「介護」と「色」




「介護」と「色」


〜介護の現場で「色」はどんな効果をもたらすか?〜





朝日新聞6月14日朝刊に 「介護施設の現場に色、いろいろ」というテーマで、介護の現場で、色彩が与える影響を意識した試みが始まっていて、色の心理的効果でお年寄りを元気付けるほか、視力や色の識別能力が衰えた高齢者の安全のためにも効果が期待できる・・とあった。
「やっぱりそうだろうなぁ」
そう思った。



私のフロア―は、要介護度の高い寝たきりの方々が多いのだけど、色に対して(特に女性のような気が私はするのだけど)敏感な方というのが結構多い。
以前、食事介助用のエプロンは無地(ピンク)だった。
そして、2,3年前それが赤や緑の縁取りで、花や犬なんかの可愛らしい絵のついたものに変わった。
その時の入所者の反応が今でも忘れられない。
「かわいいねぇ」「犬の絵だね」「花が咲いてるみたいだね」
と口々にエプロンに対する批評が入所者の口をついて出た。
言葉のない方は、エプロンの端をにぎりしめて反応してくれたっけ。
驚きの反応だった。
私の職場にはよく他施設からの研修生を受け入れるが、その方たちの施設のエプロンがあまりにも可愛かったり、おしゃれだったので、私の施設も見習ってそういうエプロンに変更になったんだけど、これはとてもとてもうれしい反応だった。



私の職場には(廊下、居室)「色」はあまり使っていないのだけど、安全性や効果的なリハビリを期待して色彩を活用するケースもあるらしい。
「色」って何気ないといえば何気ないものかもしれないけれど、こうして入所者の生活に大きな影響を与えるものだという事を知って大切にしなくてはいけないものだということを感じた。







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