「福祉施設」のイメージは相変わらずよくないようです。 私の勤務する「特別養護老人ホーム」も同じく・・。
世間一般のあまり高齢者に縁のない方から見ると「老人ホーム」=「墓場」もしくは「老人ホーム」=「姥捨て山」というイメージが大きいようで、そこで働く人間としてはやりきれない心境です。 冗談のように「歳をとったら老人ホームにでも入れてもらうわ」なんて言われているのを聞くと、なんかやるせない気持ちになります。
たとえ言葉にしなくても、「施設」って「あまりいい場所ではない」と思われているんだなァと切に思います。
もちろん今の状況であれば、私も「老人ホームに入所したい」とは思えません。
できるなら「死ぬまで在宅がいいなァ」というのがホントのところ。
「閉鎖的」「自由がない」「プライベートが保てない」「楽しみがない」「入所者間、叉は職員との人間関係に問題がある」
ふと、考えただけでもこんなに問題点があがってきます。
情けないけれど、実情ではもっともっと問題点は多く存在しそうです。
こうやってみてくると、「施設での生活ってお先真っ暗って感じだなァ」なんて思われてしまいそうですが、施設での生活も「マイナス」ばかりではないと信じたいのです。
私の祖母(ばあばちゃん)は、痴呆が見とめられ保健婦さんに「痴呆の方は、集団生活すると痴呆が軽くなったり、治ったりすることがありますよ」と老健入所を勧められました。
そして、入所。
偶然かもしれませんが、祖母の痴呆は軽くなったのです。
入所するまで家に閉じこもりがちだった方が、施設入所で友達ができたり、趣味のことを始めて楽しまれたりするようになった例も見てきました。
まだまだ、マイナスイメージの方が圧倒的に強いのですが、そういうイメージを払拭するためにも介護職員はがんばっているのです。
限られた時間の中、メインの介護業務の仕事に追われ厳しい状況の中、入所者との接し方、個別の問題、全体的な取り組みと頭と身体をフルに使って仕事をしています。(私はフルには使っていないかもしれないけど・・)
もっと私たちの仕事が理解されていくといいなぁ。
開放的な施設になっていくといいなぁ。
そして、福祉施設のイメージがよい方へと変わっていくといいなぁ 施設職員である私の願いです。
「なんの仕事をしてるの?」
と、聞かれて
「特別養護老人ホームの職員です。」
と答えると、たいてい「何が『特別』なの?」とか「介護の仕事ってどんなことしてるの?」なんてことを聞かれます。
そのたびにそう思ってしまうのです。 「介護保険」が騒がれている今、どうか私の願いが少しでも叶いますように・・。

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