肥前日記
2月23日
両親が観光で長崎をおとずれる。長男も来ると言ったが仮免の検定があるらしく来ていなかった。前々から母に米を持って来てもらう約束をつけていたので母は米を持参してくれた。父が1人では食えそうにない量の米を入れたらしく、そんな父の気持ちは嬉しいがやっぱりちょっとつらいかもしれない。両親がいったんホテルで休憩すると言うので私もついていくことにする。家族で動くのはかなり久しぶりだ。チェックインをして部屋のなかで3人の会話・・・。リアルさを追求するため方言入り。
父「今夜はなに食べたべるね?」
娘「別に・・・。」
母「刺し身すきでしょ?おいしいところ知ってるのなら刺し身だろうってお父さん言ってたよ?」
娘「中華にしよう!バイト先で食べようよ!」
父「中華?お父さんはつまみがあるならいいや・・・」
娘「コースだったら3000円からフルコースだよ?ブタの角煮とか・・・」
母「あんた・・・バイト癖が・・・」
父「コースだけしかないとか?」
娘「いや、単品もあるよ?酒のつまみなら・・・」
母「でも人がいっぱいじゃない?」
娘「5時ぐらいだったら大丈夫。平日だし」
父「じゃぁゆっくり歩いていくか」
そんな会話を繰り広げながら出島をまわり浜の町アーケードをまわる。まだ外は明るいためあんまりきれいではない。そうこうしているうちにバイト先についた。人はまぁまぁ・・・いる。とりあえず中に入ってフロントに聞いてみると「待たなくていいよ」と言われた。3人で席につくと、やはり知り合いばっかりがフロアだった。「あれ〜あんた今からバイトせんね?」と友達から言われそのあとスゴイ事実を聞く。「え?ポジション表に名前あったよ?」嫌な予感がした。私はキチンと休みますと希望を出していたのだ。あとからフロントの人が尋ねた。「家族で来てるのにごめんね。今日休みだしてた?」「ええ、出しました」「よねぇ?きっと混乱してるんだと思う。とにかく今日は休みって言ったんならいいよ」席に戻ると料理が来ていた。
父「食べたいもの食べていいぞ?」
母「足りなかったら追加していいから」
そんなに食生活に困っているように見えるのだろうか?しかし、まともなものは食っていないのは事実である。食いたいものはたくさんある。だがそこまで食べれるかというのが問題で・・・。父がビールを注いでくた。そう言えば自分はもう成人なんだとなんか寂しくなった。昔「子供は酒のむな」と言っていた父が「飲むか?」と言ってくれたことがなんだかくすぐったくて寂しかった。大人と認められるっていうのはこんなことなのかと思う。そういえば父と飲みに行く約束どうなったんだろ?いつか行ってみたいものだ。
とりあえず腹も膨れたのでランタンフェスティバルのメイン会場の湊公園にいく。ざっと時間を調べてみると7:30か龍踊りがあるらしい。私たちが行ったころには中国雑疑団がみごとな技を披露にしていた。しかたないから待つことにする。龍踊りがあるまで30分・・・いいかげん一生懸命やっている彼らには悪いが飽きてくる。欠伸がでる。勉強もやっていて疲れもとれないのだ。眠気と闘ってやっと本命(?)龍踊り。なぜか司会者が交代する。そして「もってこ〜い」の練習・・・。これをいわないと龍は一回の踊りで帰ってしまうからだ。長崎くんちではこのもってこ〜いがあちこちから聞こえる。さて待望の龍踊り。龍が月を飲み込もうと必死になっている姿なのだが・・・会場が狭くなんか可哀相であった。やっぱりそのスピード感はすごいので帰ろうとする龍に声がかかる。練習では出さなかったのに・・・・。かなり龍は重くひと踊りしたメンバーチェンジする。そのチェンジも止まらずにする。走りながらする。だから自分のポジションが過ぎ去った人は走って龍を追い掛ける。「まってくれぇ〜」という慌てた感じなのでなんとなくこっけいだ。龍踊り保存会の皆様おつかれさん。
龍踊りのあとは居酒屋にいくことになった。
父「好きなもの言え」
母「たらばがにだって・・・たべる?」
娘「グラタンがいいな・・・お母さん一緒に食べない?」
バイト先でも変わらない会話をする私達。
帰りがけコンビニに立ち寄る。
父「なんか食べたいものあるなら買いなさい。買ってあげるから」
母「あんたいつもなに食べてるの?あんたのことだからまともなもの食べてないでしょ?」
別れる時がやってきた。
父「いつ帰ってくるんだ?」
娘「14日ごろかな?ほんとうは今日つれて帰ってほしかったけど・・・」
父「おまえがいいならいいとぞ?」
母「でも帰ってすることないんでしょ?バイトして帰ってきたら?」
母・・・さすが家計簿をだてにつけてはいない。確かに母の言う通りなのでもっと遅くに帰ることにする。こんな訳で私の家族とのお出かけの日は終わったのだった。
やはり父は父、母は母。二人とも確かに私の大切な両親である。