−セーラームーン− 

ダンナの付き添いをしてるときに、同室の奥さんも泊まり込みだった。
病院には、談話室のようなものがありテレビなどがある。
私たちのような付き添いの人が食事もしたりする。
ある日そこで私が夕食を食べていたら、その同室の患者さんの奥さんも来た。

「大変大変、始まるわ〜、テレビのチャンネル変えていいかしら?」
「あ、いんじゃないですか?」
何をそんなにあわてているんだろう?
「今日最終回なのよ〜」
「はあぁ...」

画面から映し出されたそのタイトルは「美少女戦士セーラームーン」だった。
ああああ、これか。
けっこう人気があるのは知っていたが、見たことがなかった。
その頃長女は2歳くらいだったかな?
まだこういうキャラクターに目覚めるには早いかな?って頃だったので。

奥さんと一緒に私も全然意味分からず見ていた。
約30分の番組を見終えて、何故か私も奥さんも涙ぐんでいた(笑;;;;)
「私はじめて見ました^^;;」
「面白いでしょ?毎週子供達と見てるのよ〜^^」
「け、結構面白いですね」
「でしょ?来週から今度はセーラームーンRになるんだって」
「そうなんですか」
こちらの奥さん、私より10歳近くも年上に見えるが
かなり詳しいようだ(笑)

付き添いが終わり、家に着いた私は、ふとビデオ屋に行った。
今までのセーラームーンのビデオを借りてきたのだ。
も、もちろん子供に見せるためですよ〜^^;;;;
まだ早いと思っていたのに、子供はすぐにセーラームーンに夢中になった。
何度も何度もビデオを見せてくれとせがまれ
なんと、ビデオの中のセリフまで暗記してしまっている。
「月にかわって、お〜しおきよぉ〜」
セリフもポーズも、ばっちし決まってる。
表情はかなりいっている(笑)

しかしそれからの娘は、まさにセーラームーン中毒だった。
いろいろなグッズが出ていたので、買い物に行く度に欲しがる。
もちろん、クリスマスとか誕生日でないと買ってあげないのだが
おばあちゃんと買い物に行くと、必ず何かしら買ってもらって帰って来ていた^^;
私たちが買ってあげたので一番気に入ったのが、セーラームーンの服だった。
夏用の服は、とにかく毎日でも着たがり
洗濯がおいつかない。

「セーラームーン着る〜」
「まだお洗濯してないからダメ」
「着る〜〜着る着る着る〜〜!」
「ダメだって^^;;」
それを見かねたダンナが、むんずとその洋服を持って洗面所の方に行った。
「こうすればあきらめるだろ....」
ジャー
「もう濡れてるから着れないよ」
「うわーーーーーーーーーーーーーん(TT」

あの頃買ったいろいろな物は、今次女が喜んで使ったり着ている。
「ほら、こんなのがまだ残っていたよ〜」
私がそう言っても、長女はそれほど嬉しそうでない。
「あ、お母さん、ポケモン始まるよ〜。テレビ見ていい?」
今や長女の身の回りは、ポケモンとプリンというキャラクターでいっぱいだ。

子供なんてそんなもんである。