すかっ!もん


最後の花道―葬祭センター―

 みんな元気?
 わたし、充電満タンで元気元気!
 で、葬式のネタ。
 結婚式は人によって、やらない人も、やれない人も、2度3度とやる人も色々居るが、葬式は、ほぼ必ず行う。今回、初めて“葬祭センター”なるところに行ってきました!
 「人の死を茶化すとは何事か!」って、怒っちゃうような人は読まないで。


 わたしの祖母の弟の嫁(つまり、わたしとはほとんど関係のない人)が、亡くなった知らせを聞いて、“家族代表”と言うことで田舎の“葬祭センター”成るところに出かけました。私のクルマ(葬式には絶対似合わないオープン・カー。勿論、幌はしていきましたが)にはカーナビなんてもん付いていないので、地図を片手に、「迷うかな?」と心配になりながら葬式会場に…。
 迷いません!絶対!
 なんたって、パチンコ屋と見間違うばかりの、電光掲示板! 
 ただ、パチンコ屋と違うのは、「○○家通夜3F」とか「○○家葬儀4F」って文字が流れてるってとこ(^。^)!

 駐車場所を探していると其処に…。
 赤いサターン・クーペ!
 そうです、月間販売第数がロールスロイスと良い勝負を繰り広げているあのサターン!それも、3ドアのクーペ!凄過ぎます!あっ、これ関係ネーや(^_^;)。

 迷わず、わが愛車“ぽち”をその隣に止め、期待(ナンの?)に胸を膨らませて、玄関をくぐると、そこは…。
 仏壇・仏具のディスカウント・センター!
 やってくれます!赤い文字で、¥498000なんて書いてあると思わず、「安い!5〜6個まとめて買いだー」なんて叫びそう!
 わたし、この時点でワンダー・ランド状態(ナンのこっちゃ?)!

 そして、式場に向かうエレベーターの中へ…。
 これも、ピカピカ。全面ガラス張り。
 いやー、エレベーターに限らず、何処もピカピカなんです。其処には、忌み事である“死”の匂いは一切有りません!ひょっとすると結婚式場よりきれいかもしれません。

 で、式場。
 坊さんが来る前に、一応、御焼香(-.-)。
 残された旦那さんが、「是非、顔を見てやってください」って言うのを断固拒否していると、BGMが耳に入った。その曲は…。
 赤とんぼ!!のインスト・バージョン!
 悲しい!悲しすぎるゾ!赤とんぼ!その他、『夕焼け小焼け』とか、『カラスの子』とか…(T_T)。

 そして、いよいよ坊主の入場!
 お経は、30分の短縮バージョン!早いです!椅子に腰掛けてのことだから、足も痺れません!御焼香のとき、痺れた足でもたついたりする描写を、故伊丹十三監督はその名も『お葬式』の中で描いていたが、そんなものとは一切無縁。
 お経も短ければ、坊主の説教も短い!いや、ハッキリと言おう!坊主の説教は無い。ただ、「本日は御愁傷様でした」的一言のみ!「残された家族の方は云々」とか、「仏教では涅槃と言うものは云々」なんて無し!
 長いものの例えで、「坊主の説教」って言っていたのは、今や昔って感じです。

 出棺。
 結婚式の定番(違った、葬式だった)!ドライアイスのスモーク! 
 壁には、レイザー光線が走り!ダースベーダーが登場するときのような荘厳なBGM!煙の中に消える棺桶!ガキは喜ぶは、じいさん・ばあさんは呆れるは、わたしは笑い転げそうに成るは!一大スペクタクルでした!

 いやー、正直カンドウしました。
 やっと、コレで開放されると思ったら…。
 「焼き場まではバスで行きます」と言われて素直にバスへ、バスの道中なんか違和感があるんだ。妙なバスの床の高さや、残された旦那さんが一緒に乗っていたり、それに、霊柩車がいない!
 悪いカンは当たりました!
 そうなんです。そのバス、後ろに四角い穴が開いていて其処に棺桶が…。わたし、お棺んの真上に座っていたー(~_~;)!


 大抵、葬式に出ると疲れるんですが、今回は憑かれたかもしれません。
 合掌!


  戻る
  目次へ 前回の記事へ