すかっ!映


『プルサガリ―伝説の大怪獣 不可殺―』(北朝鮮’85),監督:チョン・ゴンジュ,レイジング・サンダー

 えーっと、【すかっ!本】の方に予告したんで、『プルサガリ』について書こう。
 『プルサガリ』なんだか、焼肉屋さんのメニューに載ってそうだが…、これ怪獣映画です。
 ’85年当時、あの『ゴジラ(日)』のヌイグルミ俳優、薩摩剣八郎さんが、プルサガリを演じたことが話題(私の周囲だけですか?)になり、剣八郎さんがそん時のエピソードを本にした、『プルサガリ』!
 凄い映画です!コレ!王道的怪獣映画!製作は’85年なんですけど、日本公開は’98年7月。おりしも、『タイタニック』が大ヒットしている中、ひっそりと公開されていました。そして、『タイタニック』が堂々のロングランしている中、ひっそりと公開終了しました。
 私、ココで見逃すと、2度と見られないと思い劇場で見たら、ビデオのレンタルしやがんの!!しかぁし、コレは映画館の大画面で見るべし!何故なら、そのエキストラの数!1万人だって!圧倒されます!その、人人人……人の数!しかも、皆、一生懸命!服に火が付いてても根性で演技!!あれは、絶対スタントではなく本当に火が付いていた!?っと思う…。

 あっ!これもネタばればれになりそうだから、見てない人はコレ以上、読まない方が良いかも…。

 話は、高麗朝末期(調べたら14世紀のことだそうです)、皇帝(彼国の歴史勉強不足なんで、正式にどう呼ぶのか知りませんが、とにかく一番偉い人)が反乱軍制圧のため武器を増産する必要が生じた。そのために、農機具を徴収。農具を取られた農民は生活が圧迫されていく。そんな中、鍛冶屋のおじさんが武器を作るために集められた農具を、農民に返したことが発覚!捕らえられて、牢獄へ。で、獄死(ハンガー・ストライキによる餓死)。その魂が、死ぬ前に米粒で作った人形に宿って、プルサガリ(不可殺)へ。やがて、プルサガリは大怪獣となり、反乱軍と共闘、皇帝を倒す。って言う、一寸『大魔人』!?な話。

 結構、細かいとこ―例えば、米であんなに精密な人形作ることが出来るなら、鍛冶屋やめて人形職人に成れるョとか、お米を玩具にしてはいけませんとか、飢え死にする前に、人形作る暇があればそれ食えよと言う―にツッコミも出来るんですが、それは本当に些細なこと。
 この映画の凄いところは、そのラスト。日本の勧善懲悪怪獣もの(eg.『ガメラ』)なら、戦い終わった怪獣は、空にでも帰れば良いが、こいつは帰りません!それどころか、ただの大飯食らい!書き忘れたけど、プルサガリの主食は鉄です。だから、せっかく勝っても、鉄=農具食べるんだから、農民にとったら前と変らない。農具もっていくのが、皇帝かプルサガリかの違いだけ。
 っんでどうするか?殺すんです(いや、“不可殺”だから、この言葉は適当でないか?)。まっ、兎に角、死んでいただくんです。その、いただき方が、またなんと言うか…。くっーぅ!流石にコレ以上書くのはルールー(ナンの?)違反になるから書かないけど、絶対、見るべし!

 しかし、良いのか「偉大なる、ご首領様」の国で、こんな映画作って。
 あまりに、短絡的で書いている本人が「そっか?」って思ってるんだけど、“核=プルサガリ”って置き換えるとねぇ。やっぱ、一寸、違うか?おんなじ理由で、皇帝=○○○(ジオ規制っ!)ってのも!?
 いや、そのー、ええっと、そう言うことです!

 プルサガリのフィギヤ欲しいぞ!でも、そのお金が“テポドン”に成って帰って来たりするのは嫌だし…。だ・か・らぁ、そんな剣呑なもの持たないで(^_^;)!

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