世論


9月30日
I wanna ride!

いや、もう、寒くて。
二日ほどモノを考える余裕がないほど寒くて。
なのでナントカしのげそうな今のうちに。

ココは既に秋である。
そりゃ東海岸ですから、
9月の終わりにもなれば寒い日もあります。

秋。
色んな秋がありますね。
読書の〜。
食欲の〜。
ワタクシにとっての秋は
Ridingの秋、でした。
乗るのはエンジン付きでしたが。

長く暑い夏が終わり、
涼しくなる秋口。
やけに発熱量の多かった我が愛車。
秋の到来は何者にも代え難いヨロコビでした。

何の変哲もない街路樹と対照的に
山の木々は早くも色付き始めている。
そんな小さな発見も
週末の僕の背中を押すには十分でした。

朝一で起きて
街が寝静まっているうちに一人出掛ける。
山へと向かう高速道路。
トンネルを抜けるたびに、気温が落ちていく。
山の麓の料金所で
今一度、あご紐を締めなおす。

Let's Roll.

夢中で迫り来るコーナーと戯れ、
時間を忘れる。
頂上の駐車場でイグニションを切ったとき
初めて鳥のさえずりに気づく。
最高に贅沢な時間。

と、回想してしまうんですね。
特に快晴の秋の日に。

戻れるならあの日に戻りたい。
一度”降りた”ニンゲンなら誰しも思うところです。
あの輝いていた日々。
何よりも熱中していたのに。
いつからあの熱い想いを失ってしまったんだろうか。

”降りた”ニンゲンである僕は
秋が巡ってくるたび、こうして自問するわけなのです。



そして思い出すのです。
東京の渋滞を。
すり抜けのストレスを。
夏の猛烈な暑さを。
トラックの横暴を。
排ガスの酷さを。
そして、警察の取締りの不条理を。

結局、いつも同じ答えに帰結するのです。
日本ではもう乗りたくない、という。

米国なら・・・。
うーん。
当分、エンジン無しでいいや。