「介護保険」はどこへゆく???


〜「介護保険」に対してグチグチ・・〜







この春4月に導入の「介護保険」
私たちの施設でも介護保険に向けて、この1年ほど新しい取り組みに挑戦してきました。
介護保険導入により、入浴回数(週2回は必須)。夕食時間(午後6時)。入所者個人個人に毎日行った「介護内容」の記録をとる事。入所者一人ひとりの「要介護度」に合わせた介護を提供する事等々、私たち現場の人間にはかなり厳しい条件がつきつけられることになりそうです。
(私たちの職場のレベルが低いからそう感じるのかもしれません。先進的な取り組みをされている施設では、そうは感じられないのかも知れませんね・・・(苦笑)



正直なところ、介護保険導入を目前にしながらも、まだまだそのための取り組みへの問題点で解消されていないものも多々あり、今だバタバタとしているのが現状です。
それにしても、介護保険導入を控えた今でも、この介護保険導入が高齢者になんらかのプラスをもたらすものなのか、私にはわかりません。
わかりにくく、ただただ複雑な「介護保険」の中身。
私たちがこれだけ近くで見ていても、きちんと理解できずにいる部分があるというのに、当の本人(高齢者の方々)や介護者の理解はどんなものなんでしょうか?
介護保険導入で、私たちの職場でも入所者一人ひとりの記録を細かくとることになりそうなのですが、それに費やす時間は当の入所者と接する事はできず、結局コミュニケーションタイムは削られます。
何のため、誰のための制度なんでしょうか?



5年間の経過措置の間は、私の職場、特別養護老人ホームの現在の入所者はそのまま入所していられるのですが、まだまだお元気で「自立」や「要支援」と判定されてしまうお元気な方も多いのです。
5年間の経過措置後のことをどう考えたらいいのでしょう?
新聞か何かで目にした記事には
「5年間の経過措置のうちに死んで行きたい」
と答えられた入所者がおられたと書かれてありました。
切実な問題です。



「介護保険」と一言で言うだけだと、なんかたいそう立派なものがでてきたようなイメージもあるようですが、私たち現場の人間の仕事は煩雑になり、介護業務以外のことに時間をとられる結果となりそうなのです。




「介護」に本当に必要なものって何でしょうか?
確かに現状の制度を続けて行くと財政破綻につながるのでしょうが、介護保険導入で「介護の質」が落ちる結果だけは、避けたいものです。
ホントのところ、とても不安な今日この頃です。






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