DEPTH-深層



人間の精神の深い所には何があるのか。今回は俺一人の見解になるが書きたいので読みたくなければとっとと戻って下さい。深層心理に実際に何があるか等証明のしようがない。


精神はパッと見非常に複雑で解きにくそうな感じを受けるが以外にそんな事はないのかもしれない。余りにも単純な構造すぎて逆に解けないという事も世界には無数に存在する様に。最初に難しいものだと思い込んでいるせいで余計な事にばかり目がいって、その構造自体には注意がいかないのだろう。
「精神の1番奥深いところには何があるのか」
何があるのか見つけるにはまずその構造を知ってからでないと難しい。いきなり建物の中に入って目的のものを見つけようとしても困難を極める。同じ所を行ったり来たりで翻弄される。だが最初にその構造を知っていれば迷う事は少なくなる。


いったいどんな構造をしているのか。解り辛い人の心のせいか、その先はとてつもなく複雑な構造だと思ってしまう。精神の最も深いところにはなにがあるのか。記憶、遺伝、存在、自我、無数に浮かんでくる想像出来るものは返って邪魔だ。人間の精神はよく「宇宙」と同じように捉えられる事がある。或いはそれに近いものと仮定したとしよう。宇宙も我々の精神も同じようにどこから発生したものかは解らない。だが発生した時には互いに殆ど何も持ち合わせていない。全て周りからもらった色々なものが次第に増えていき最後にはなくなる。

構造なんていうたいしたものなんて存在しない。割合でしかないのだ。まず基盤となる器がひとつ。その中に大きさを区別して配置されていく。大切なもの、どうでもいいもの、そうやって精神の中には無数に縦横無尽に色々なものが配置される。その中に「自我」「記憶」「存在」「欲求」等が構成されていって今のあなたの様な精神が出来上がっている。縦も横ない、宇宙と同じように。そしてその中の天体に大きさがあるように精神の中にあるものにも自然と占める大きさの違うものも出てくる。


よく考えてみれば、深層心理という言葉自体が既に間違っている様な気さえする。深さ等ありはしないのだから。ただ、解り辛い場所にあったり、小さかったり、何かに溶け込んでいたりするモノが「解り辛いもの」として「深層心理」にあるものとしてかたづけられているだけかもしれない。



では曖昧ではあるが、大体の人間のその「深層」にあるものとはいったいどんなものか。別にたいしたものは無い。親からの遺伝記憶や幼い時の記憶、そんなものだろう。

一体精神の中にある色々な存在はどんな役割をしているのか。簡単に言えば全体を形成する「パーツ」でしかない。パーツと言ってしまうと簡単だがパーツのうち何かひとつでも欠ければ全体が崩れていくのは誰にでもわかるが問題はそこにある。全てを形成するものにバランスは非常に重要な役割を果たす。機械で考えると極端すぎるが解りやすい。何かひとつでも部品が欠けるとその性能は落ちる。重要なパーツが欠ければその機能は完全に停止してしまう。精神も同じだ。深層心理にあるものが大切なものとは限らない。精神世界にある重要なものが欠けると危険なんだ。或いはその重要な部分に触れたり、傷をつける事が。

重要な部品に傷をつけられた機械は暴走したり機能を停止すると今書いたが人間も同じ。そして重要なものはちゃんと防護されているとも限らないし、重要なものは無数にある。非常に解りやすいところに配置されている事もある。例えばCD等のオーディオ機器。CDを読み取るレンズは非常に解りやすい位置にあって、傷も受けやすいが最も重要なパーツのひとつである。人によって異なるがそういったものが触れやすいところにある人もいる。ちゃんと自分で認識していないと危険だ。



「深層心理」にある見つけ辛い存在。
なぜ見つけ辛いのか、単純に考えるならばこういった事になるだろう。精神も宇宙と同じように広がれるところまでは広がる。まだ小さかった時に配置されたものは自然と奥の方に残っていき当然解り辛い。「自我」や「プライド」といったものも精神の中には存在する。誰かに傷つけられた時の記憶や思い出すと辛くなるもの等はその自我やプライドと精神の中でぶつかり合う。そして自然とその存在能力の強い自我やプライドの中にその虐げられた記憶や嫌な事は取り込まれてしまい、解り辛くなる。そいったものは自我やプライドといったものを傷つける存在なので「自我」や「プライド」にしてみれば出てきて欲しくないわけだから殺してしまうか取り込んでしまい、解り辛くなる。
取り込んだ程度の場合、何かのきっかけでそれがまたその姿を現して自我等を傷つけた時に悪い結果の場合精神障害を引き起こしてしまうのだ。精神科医等は外側からその虐げられた記憶等の力を弱らせる等して以前の様に自我等が出てくるのを助けようとする。



人間の精神は構造自体は単純だが中にあるものは非常に扱い辛い。勿論人の心の中に入り込む事自体も簡単だ。けれど余り深くに入りすぎると中々抜け出せないかもしれないし、出てくる時に途中の何かに触れて傷をつけてしまう事もあるだろう。曖昧な表現だがなんとなく解って頂ければ幸いだ。



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