サッカー景気の悪い話

第5回 石井館長の野望

 

今回はSUMMER NIGHT FEVER in 国立 史上最大のワールド・カップ Dynamite! のレポートです。サッカーと関係がない? いやいや、フランスやオランダ、ブラジルなど、格闘技が強い国はサッカーも強いのです。というわけで、世界のサッカーの潮流を知るのには格闘技は欠かせないのです。なんて前置きはともかく、レポートを書いてみます。

★イベント開始前

本田さんと都営地下鉄の国立競技場前で18時に待ち合わせ。イベント開始時刻がいつのまにか30分延長されていました。で、当日券を購入。10万人も来るわけないじゃん!という読み通り、当日券は余裕で買えましたが、一番安い6000円の席は売り切れていたので仕方なく次に安い12000円の席を購入。席はサッカーで言うところのホーム側サポーター席の上段でした。「え〜これで12000円かよ〜」という声があちらこちらから・・・。Jリーグなら2000円の席だもんなぁ。

★イベント開始直前&オープニングセレモニー

観客席を見回してみると空席が結構目立ってました。アリーナ席のことを考えないと、中村俊輔イタリア移籍試合の方が人多かったんじゃない? 特にアウェー側の席はガラガラだし。巨大ビジョンが設置されるので入場を制限しているという要素もあるのですが、アウェー側の席はJEF市原かヴィッセル神戸かといった感じでした。で、対戦カードの発表。「第一試合の岩崎っていつの極真王者なのですか?」と本田さんに質問したら、その隣の見知らぬお兄さんが「分裂前の王者らしいですよ」と解説してくれました。このお兄さん、本田さんが値段が高すぎるという理由で解約したサムライTVを毎日チェックしているみたいで、そのあとも「石井館長が対戦に向けて体を鍛えているらしい」とか「猪木は上空3000mから降りてくるらしい」とか、いろいろな情報を解説してくださいました。本当にありがとうございます。冷静に考えると「猪木のパラシュートが動作を誤って、ポールに串刺しになったら笑える」とか過激な発言をしていたので、もしも隣の人がイノキ信者だったりしたら半殺しにされていたのかも・・・なんて考えると背筋が寒くなったりしたのでした。

★第1試合 PRIDE特別ルール(5分3R) ヴァンダレイ・シウバ 対 岩崎達也

桜庭より強いシウバに岩崎が勝ったら大変なことに・・・なんて思いましたが、そんな考えは76秒で終了しました。絞めを外して立ち上がりかけた岩崎に左足ハイキック。シウバってマウントポジションで人を殴るのが楽しいんだろうなぁ。ブラジル人は強いです。

★第2試合 PRIDE特別ルール(5分3R) ジェレル・べネチアン 対 松井大二郎

さみ〜は格闘技に詳しくないので、ふたりのことはよく知らなかったのですが・・・。正直、退屈な試合でした。それにしても、判定は2-1でべネチアンだったのですが、松井が勝っていたポイントは全く分かりませんでした。

 

★第3試合 PRIDE特別ルール(5分3R) ゲーリー・グッドリッジ 対 ロイド・ヴァン・ダム

サッカーファンにはドワイト・ヨークでおなじみのトリニダート・トバコ出身のグッドリッジ。ロイド・ヴァン・ダムは略すとRVDなのでしょうか? いや、ロイドの綴りはLloydでした。ちなみにオランダ人です。オランダ代表のゴールキーパーはVan(ファン)・デル・サールなのに、ジュビロ磐田のゴールキーパーはVan(ヴァン)・ズワム。同じオランダ人なのに不思議・・・なんてことを一瞬思ったわけですが、
腕相撲の世界王者って強いんですね。グッドリッジも
マウントポジションで人を殴るのが好きなんだろうなぁ。

 

★第4試合 K−1ルール(3分5R) セーム・シュルト 対 アーネスト・ホースト

シュルトがデカイのは遠目からもよく分かりました。オランダ人対決はホーストがローキックでシュルトを粉砕するものだと思っていたのですが、ホーストはあまりローキックを打たず、素人目にはシュルト有利のまま、対決が終了。判定はドロー。さみ〜的には去年のK-1GPオーストラリア予選の再現でした。

 

★第5試合 K−1ルール(3分5R) ドン・フライ 対 ジェロム・レ・バンナ

フランス人の圧勝でしたが、こんな無茶な勝負にアメリカ人も偉いと思いました。

 

★石井館長をリスペクトするイベント〜20分間の休憩

どういう権限だか知りませんが、石井館長がエリオ・グレイシーに感謝状を送っていました。さらに特別ゲストのゴールドバーグが招待してくれた石井館長に感謝の言葉を述べるなど、みんなで石井館長をリスペクト。大山倍達・梶原一騎・ジャイアント馬場が死んでいるので、あとはアントニオ猪木さえ葬れば日本格闘界を完全支配できるはずの石井館長による猪木謀殺がついに決行されるのか? と思ったら、何故か20分間の休憩。もう21時だというのに・・・。大体、20分間の休憩が20分で終わるわけないじゃん。なんか、精神的にヒモジイ休憩時間となってしまいました。

 

★空から国立競技場に降り立った猪木

かなり風が強かったので、猪木のダイビングは中止になったのかなぁ? 休憩時間はそのための言い訳を考える時間か? などと思っていたら、突如、会場に不気味なヘリコプター音が・・・。そう、猪木のダイビングが開始されたのです。猪木に先行して何人かが会場に降り立ったのですが、そのスピードの速いこと。あ〜やっぱり今夜、猪木は死ぬんだなぁと思っていたら、どうにか無事に着地。リングに駆け上がって何かいっていましたが、流石に声が上ずってました。で、いくゾー!1・2・3 ダァー!! 気がつくと会場は超満員。公式発表の91,107人でしたが、本当にそのぐらい入っていました。みんな猪木が見たかったんですね。それにしても入場料をひとり1万円で計算しても9億円近い収入があることに・・・。石井館長が脱税で逮捕されない理由が分かりました。滅茶苦茶な経済効果です。警察官や検察官の偉い人に彼の弟子がいるのも大きな要因だとは思いますが・・・。

 

★第6試合 PRIDEルール アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 対 ボブ・サップ

1Rはパイルドライバーを決めるなど、サップがノゲイラを圧倒。ノゲイラが繰り出すサブミッションをサップはパワーで封殺。三角締めされてもフンと持ち上げノゲイラを背中から叩きつけるサップ。あーぁ、柔よく剛を制するなんて妄想だったんだぁ。ゴリラやクマ相手には関節技なんて無意味なんだぁ。1R終わった時点でノゲイラはボコボコ。試合放棄しても仕方がないんじゃないの? という感じでしたが、2Rに突入。相変わらずサップが優勢だったのですが、いつの間に腕ひしぎ逆十字の体制に! サップの腕が開いてタップという鮮やかな逆転勝利でした。痛みに耐えて頑張った。感動した! ブラジル人の精神力恐るべし。で、ブラジル人が長いマイクパフォーマンスを開始。で、UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネットの挑戦を受けると発表したのですが、「おまえは もお しんでいる」って何ですか? この試合を見れただけでも良かったという本日のベストバウトでした。

 

★第7試合 ジャケットマッチ特別ルール(10分2R) 吉田秀彦 対 ホイス・グレイシー

入場でグレイシートレインを見ることができました。さて、試合の方は柔道着をお互いに着ていたので、遠目からは何をやっているのかわかりませんでした。せめてカラー柔道着だったら・・・。ただ、観客席は「(腕を)折っちまえー」とか「落としてしまえ」といった殺伐とした吉田への声援が飛び交ってました。で、何故かルールにはないレフリーによるストップで吉田の勝利。特別なルールが20近くあって、しかも決まったのが試合直前だったからレフリーが間違えたのか? いや、今にして思えば計算づくのプロレスだったのでしょう。で、吉田のマイクパフォーマンス。柔道協会とも喧嘩をせず、石井館長にも上手いこと接している吉田。やっぱり、銀メダリストより金メダリストのほうが賢いのでしょうか? 小川を露払いにして美味しいところだけを掻っ攫っていきそうな吉田の活躍に期待!

 

★第8試合 PRIDE特別ルール(5分3R) 桜庭和志 対 ミルコ・クロコップ

多くの日本人は桜庭を応援していたと思うのですが、さみ〜はクロアチア代表FWにして1998年ワールドカップ得点王スーケルのいとこと結婚した警察官の方を応援していました。サッカー・クロアチア代表のレプリカを着ていくのは安全上の都合から止めたのですが、それにしても警察官は強かった。桜庭に高田のような恥知らずの戦い方ができれば・・・。で、試合後は前の試合で負けたグレイシーが抗議のマイクパフォーマンス。吉田とホイス、どっちが強いかはともかくとして、ルール無視の判定は抗議して当然だと思うのですが、何故かブーイング。ワールドカップの韓国サポーターと大差ない大人気ない反応は日本人として恥ずかしいと思ったのですが、これはプロレスだからありなのでしょうか? グレイシー側もプロレスと承知しているのならば問題ないのですが、事情を知らないとしたらエリオ爺さんが哀れでなりません。で、抗議が終わったあとに石井館長の一言「グレイシー側から抗議がありましたが、今日の試合の勝者はあなたが思っている人です」。で、次に桜庭のコメント。何を言っているのか分からなかったのですが、あとで調べたら「夏休みの最後に負けてしまい申し訳ありません。また一からやり直します。みなさんも明日から頑張ってください」とのことでした。しかし、桜庭は本当に大丈夫なのでしょうか? で最後に、一連の長ったらしいパイクパフォーマンスの間中、ずっと晒し者にされていたミルコがやっとコメント。なんか一言、三言いって終了。マイクを盛ったら離さないのは日本人とブラジル人の特徴なのでしょうか。

 

★イベント終了

最後に石井館長が「皆さんでDynamite! といって締めましょう」と言い、「せーの Dynamite! 」でイベント終了。最後のソレは猪木への嫉妬からの行動だったのでしょうか? で、帰りに新宿で軽くメシでも食べてから解散するかぁ〜なんて思っていたのですが、新宿についたのは何と23:30。なんて時間までイベントやってたんだ! しかし、満足な一日でした。

 

★人生ゲーム アントニオ猪木版 ”エクスパンション”

チラシがアンケートなどと一緒に配られていました。「人生ゲーム アントニオ猪木版」がもっと売れますように!

 

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