●
最終話 死へのダイビング(PART-2) ●
運良く、部屋の外に出ることにも成功。
「2人で戦わないと意味ないもんね。」
(あら、遠慮せず全部倒して良かったのに...)と思いつつ
「一度上に行って、もう一度万全の準備をしてやってみよ。」と言われて
「うん。そうしよっか。」と答えた。
町に戻ると、魔女のADRIAの所に、なんと、【TELEPORT】の巻物が売っていた。
3000エンは少し痛い出費だったが、
一人で中に入ることが成功せず、うろうろし続けるよりはましだろうと考えて買った。
準備を整え、再びDIABLOの待つ部屋の前に立った。
しかし先ほど買った巻物を使えば、私は確実に一度で中に入れるだろうが、
どうなるかわからない魔法を使う夫の方は....
それでは先ほどと変わらない。
「そうだ。私がまず中に入って、すかさずTPを出すから、そこから入ってよ」
「おお〜それはいい考えだな。じゃあさっそく上に行くよ」
自分が先に中に入るかと思うと、緊張してきた。
マナシールドをはり、ベルトの所にテレポートと、TPの巻物もセットした。
下準備は完璧だ。
DIABLOよ、首を洗って待っていたまえ。
大きく息を吸い込み巻物を使い、いざ中へ!
当然、一度で成功。すかさず、TPも出す。順調だ。
あらら〜?
どうやって、戻ればいいんだろう。
そう思った瞬間、すでに画面は赤かった。
「死んじゃったよぉ....」 「マジかよ〜もう、TP入っちゃったよ。オレ」
もうとっくにその状況を把握してるため、夫の声も重い。
「待ってろーオレが生き返らせてやるからな」
「うん、うん....」
なんか、夫がえらく頼もしく見えた。
私は、と言うともう、ほとんど半べそ状態だった。
はっきり言って、アイテムを取り返すのは、この敵の数を見ると不可能ではないかと思えた。
ここまで集めたアイテムは、また消えてしまうのか。
TPに入っていた夫が、16Fに到着した。
「すごいな....」
敵の数ももちろんのことだったが、PCの処理の差で、砂時計がすごく出る。
少し動くのも時間がものすごくかかってしまう。
それでも夫は慎重かつ、確実に敵の数を減らしていった。
私のTPが出ているので、死にそうになるとすかさず町へ戻り、又降りて...
その繰り返しだった。何十回となくそれを繰り返した。
そして残りがDIABLOと、もう2匹くらいの敵になった時だった。
「そろそろ、生き返らせるから、生き返ったらすぐに体勢立て直して!速攻死なないようにね」
「うん。わかった」死んでから、かなり長い時間ぼ〜っとしていたので
あらためて気分を引き締める。
残りの敵がDIABLOだけになった時、私の画面は久々に赤ではなくなった。
急いで黄色いポーションを飲む。
そして、攻撃を避けてマナシールドを張る。
また、どれだけ長い戦いが待っているかわからないのだから。
自分にDIABLOの気を引きつけていた夫が「準備いい?」「OK」
2人で一斉に攻撃する。
何発かくらわした後で、動きが止まったと思ったら、その巨体から血が噴き出している。
「あれ?まさかこれで終わりとか言わんよね〜」
ドラクエやFFでは、倒したと見せかけておいて又次のボスが出てくる。
「まさか。こんなにすぐ死ぬわけないって。油断するなよ。オレもう疲れたよ。」
「うんうん。わかってますぅ〜」
ぼーーーーーーーーーーーーーっ。
なんか、2人で半分口開け状態で、エンディングらしきモノを眺めていた。
「この後かな?」これが終わると、いよいよ本当の(?)DIABLO出現か〜!!
本当に終わってしまった。また、町においていたアイテム消えたんだろうなぁ。
すぐ、せこいことを考えてしまった。
しかし、本当にDIABLOを倒してしまったようだった。
「なんか、DIABLO弱いね」 「うん、脇にいた奴らの方がよっぽど強いじゃん」 「うん...」
こうして私たちの初めてのDIABLOとの戦いは幕を閉じた。
もうわかっていると思いますが、私たち2人はほんと、大きな過ちをたくさん犯してましたよねぇ。
まずは、レバー。
勝手にレバーは3ヶ所だと決めてかかっていたこと。
3番目の部屋に2つレバーがあったのを知ったのは
それから、また2人でゲームをしたずいぶん後のことだった。
その時はすごい驚いて、「ちょっとー!この部屋に2つレバーあるじゃん!!」
ってな、感じだった。
2つ目はTP。
中に入らなくても、TPを開けることをこの時点で知らなかった大馬鹿者です。
そして、アイテム。
そもそも死んだ時に、チーーンとか、ばらまいた音もしなかったのに、
気が動転していたため全く気が付かず
生き返った時も、拾わなくても装備していたことすらわかってなかった。
BN行くようになって、2,3週間経ってから16Fで死んでも装備はばらまかない。
ということを知った時、すごく腹が立ったことを覚えている。
本当に奥の深いゲームだと思った。
今までやったRPGは、謎解きみたいなのが多かったのだが
DIABLOはひと味違う。
つくづくそう思った。
この後、しばらくしてBNへ出没するようになったので
小説ふうDIABLOは、これにておしまいです
−−−どうも、ありがとうございました(^−^/−−−
最終話−終
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話