すかっ!もん


『特撮狂』MAD3、BEAT CRUSADERS他(コンピレーション・アルバム)
LASTRUM CORPORATION、1999年

 最近、CD買わんくなったよな〜っ。
 パチンコ屋で取るぐらいだ…。
 アレほど行っていた、CD屋にも、全然、行かなくなったし…。
 嗚呼、こうやって、ヲヂサンになって行くのネ。
 はぁ〜っ。
 って…。
 イ、イカンぞ!
 このままでは!!
 で、慌てて―“弟子”KYOUと一緒に―、CD屋に行ってきました!←“泥縄”なわたし(^_^;)。

 んが、なかなか“ピン”っとくるモンが無くて、これで、いよいよわたしも「演歌が良いと感じるようになるまでCD屋とおさらばか」、と哀愁に耽りながら、ウロウロしていると…。
 『特撮狂』と題された、“イタイ”感じのジャケットが目に飛び込んできた!
 しかし、何故か、“ジャケ買い”歴20年に達しようとするわたしの琴線に、“ピン”っとくるモンが有った!
 恐る恐る手にとって見て、
 (゚o゚)!!!!!
 ホント、声を失いました!
 その収録曲に。

@恐怖の町/『怪奇大作戦』主題歌
A秘密戦隊ゴレンジャー
BFIREBALL XL-5
C白影のテーマ
Dマッハバロン
Eかえせ太陽を/『ゴジラ対ヘドラ』主題歌
FTHUNDERBIRDS ARE GO
Gワイルドセブン
H宇宙刑事ギャバン
I猿の軍団
Jマタンゴ/メインテーマ
 くーっ!
 良い趣味してマス。
 特に、@ACDEHIJ!って、ホボ全部か…。
 コレを買わずにいられるか!ってなモンです。
 しかし、チョット前に“流行”った『アニメタル』みたいだったらどうしよう!?
 人はドウだか判りませんが、わたしゃ、あのアルバムって言うか、あの企画自体認めてません!
 だって、「売れない(失礼)バンドに、“テキトー”にアニソン歌わせて、アホなオタク騙したれ!」って、気分が伝わって来るんだもん!
 ジャケットにしたって、メタルの記号(しかもAC/DCとか古いの)とアニメの記号を使っただけの噴飯モノだったし…。
 企画者に“愛”が感じられなかった。
 まっ、わたしも騙されたクチなんですけどネ(^_^;)。

 ジャケットを前に考えるコト数秒。
 その間、
 「『白影のテーマ』って、チャンバラシーンにかかってたヤツだっけ!?」とか、
 「『マッハバロン』!!どうして、『レッドバロン』ではなく、『マッハバロン』ナンだ!?』とか、
 「『ゴジラ対ヘドラ』と来たか!ヤラレたね。こりゃ」とか、
 「マンガは有名だが、『ワイルドセブン』が実写で放送されてたコト知ってる人っていんの?
嗚呼、でも実写はホンダが協力してなかったせいか、バイクが全部スズキだったんだよな〜っ。原作だいなし!あっ、でも主題歌はカッコ良かったよな…」とか、
 「わたしらの世代は、『ギャバン』って試金石だったよな…。アレを“上手く”クリア出来ず、『シャリバン』→『シャイダー』って、行くとその後の人生が狂うンだよな…。そうそう、アニーが脱いだトキはどうして良いか判らなかったけど、とりあえず写真集買ったよな〜」とか、
 「さ、さ、『猿の軍団』だとぉ〜っ!あの子門真人の“パンチ”のある歌に対抗するヤツが居るのか!?命知らずめ」とか、
 色んな思いが駆け巡る、駆け巡る。
 イカン!欲しくなってきた!

 で、わたしはおもむろに“弟子”KYOUを呼び、
 「“弟子”ョ。お前が、好きな『猿の軍団』の主題歌がコレには入っているゾヨ。人間らしく、買いなさい」と教授(教唆?)。
 「えっ!?僕が買うんですか師匠!!」とKYOU。
 「当たり前じゃ!おぬしが買わず誰が買うと言うんじゃ!師匠はさっき、『ルパン三世ジャズ・コレクション』を買ったお陰で金がないのじゃョ。買わぬと言うのなら、わたしの―有り難い―妄想話を3時間聞かせるゾヨ」って説得(脅迫?)。
 しぶしぶ、アルバムを掴みレジに向かう、我が愛“弟子”。
 おお、背に後光が…。
 わたしを超える日も近かろう。
 んが、我が『上京恵壮拳』は一子総伝。そのとき、KYOUのこと、果たして、コノわたしを…。

 迷惑と困惑を顔にする“弟子”KYOUを従え、早速、下宿へ。
 期待と不安を胸に、『特撮狂』をCDラジカセに…。
 良いです。
 良過ぎます。
 コンピ・アルバムなんで、ラウド、スカコア、テクノ、パンクなんでもあり。
 それが、全部、上手に原曲を料理している。
 「お見事!」っとしか言いようのないアルバムです。
 特に、わたしのお気に入りは、FTHUNDERBIRDS ARE GOH宇宙刑事ギャバンI猿の軍団。
 FTHUNDERBIRDS ARE GO
 原曲の“勇ましさ”が無くなり。
 とんでもなく心地良いレゲエに仕上がっています。
 小林よしのりの『戦争論』なんか読んで、テンパッた人に聞いて欲しい。
 キヨシロウもパンクじゃなくて、レゲエで『君が代』やった方が良かったんじゃない?なんて、少し、思った。
 H宇宙刑事ギャバン
 誤って(?)特撮好きの道に行ってしまった者へのレクイエム。
 ピコピコサウンドが特撮(≠SFX)の“安っぽさ”を上手く表現しています。
 そして、ぐるぐる回る「男なんだろ?」の歌詞のリフレイン!
 「コンな人間になってしまって良かったのか>俺」って気にさせられます。
 I猿の軍団
 計らずも、購入前に「命知らずめ」って思ったコトは当たってました!
 子門バージョンと真っ向勝負!
 判定は…。
 聞いた方が判断して下さい。
 っても、子門バージョン聞いた人なんて読んでないか(^_^;)。
 幸運(??)にも、師匠の影響で『猿の軍団』を見たコトの有る“弟子”KYOUは、
 「し、師匠ぅ〜っ!」と絶叫し、号泣していました!

 まっ、まぁ、兎に角、
 「ヨロシク。勇気!」

 PS.聞いた後、『ゴジラ対ヘドラ』をビデオ屋に借りに行ったコトは秘密だ。   


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