すかっ?もん| もうすぐ都知事選ですね。 なんか、色んな人が立候補しているみたいで盛り上がってますね。 まっ、わたしなんか東京に住んでないんで、直接、関係はないんですが、公示前は全国放送でよくやってましたね。 で、TV見てて思ったんですが、どのTV局もこのDr.中松こと中松義郎さんの扱いに苦慮していましたね。“泡沫候補”として扱って良いものかどうかって。まっ、その肩書きたるやあまりにも“ご立派”すぎて、“泡沫”というには、ちょっと…、って感じで。一応、パネルには写真が張ってあるんだけど、どのコメンテーターもコメントしない、いや、出来ないのか。 つーことで、わたしが断言してやる。 彼は泡沫候補!(キッパリ) こんなこと“公”の場で言うと選挙違反とか、名誉毀損になるのかな?名誉毀損って、それがたとえ事実であっても訴えられたら、おしまいだからな〜ぁ。 しかし、その危険を犯してもあえて言おう。 彼は泡沫候補! だ〜っ。 『すかっ!パラ』愛読者で、東京圏にお住まいの19名(推定)の皆さん!洒落で、投票用紙に「Dr.中松」なんて書かないように。大切な1票を無駄にしてしまいますよ。 では、その理由。 NORYさんからmailで、以下のようなことが朝日新聞に載っていたと、タレコミがありました。Dr.中松のプロフィールだそうです。
例えば、消火器のセールスが「消防署のほうからやって来ました」って言って、法外な値段で売りつけたりする(古典的やり方)と同じ“手”を使う。 この記事でいうと…、 @発明件数は3000件を超すという。 まずこれ見てわたし、驚いた! 1991年にKKベストレラーズから出版された『ドクター中松の常識やぶりりバンザイ!』には、発明件数2360件でエジソンの1913件を抜き、世界一だって書いてある。 わずか、8年で740件以上の発明をしたのか!す、凄い。4日で1件の発明。 「天才だからそのくらいするんじゃない?」って思ったあなた!では、以下の事実をどう思う? 『宝島30』(今、休刊)1993年11月号の記事(『「ドクター中松」という珍発明』by松沢呉一)で、1980年9月6日の毎日新聞「ひと」に2360件という数字が始めてメディアに現れたと指摘する。 そうすると―資料の年が前後するが―、好意的に見ても、1980年から1991年までの11年間は発明を1件もせずに、その後の8年で740件以上したってことになる。この11年間はスランプで、最近、急に絶好調になったんだろうか? まっ、朝日新聞が「けっ、どうせ泡沫候補だ、適当に書いとけ!」ってな感じで、“適当”に書いた数字かもしれないが…。 あと、付加えると、この「エジソンの1913件を抜き、世界一」ってののタネは、エジソンの1913件ってのは“特許”の数。Dr.中松のは“発明”の数。お分かりですネ。特許は特許庁なりの第三者が認めてくれるもので、発明ってのは「発明したぞー」って言い張れば良いわけ。 Dr.は嘘はついてないよ。嘘は。 A「宇宙エネルギーを利用したドクター中松ハウス」や、地震による家屋倒壊から逃れる「埋没脱出機」などを発明したと公表している。 これも、上の“発明”ってのと同じ。公表するのは誰でも出来る。 じゃぁ、ってんで「実物見せて」って言っても、“発明”したと公表しただけだから…。それでも、“公表”したことは公表したんだろう。 わたしも「マスターHAL型熱帯地用カンジキ」を発明したことを、この場を借りて、公表しよう。言っとくけど、“公表”しただけですからネ。公表を。 朝日新聞ももう一寸突っ込んで取材しなきゃ。「埋没脱出機」なんか、せめて、設計図ぐらい見せてもらえよ。 それとも、やっぱり「けっ、どうせ泡沫候補だ、適当に書いとけ!」ってことで、裏付けもなく書いたんでしょうか? ここでも、Dr.は嘘は言ってません。嘘は。 B現在「国際創造学者」という肩書きで、大学での講義活動も行う。 東大で行ったそうです。そのテキストが『創造学講義』(ビジネス社、¥2400もする)。 創造学ってのは、簡単に言うと、「プールサイドに5枚重ねて立てかけて乾かしてあるビート板のどれを使うのが良いか」ってことが解かる学問です。解かった?解からないって!?だって、『創造学講義』の最後のほうの例題にこの問題あるんだもん!(この本に関するコトは、と学会著『トンデモ本1999』(光文社,1999年)に詳しく書いてある。) 東大に行くような方は理解できるのでしょう。 まっ、これも嘘じゃない。 C著書は「政治を発明する」「創造学講義」など多数。 ほんと沢山書いているよね。 内容は(゚o゚)だけど…。 嘘じゃない、嘘じゃない。 D機械だけでなく、政治のような見えないものも発明の対象になるとして、「政治腐敗防止を発明した」と主張し、過去にも都知事選や参院選などに立候補している。 「政治腐敗防止を発明した」ってのも、この人に取ってみたら「宇宙エネルギーを利用したドクター中松ハウス」とか「埋没脱出機」と同レベルなんでしょう! だけど、政治って、やっぱ、“発明”って言うより、“構築”とか“立証”とか“確立”とかの方が合うと思うんですけど…。 一回、「政治腐敗防止を発明した」ってのを見せてくれにゃ、貴重な1票は入らんと思うよ。 主張でも公表でも何でもやっとくれ〜っ。 嘘と言われてもねぇ。 というわけで、Dr.中松なる人物は、“嘘つ”きではなく、“ほら吹き”。 よって、もう一度言う。泡沫候補!であると! あっ、でも待てよ…。 政治家って誰も彼も“ほら吹き”だった(゚o゚)! つうことで、泡沫候補ってのは取り消します。 【註】 以上の様な、Dr.中松に関することは、と学会著『トンデモ本の世界』(洋泉社、1995年)に詳しく書いてあります(今回は参照、と言うかほとんど“パクリ”)。同書は、出版社は何処か忘れましたが(確か宝島だったと思う)文庫本もこのほど出版されましたので、手軽になりました。 |
戻る |
![]() |
![]() |
| 目次へ | 前回の記事へ |