなの坂道じゃないじゃん!」
とは言ったものの、俺は内心焦っていた。この汗ばむ緊張感・・・夏の暑さとは何か違う
汗が手のひらから体中をつたう・・・その時信号が青に変わった!
『キィーキュルルルル・・キュルルルル〜・・ブオッーン』
けたたましいタイヤの磨り減る音と共に、私の車は急発進・・・
道路には磨り減った私のタイヤの後・・・ルームミラーから後ろを見ると、信号待ちの
二人の小学生は驚いた顔をした後、泣きそうな顔をしていた・・・。
教訓:安全運転を心掛けましょう。
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