世輪


9月27日
真綿

昨日ヒマだったので書き留めておきました。

先日の通販注文時、ついでにと頼んでおいたブレーキパッズ。
有名どころのは高し、純正もなぁ〜と思っていたら
見つけたA-ZTEC(聞いたことないぜ)。

一年ほど乗りっぱなしで来た我がP.1。
買ってすぐに交換したヘイズのブレーキも
ポン付けしたまま事実上のノーメンテナンス。

最初はそれまで使っていたディオーレとの差に
愕然としました。
なんだ、このガタは!
なんだ、このフリクションは!
なんだ、この引きの重さは!
でも、今ではなんとも思いません。

ニンゲンとはいい加減なもので、
多少の不具合は慣れでカヴァーできるもんなんですね。
といっても、整備不良ではありませんけど。

レヴァーの奥の方で効く感じに落ち着いて早半年。
多少制動時にガサつくものの、作動自体には問題ありませんでした。

で、初のパッズ交換。
ヘイズのパッズ交換は初めてですが、
何の難しいこともありません。
まずはリアから。
取り外したパッズはキレイに減っていました。
また余裕があり、もう一年いけそうな雰囲気です。

このA-ZTECには例のバネが付いていなかったので(常識?)、
純正品から取り外して再利用します。
パッズを取り付ける前にピストンを押し戻すのを忘れずに。
僕はいつもタイヤレバーを使ってます。
プラスチックの微妙な柔軟性がいい塩梅です。

無事交換し、レヴァーをニギニギして
ピストン位置をリセットしてやります。

ムムム、かなり手前で効くようになったぞ。
交換前の半分のストロークの辺りでローターにコンタクトする感じです。
ありゃりゃ。
尤も、パッズ交換にタッチの変化は付き物です。
それにしたって、顕著です。
これが世に言う、ヘイズの悪癖、か。

そんなこともあり、フロントは保留にして試乗へ。
近所の坂道を降っては登り、降っては登り。
パッズの慣らしをします。
一通りアタリが出て、改めてパッズそのものの性格を見てみることに。

うむ。
いい感じです。
ちょっとだけ引っ掛けるようなブレーキングは
パッズの性格を見るのに最適です。
例えばウィリー。
ウィリー道を志したばかりの若輩者は往々にしてブレーキに頼ります。
その時求められるのは、微かに速度を殺せるブレーキ。
ブレーキによってマクレんとするバイクを前方に戻してやるんですね。
で、またコギを入れる、と。
わざとヘタクソにウィリーして
そのリカバリー能力に頬を緩めたりして遊ぶこと数回。
繊細なレヴァー入力にリニアに反応することにすっかり気を良くし、
家に戻ってフロントも交換する事に。

意外や意外。
フロントのパッズは寿命でした。
段減りも見られました。
マルゾッキのブレーキマウントの設計ミスか?
パッズの一部がローターを噛んでいないようでした。
見なかったことにして、早速交換。

フロントの印象も基本的に変わらず。
制動力の向上は期待していませんでしたが、
今までよりも少ない力で止まれる(様な気がします)。
パッズ表面がローターに食い込む感じが手に伝わってきます。
気に入ったのはやはりコントロール性。
まさに「真綿で締め付けるような」速度調整が可能になりました。
かといって、唐突に制動が立ち上がるわけでもなく。
これなら安心してストッピーできます。

わずか1セット$15の出費で
仕事のできる従順なブレーキへと変貌を遂げました。
やはり思い通りにとまれるブレーキというものは、気持ちがいいです。
併せてフルードの交換もすれば、さらに良くなるのでしょうけど、
今回はやめときました。

なぜって?
こいつが唯一の移動手段だから!
乗れなくなるような重整備はやりたくないんです。
冬が来たら考えます。
どうせ外で乗れませんから。


・・・ココの冬を思い出して少々凹。