酷く当然な感情



絶対に手放したくない君だからこそ

こういう方法を選んだ

そう納得して実行した行為に

心がこんなにも虚ろになるなんて思ってもいなくて


達成感と 幸福と 戸惑いと

そしてどうしようもなく押し寄せる感情に

深夜だということも忘れて

守られるべき辺りの静寂も忘れて

ただもう狂ったように笑った

笑って 笑って 大きく咳き込んで また笑って


目の前に横たわる君の閉じた瞳と

自らの手を染めている紅い色を見比べて

薄れていく意識の中で

僕は

悲しみを通り越すと笑みが零れる事を改めて知った


―これで、もう、ずっと一緒だから―