サッカー景気の悪い話

第14回 試合のレビューに挑戦!

今までの連載を振り返ってみて、サッカーの観戦記を書いていないような気がしてきたので、唐突ではありますが、ナビスコカップ準決勝鹿島アントラーズVS清水エスパルスのテレビ観戦レビューをしたいと思います。さみ〜が考えるサッカーの試合を攻勢する要素は、天運と地力です。天運とは単純な運だけでなく、会場(ホームかアウェイかなど)や日時・タイミング(怪我や累積警告による出場停止)、チームのポジションや勢いなどの外的な因子が含まれます。地力とは言い換えれば実力(選手個人個人の能力・戦術浸透度・コンディションなど)みたいなものです。勘がイイ人は気づいたかもしれませんが、ちょっと雀鬼流入っています。で、さみ〜は天運は清水、地力は鹿島と考えていました。
・前半
前半は一般的に天運が強いチームの方が有利です。それは審判の判定やルーズボールの収まり方、シュートの精度などに現れるのですが、この試合では23分の鹿島FW本山の負傷退場という形で現れました。前半を通して両チームともシュートまでに至るチャンスは非常に少なかったのですが、本山はこの試合で一番最初に決定的なチャンスを作り出した人間でした。本山の退場は鹿島にとって非常に不利な状況を作り出したわけですが、ここでトニーニョ・セレーゾの選択はMF熊谷の投入。ベンチにはFW長谷川も控えていましたが、敢えて守備的な選手を投入。天運を持つ清水に対して前半は守って凌ぐこと(つまりは後半勝負)を決めたようでした。鹿島の前線には決定力不足を指摘される柳沢ひとり。セットプレイ以外での得点は難しい状態になりましたが、清水に痛いミスが発生します。25分のオウンゴール(市川)。柳沢がフリーでシュートを打っても真田のファインセーブで得点できないであろう流れでしたが、これによって清水は非常に不利な立場に追い込まれます。この後の試合展開は5分と5分。両チームともに決定機を作ることなく前半が終了します。
・ハーフタイム
ハーフタイムは天運がないチームが天運を平たくする作業をするのに絶好の機会です。しかし、鹿島は前半のうちに選手交代をしており、しかも1点リードしているので前半と同じ布陣でいくことを選択しました。一方の清水も控え選手にスターティングメンバーの天運・地力を上回る選手がいないと判断したのか交代はなし。結果として、前半の天運が残ったまま後半戦に突入することになりました。後半は一般的に地力が強いチームの方が有利です。しかし、この試合では清水の天運がまだ残っていたので、結果として1点のビハインドを背負いながらも清水有利で後半がスタートすることになりました。
・後半
もし、鹿島が1点のリードを忘れて最初からアグレッシブに攻めていたら、清水の地力では後半を0点に抑えることは無理だったでしょう。しかし、どちらかといえば守備的な鹿島に清水は助けられることになります。例えば前半早々のファウルスロー(沢登)。ファウルスローは試合の流れを左右する可能性を持つ重大なミスなのですが、鹿島にミスが出てしまい、すぐに清水ボールのスローイングになります。そして、67分安貞桓の天運が炸裂してしまいます。記録的にはアシストという形で三都主のゴールを演出します。一流選手は、移籍後の早い段階で結果を出す天運を持っています。いや、その逆で移籍後の早い段階で結果を出す天運を持った選手が一流選手なのかもしれません。何はともあれ、鹿島は安貞桓にヤラれてしまいました。もちろん、その前(66分)に平松に代えてバロンを投入したゼムノヴィッチ監督の采配が成功だったということも付け加えておきます。清水サポーターには彼のことをゼ無能bitchと呼ぶ人もいますが、彼の采配能力は並が正当な評価でしょう。結果が出ていないのは選手やフロントにも責任があるのでしょう。しかし、清水の天運はここがピークでした。特に85分の安貞桓out横山inで天運はなくなり、完全な地力勝負へと突入したと感じました。一方の鹿島は77分本田out西澤in、87分池内out長谷川inと攻撃的な戦略を展開。もはや清水の負けは時間の問題と思われましたが、このまま試合終了。延長戦に突入します。
・90分間の総括
さみ〜的にはどうでもいい試合だったので安貞桓に注目してみました。テレビの解説は風間八宏。例のナカタ中心解説を安貞桓に適用していたのが笑えました。で、結論は並。Jリーグの平均的な選手といった感じでした。ただ、今の清水は戸田がセンターバックに再コンバートしたり、三都主をフォワードに起用したりとスタメンに並レベルの選手を揃えることができない様子なので、獲得は正解であったというのがさみ〜の分析です。
・延長戦
延長においても前半は天運が強いチームの方が有利というのがさみ〜的サッカー理論なのですが、この試合でもこれが適用されました。後半で天運尽きたかと思われた清水ですが、この試合に関してはしぶとくも天運が残っていました。という訳で何回かチャンスを作りますが得点までは至らず。もし、より決定的なチャンスが訪れるとしたら名良橋の横パスをインターセプトしてのカウンターだろうなぁと思っていたら延長後半早々(105分)に名良橋out石川in。これで鹿島の交代は4人。それに対して清水は横山とバロンの2人交代だけ。そのほかの選手はDF高木和道・MF村松 潤・GK羽田敬介。さみ〜は彼らのことをよく知りませんが、知らないということは大した実力ではないということなのでしょう。これでチェックメイト。106分長谷川がヘディングを決めてVゴール。終始天運に守られた清水を鹿島が15人の地力で勝った試合でした。


★東京Verdy1969を応援しよう!

投稿を紹介します。

岸本浩右選手

また、突然お便り差し上げます。
先日、前園ネタを採用頂いた岸本浩右ですが、V東京のクラブハウスが襲撃されたということで、ご愁傷様です。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_09/2t2002093013.html(※1)
しかも「近所にある巨人の寮と間違って」とのことで、若干お間抜けなのですが、選手達には怪我が無かったようなので、ご心配なく。

※1:http://www.yomiuri.co.jp/hochi/flash/hc_7.htm#00020930021652244137で連絡いただいたのですが、リンクが切れてしまっていたので、ほかのサイトに差し替えさせていただきました。

情報ありがとうございます。なんともトホホな事件でこのコーナーにピッタリ!なんて言っている場合ではありませんが、やっぱり笑えます。東京ヴェルディのクラブハウスって巨人の寮って近所なんですね。それにしても犯人は選手に見つかったらどうするつもりだったのでしょうか?野球選手って棍棒や投擲の達人でしょ?清原は言うに及ばず、相手がニ岡や阿部、上原でも間違いなく殺されますよ!さらに間違えてやってきた東京ヴェルディには殺人の前科があるエジムンドがいるし。というか、普通の人にサッカーのタックルやチャージをやったら無事で済むはずがありません。という訳で、スポーツ選手に喧嘩を売るのは危険なのでやめましょう!

さて、今週末東京ヴェルディはジェフ市原と対戦します。地力はヴェルディの方がジェフよりも上回っていますが、いまのヴェルディには天運で上回る相手を倒すことは困難です。こればかりはどうしようもないですが、ジェフに天運があったとしても、どうにか平たくして勝利を確実につかんでもらいたいものです。ファーストステージでは崔龍洙にやられましたが、崔龍洙を含めてジェフ全体の調子は下降線気味。特に阿部がいないのはヴェルディにとって好材料です。唯一気をつけなくてはならないのは高校選手権得点王・林ぐらいでしょうか?ちなみにさみ〜は世間的にも林>北嶋となる日が近いと確信しています。ヴェルディは市原のあと、清水・広島と調子を落としているチームとの対戦が続きます。前節の名古屋戦を含めて4連勝で大阪・浦和といったチームと頂上決戦その1を迎えられるように応援します。

※しろはた杯と称してUEFAチャンピオンズリーグの優勝チーム予想を実施することを企てています。1次予選終了あたりから2次予選開始までにかけて募集をする予定です。詳細は後日発表します。

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※今後執筆する予定のテーマ:磐田に惨敗のU−21日本代表 KAZU暗黒神話(本田さんからのリクエスト) 栄光のゾノ伝説(キム・ヒョンソク選手からのリクエスト) サッカーと音楽(応援団の考察) ブラック球団VS偽装食肉団観戦記 あややのコンサートに行ってきました