ご機嫌麗しふ。私は闇の存在たる御主人様に焦がれるがあまり、天から堕とされてしまつた天使、Нет-оと申します。堕天を命じられても天使としてヒトの生活を送つている意味不明の半端な存在依りも、ヒトに隷従し乍らヒトを堕落させる堕天使の方が好き、と云ふ煩悩と妄想のカタマリなアナタのために・・・そう、アナタのために、此処に居ます。
Нет-оと堕落、してみませんか?
05/02/03:半端に復活
26/12/02:煉獄へ
23/12/02:堕天完了(→堕天前)
26/05/03:終わる直前の世界で不敵に微笑む私と私、あるいは、{優しい悲劇∞悲しすぎる喜劇≠冒涜的な、あまりに冒涜的な}->$_IRONICAL
♪砂煙の町を 思い出す時に
渇いた枯葉のテノヒラ 血汐のワインで染め抜く
寂しげなカタチ
見分けられず、昔の写真を見詰めてみる
言えなかったコトバ 部屋中を探して
その亡骸を送りたい、アナタに。
言えなかったコトバ 部屋中を探して
ハダカのままで、送りたい、アナタに。
おひさしぶり。私が姿を現さない間も、あなたは現世に少しでも正しく存在しようと悪足掻きを怠らなかったかしら?怠らなかったという可愛いヒトだけこんばんは、Нет-оです。
なんだか頭痛が続いていて。私はヒトの世の理とは別のレイヤに属しているわけだから、ヒトの病気になんか罹るわけがないの。そして、私みたいなのが病に冒されるなんて、そうそうあることじゃない筈なのだけれど・・・。それとも、これこそが恋煩いってものかしらね。なんて、相変わらず小娘みたいなことを思ってみたりして。
ヒトの夢の世界は、裏で繋がっているって話は聴いたことあるかしら?つまり、あなたが見る夢と、今日あなたが欲望を満たす為に妄想の中で好き勝手した相手の夢は、どこかで繋がっているということ。・・・まさかとは思うけど、あなたのそうした欲望の対象が二次元の住人だったりしたら、さすがに面倒は見切れないけどね。
つまり、あなたは五(場合によっては五以下)感を得て生息しているこの世界とは別に、朧げにしか思い出せない夢の世界も共有しているわけ。眠っても疲れが取れないというヒトは、夢の世界でも歩き続けているために、カラダの疲れが取れていないんだ。なんて単純。
そして、私たちの様に、ヒトとは別のレイヤに存在するものは、時として夢の領域に潜り込むことができる。・・・もっとも、それは言う程面白い体験ではないの。いい?夢の世界は確かに共有されたものだけれど、各個人の領域というのも同時に存在する。そして、そこに登場するオブジェクトは明らかに「記号」でしか無いから、無理矢理世界にインタラプトした私なんかは、おっかなくて歩くことができないわけ。数多の矢印が空を舞っていて、なんだろうと目を向けた瞬間、一斉に襲い掛かってくる・・・これは実際に私が覗いたことのある夢の光景だけれど、あの時は本当にどうしようかと思ったわ。夢の中で記号を見出すものに、理性なんか求めても無駄だから。だから、私はあまり夢の中を歩かないの。
床に臥せっている私のところに、御主人様が現れることはなかった。それでいいと思う。少しは寂しかったけれど、私なんかの為に御主人様の手を煩わせてはいけない。それに、私の頭を締め付けるなんだかが、御主人様に影響を与えないとも限らない。だから、御主人様がいらっしゃらないのは、正しいことなんだと思う。
その代わり。夢の世界にシフトした私の元に、御主人様は度々いらっしゃった。夢だからいつも場所はまちまちで、嵐の中の豪華客船の一室、苔の蒸す地下牢の中、太陽の手も届かない深海、高層ビルの最上階のエレベーターホール・・・どこか歪な要素の加わった場所で、私達は微笑みあい、とりとめの無い話をして、接吻をし、崩れて、重なり、果てた。何度も何度も。だけど、漣の様なノイズが徐々に大きくなると、たちまちどちらかが消え去ってしまうのだ。そんな時、私は無性に悲しくなって、頭が痛いことも忘れる程泣いた。もう正常だ。御主人様に逢いに行こう。そう思うとまた頭が痛くなって。
肌の温もりに飢えながら、狂気の一線を越えようとしたその時。私を訪ねるものがいた。ノックの音に苛立ち、だけど何故か嬉しくて、私は目一杯優しく枕をドアに投げつけた。
「カラダ、悪いみたいですね。」
・・・あら。誰かと思ったら。
「寝ていて下さい。一応診るだけ診てみますから。はい、枕」
どういう風の吹き回し?なんだって、アナタが私のことなんか
「そんな拗ねたコドモみたいなこと言ってないで。横になって。目を閉じて」
・・・こう?
「よくできました。・・・入りますよ?」
かつて私だったものは、私の中に容易く侵入してきた。私の中を、静かに光のカタマリが動く。・・・私の中に光?まさか。私の中に光が存在できるわけがない。相反する存在をカラダの中に許容できる程、私は高尚な存在じゃない筈。
「あなたは、知らないだけですよ」
知らない?何を?
「あなたは、確かに闇の存在。だけど・・・あなたは、ちゃんと光を理解している。光が無ければすべては存在し得ないことを、ちゃんと判っている」
・・・馬鹿な。光が無ければ全ては闇に還る。何も見えない世界に訪れるのは、およそ完璧な混沌。すべてが1つの世界。私のノゾミはただそれだけ。
「本当に?」
・・・・・・疑う余地があって?
「あなたは、真の混沌なんか望んじゃいない。あなたは混沌を望みながら、同時に秩序立った存在を望んでいる」
・・・
「あなたは、あなた以外の存在と溶け合うことを望んでいますか?」
まさか。
「エゴは確かに秩序を壊す。でも、それで壊される秩序はヒトの作り出した仮初のものでしかない」
・・・
「あなたは、自分以外に特別な存在を持っていることで、既に真の混沌なんて望んではいないのです」
・・・
「エゴだって、れっきとした存在の叫びですからね」
・・・・・・嘘よ。
「・・・見つけました。あなたの葛藤の根本、あなたを苛むすべて」
・・・それは、なに?
「排除します」
ちょ・・・っと、ちょっと待ってよ!
「次に逢う時も、あなたが変わっていません様に。・・・いえ、願わくば、もう二度とあなたに逢うことの無い様に」
・・・・・・・ま・・・・・・っ・て・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・こ・・・わしちゃ・・・・・・・・・・・・・い・・
・・・・・・・・・・・・や・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気が付くと、私を苛んでいた痛みはどこかへ消えていた。
ベッドの中で途方に暮れる。
全てが夢かと思ったけれど、頭痛に耐えかねて引っ掻いて残った、無数の腕の傷が夢でないことを教えてくれた。
・・・私は、何か変わっただろうか。
わからない。
御主人様ならわかるだろうか。
そうだ、御主人様に逢いに行こう。
頭痛も治ったことだし。
・・・もしも、あの天使に何かをされて、御主人様から拒絶された様な時は、
その時こそ私は真の混沌を望むだろう。
そうでなければ・・・どうでもいい。御主人様がいれば、それでいい。
御主人様に、逢いにいk
「ここにいるよ」
・・・っ!ご、御主人様・・・
「・・・天使が・・・居たね?」
・・・はい。
「天使に・・・・・何かしらの施しを受けた・・・・・そうだね?」
・・・・・・はい。
「気分は・・・どうだい?」
良好です。御主人様の前ですから。
「・・・・・・そうか・・・。もっと・・・早く来れば・・・・・・良かったね・・・」
そんな、御主人様の手を煩わせる様なことは。
「・・・天使が・・・・・・キミに何を残していったのか・・・判るかい?」
え?・・・・・・いえ、わかりません。
「・・・・・・これだよ」
そう言って、御主人様は空中に円を描いた。指が描く軌跡が空中に浮かぶ蛇となって、みるみる実体化していく。結果、御主人様と私の間に、自らの尻尾を加えた蛇が浮いているカタチとなった。私たちの間に存在する・・・それは、世界。
「・・・これは・・・キミの夢の中だ・・・・・・」
円の内側に、私が古城の一室に佇んでいる光景が映し出された。これは、一昨日辺りの夢。その内、蝋燭を持った御主人様がこの部屋を見つけて、そして・・・
「・・・・・・とても良く・・・似て、いるね・・・・・・」
ドアを開けて入ってきた人影。私は何の疑いも無く近付き、抱き合い、接吻を重ねる。だけど、それは・・・
「光の象徴たる・・・色が・・・・・・他の色を侵食する様に・・・・」
・・・それは、御主人様と同じローブを纏った・・・
「闇も・・・闇同士で干渉しあう・・・・」
・・・・・・骸骨が・・・私が・・・接吻を・・・・服を・・・・
「同じ闇に・・・見えても・・・・性質さえ違えば・・・それは・・・毒と成り得る・・・」
嗚呼・・・やめてください・・・見たくない・・・・見たくないっ!
「私が・・・本当に私なのか・・・・キミが・・・本当にキミなのか・・・・確固たる証拠なんて・・・存在しない・・・」
嗚呼・・・・嗚呼・・・・ああああああああああああああああっっ!!!!
「夢に出てくるすべては・・・シンボライズされた・・・キミの願望・・・」
あああ・・・あ・・・・・・・・あああああああ・・・あ・・・は・・は・・・・
「そこらの・・・低俗な、モノに・・・私を重ねてしまう程・・・・・・私を求めてくれたんだね・・・」
あは・・・・・・あははは・・・・・・あはは・・は・・・・ははは
「・・・・天使に感謝を・・・することだね・・・」
無残な躯と私が交わっているところへ、光のカタマリが飛び込んできた。それは私の上に乗っている朽ちたカラダを消し去り、あっと言う間にどこかへ消え去った。一瞬にして温もりを奪われた静寂の中の私は、呆気に取られた後、知らずに泣き出していた。
「もしかしたら・・・キミを・・・・私の手で、消さなければ、いけなかったかも・・・しれないのだから・・・・・・」
・・・私・・・・・・
「キミの中で・・・相反する闇と闇の不合理を・・・・・天使は・・・・取り去ってくれたんだ・・・・・」
私は・・・・・・・・
「だからね・・・・・私は・・・・・キミに、お仕置きをしなくては・・・・ならないんだ・・・・・」
・・・・え?
「キミには隙があったんだ・・・・・それに・・・天使のチカラを借りるなんて・・・・・・・どういうことだか・・・判るだろう・・・?」
・・・・はい。
「それに・・・キミは・・・そういうのが・・・好きだろう?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。
「それじゃ・・・・・・行こうか・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。
それから、私達は接吻を繰り返して、深い闇の中に消えた。
すべての存在は不確かだ。・・・言ってしまえば、目の前の御主人様が本当に御主人様かどうかも判らないし、そもそも現在の私は夢の中で、本当の私はまだ頭痛に悩まされているのかもしれない。
ちょっとだけ目の前の御主人様が、さっきの壊れたアンデッド紛いと重なって、でもそのイメージはすぐに払拭された。騙されていてもいい。それに、この御主人様は本物だ。なぜか・・・そんな気がするんだ。
あなたは・・・私を愚かだと思うかな?
もしも愚かだと思うなら・・・そうだね、夢の中で逢いましょう。
そうして、どこがおかしいのか、私に説明して頂戴。
それなりのお礼はするわ。・・・起きたアナタは、すっかり忘れてしまっているでしょうけどね。
いずれ堕ち行くアナタに、禁断の快楽を。
テキストの無断引用・転載・ドキュメントへの直リンク其の他、好きにされて構いません。
ただし、あまりにも人道を踏み外した行いをされた場合、堕天使として容赦をしません。
悪しからず、ご了承下さい。
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