−新居−  1990.9.7〜

新居は千葉県鎌ヶ谷市というところに、新築のアパートを借りていた。
新婚旅行から帰ってきて、そのままアパートへ行くことになっていたのだが
実は引っ越しはまだしていなかった。
というのは、借りたアパートは新築で
本当は9月の中旬からでないと住めないとになっていたのだが
不動屋さんと、大家さんにお願いして新婚旅行から戻ってきたら
住んでもいいよ、と許可をもらっていた。
でも式と新婚旅行の関係で、引っ越しは済んでいなかった。
つまり、新居には何もないのだ。

ないのは家具や道具だけではなかった。
電気は通っているものの、照明がない。
水道、ガス。
どれもまだ使えない状態である。
引っ越しも、水道なども全て翌日の予定である。
今日一日だけ我慢すればいいことなのだ。

だが、そのたった一日がけっこう大変であった。
まずその前に、アパートが建ってから行くのは、初めてなのだ(笑)
(建築途中に一度行ったきり...)
ついでに家の鍵もないのだ。
まだ、不動産やから受け取っていないのだった。
そこで、疲れ切った体でまず津田沼(千葉県)にある不動産屋へ行って鍵を受け取り
車で鎌ヶ谷へと向かう。

夜遅い時間なのに、果たしてアパートは見つかるのか?(笑)
苦労しながら、ようやくアパート到着。
当然他の住人がいないため、アパート全体が真っ暗だ。
家の中はがらんとしていて、置いてあるのは新婚旅行での荷物のみ。
台所にある蛍光灯ひとつだけが、暗闇に明るい光を放っている。
「淋しいね〜(笑)」
「うん、かなり淋しいな(笑)

更に困ったことが起きた。
お手洗いである。
今の秋田のぼろ家と違い、そこは水洗トイレである。
もちろん水など出るはずもない。
「オレは外でもいいけど、YO−KOどうする?^^;;」
「..........」
まさか、アパートの目の前の公園に行かないと行けないの?
ティッシュ持って?(T_T

更に大問題。
布団がなかったのだ(笑)
結局ダンナはそのまま畳の上に。
私はタオルを引いて、タオルをかけてタオルを枕にして寝た。
9月の千葉だからよかったものの、これが秋田だったら
間違いなく凍死していたでしょう(ウソだってぇ)
そして大スポの見出しには、大きく
『新婚夫婦。布団がなくて凍死か!?はたまた熊に襲われたか!?』
みたいな見出しが付いていたことでしょう。

翌日ガスやさんに水道やさんが来てくれ、更に私の荷物の引っ越し。
私は都内の品川区に住んでいたのだが
引っ越しやさんに全て積み荷はお願いしていた。
私の自転車が家の前にぽつんと取り残され
部屋のじゅうたんが敷きっぱなしだったのに気付いたのは、かなり後になった。
そしてダンナは埼玉県の朝霞市にいたのだが
引っ越しは自分たちでレンタカーを借りて、後日やる予定だった。

新婚生活スタート早々、いろいろ大変だった。
これからも、いろいろハプニングありそうでなさそな予感....