やさしさ
〜気持ちに余裕を・・・〜
全面介助(ほとんどの身辺のお世話を、介護職である私達がやること)のお年寄りがほとんどという私の職場では、のんびりとは仕事をやってられない事も多い。 本当はいけないのかもしれないけど、時間との勝負で仕事をこなす事も珍しくない。気持ちに余裕を持つことすら難しいこともある。
かく言う私も忙しさに追われて、お年寄りに対する言葉かけがついつい減ってしまったり、思わずきつい言葉をかけてしまったり(一緒に働く同僚に、そしてお年寄りにも・・・ごめんなさい)反省の毎日・・・。
「どうして、あんなこと言ってしまったんだろう」と、後悔してしまうこと多々。
介護の仕事につく者は,世間一般には「やさしい人が多そう」なんて思われている。
確かに「やさしさ」って大事だと思う。 むっとした顔でオムツを換えてもらうのと、ニコニコ笑顔で対応してもらうのは、どちらがいいかと言えば、それは後者がいいに決まっている。
ただし、鬼にならなくてはいけないときもあって・・。 例えばまだ、残存機能が残っている方に対して(不自由なりにも右手が使えるとか、時間がかかってもコップで飲み物が飲めるとか、ゆっくりであっても自力で車椅子へ移乗できるとか)介護する人間が手を出すということは、せっかくの残存機能を捨てさせようとするようなものである。
人は皆、つらいことよりも楽なことを選んでしまう。
本当は少々辛い思いをすれば自力でもできることも、だれかにやってもらったら楽に終えられるということで、そちらを選んでしまいがちになる。 だから、そう言うことに関しては鬼になってでも自力でやっていただく。 「自分でやれること」の喜びも忘れてはいけないと思うから。
それにしても本当に毎日仕事に追われている。
「今日もまた、お年寄りとコミュニケ−ションがとれなかった」なんて、夜ふと思ったりもする。 仕事に追われずに、心に余裕を持ってお年寄りと接したい。
話をできる人は確かに少ないけど、1日1回くらいは誰かが近くに来て話なり、スキンシップをとったら、お年寄りも悪い気はしないだろう・・・。
厚生省のえらい方々、ならびにその関連の皆様、もう少し福祉の現場に人をください。
この仕事をしている人達が、気持ちに「余裕」を持てますように・・・。
そして、やさしい介護ができますように・・・。

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