ここでは、語学留学の場合の手続き(自己手配)についてお話します。
斡旋業者にお任せの人も、自分で用意するものはたいてい同じです。チェック項目として参考にしてください。
手順
2.は近頃移民法が厳しくなりましたので、要注意です。
学校に申し込み(Apply)
語学学校は先着順に受け付けます。夏のクラスはとても混むので、早めに申し込みましょう。
学校指定の申込書(資料請求時に同封されているはず)で申し込みます。
詳しくは申し込み方法を辞書を利用してよーく読んでくださいね。
スペルミスなどに気をつけてください。特に名前などのスペルで誤りがあると、後々面倒で、時にはビザの手配や出入国にまで影響しますから、ほんと注意してください。
この時、申し込み金(Apply Fee)、預金残高証明書、パスポートのコピー、保険加入など求められることがあります。
預金残高証明書
預金残高証明書は留学予定期間の学費と生活費が十分であることを学校側に証明するものです。学校側は生徒のパスポートのコピーと残高証明書を保管するよう義務づけられています。必要な生活費は地域により異なります。どのくらいの残高が最低必要かは、申し込み要項に基準が書かれています。できれば少し多めに用意しておくと何かと手続きがスムーズです。
預金残高証明書は取引先銀行で英文で発行してもらいます。銀行ごとに所定のフォームが決まっていますが、学校によっては学校が用意したフォームへの記入を求められます。
銀行によっては原則として所定のフォーム以外発行してくれないところもあります。(何という怠慢でしょう!)発行してくれない場合は、さっさと別の銀行に変えましょう。参考までに、私の時はCiti Bank、三和銀行と取り引きがありましたが、三和銀行は交渉後も決まったフォーム以外では発行できないということでした。Citi Bankはしぶしぶですが、支店長裁量で発行してもらえました。話によると、海外に強い住友や東京三菱だと話がスムーズなようです。Citi Bankもその機能は海外には強いのですが、外資の感覚をそのまま日本に持ち込んだといった感じで、対応はイマイチ・・・でした。
また、スポンサーがご両親など本人以外の場合は、ご両親の預金残高証明書を用意します。この時は、証明する預金が子供のために用意してある旨の記述が1行必要です。
この預金残高証明書はビザの取得や出入国時などに必要になってきますので、この時に同時に2−3通用意しておきます。(この場合は銀行所定のフォームで。)
必要書類を先方へ郵送後、2−3週間ほどで入学許可証(I-20)が送られてきます。これがないとビザの手配ができません。また、入学まで日程が押しつまっているようであれば、郵送にFedexなどのサービスを利用する、急ぎの手続きを依頼する手紙を同封する、まめに学校側に電話やメールで連絡を取り合う、などしましょう。
ビザの手配(この話はちょっと長いけど、大切!)
入学許可証(I-20)が送られてきたらビザの手配をさっそく始めます。
ビザは申し込んでから約1ヶ月(年末年始・GWなどにぶつかるともっと)ほどかかると言われていますので、早め、早めの行動が必要です。
ビザの申し込みは自分ですることもできますが、しかるべき旅行代理店などに代行してもらうことをオススメします。自分で申し込む場合にビザが取れないケースが非常に多いようですからちょっと出費ですが、代行の方がなにかと安心です。
代行料は旅行業者の場合でおよそ7000円から15000円くらいの範囲です。この金額の差は旅行業者の違いによるだけでなく、申し込む人の状況により料金が異なることも。要するに取得が困難であることが予想される状況だと少しお高くなったりします。以前ビザ取得でトラブルがあった人などの場合だと思います。また、留学斡旋業者も代行してくれることが多いですが、総じてお値段は高めの設定が多いです。
実は社会人の語学留学のためのビザ取得は少し厄介なのです。(大学学部・大学院に留学の場合はたいてい大丈夫ですよ。)特に、20代後半以降の未婚女性には厳しい。ですから、できる限り用意周到で行きましょう。
申し込みに必要なものは、入学許可証(I-20)・写真・預金残高証明書・在職証明書・在職中の給与明細・推薦状や身元引き受け証明書・エッセー・パスポートなどです。すべて揃わなくても申し込めますが、それだけ取得確率が下がります。どうすればビザが下りるかという明確な基準は明らかにされておらず、大使館員の裁量に大きく委ねられています。代行業者は今までのノウハウや情報からどんな書類を用意したらよいのか提案してくれます。不安な事柄があれば相談してみてください。
入学許可証(I-20)
学校から郵送されてくる
写真
サイズ・・・忘れました。よい印象を与えるものを。
預金残高証明書(英文)
できれば、必要より多めに。アメリカで違法に働いたりする必要はありませんよ、とアピール。
在職証明書(英文)
在職中の部署名・在職期間など。会社のロゴの入った正式な便箋で、社印もお忘れなく。
在職中の給与明細
大切に保管しておいてくださいね。できればすべて。
推薦状や身元引き受け証明書(英文)
戻ってきた時の再就職先が決まっている人は、カンタン。その旨会社に一筆書いてもらいます。
要するに、アメリカでは就職しません、留学終了後は速やかに日本に戻ってきますと証明するものが必要。
就職先が決まっていない場合も、留学終了後日本で再就職する強い意志を何らかの形で示します。
たとえば、辞める会社と良好な関係があるのであれば、帰国後その会社に復帰する予定である旨のレターを書いてもらうというのも一つの手です。実際にその気持ちがない場合ちょっと後ろめたい気持ちもしないでもありませんが、あくまでも『予定』という姿勢で貫けば問題ないでしょう。また、親類に自営業者がいる場合なども同様にできるケースですね。
どうしてもそういったコネがない場合は、ご両親のお名前で『留学終了後速やかに日本へ帰国することを保証します』といった内容のレターを書いてもらいましょう。
(以上の案は、私が依頼した代行業者による一般的な案です。)エッセー(英文)
留学の目的。何を勉強するのか。A4サイズ1−2枚程度で。また、エッセーの中で、さりげなく留学終了後に日本に戻る意志をアピールします。
パスポート
パスポート本体をしばらく預けます。したがって、ビザを待っている間は、海外旅行に行けません。
パスポートにビザが貼られてきます。
なお、提出した書類は原則返還されます。
ふう、面倒でしょ?留学マニュアルにはこんなに書かれていなかったけど、これは、ほんとです。斡旋業者を検討している段階で、だいたいどこでもこういう物を用意しておいてくださね、と言われます。特に推薦状や身元引き受け証明。
原則は面接は無しですが、場合によっては、大使館に呼び出されて面接をしなければいけないこともあります。(ちなみに私はありませんでした。)
留学の目的や、帰国後のことを聞かれるようです。面接後、場合によってはビザが下りないこともあります。
どうやら前述の通り、20代後半以降で会社を辞めて留学するケースが『あやしい』と思われがちなようです。というのも、グリーンカード目的で現地の男性と偽装結婚する恐れがあるのでは、と危惧しているらしい。
過去に留学経験がある人(留学したことがあるんだから、語学留学の必要はないでしょう?ってことらしい。)やアメリカと日本を頻繁に往復している人(ビジネス目的では?ということらしい。)も時々引っかかるようです。
こんなくだらない疑いを掛けるINS(移民局)を少々失礼ではないかと思いたくもなりますが、彼らの目指すところは、「勉学目的の人には喜んでビザを出しますよ、自由の国アメリカですから。しかし・・・・不当にアメリカ市民の就労機会を脅かす人はほうっておきません。我々の第一の使命はアメリカ市民を守ることですから!」
ということです。
当時私も20代後半へ突入、でも私の場合は万事スムーズに行ったので、「なーんだ、代行業者はずいぶん脅しちゃって・・・・。」と内心思っていたのですが、留学してみると、周囲の人は結構ビザで苦労しているので、自分がラッキーなことが分かりました。
また、ビザを晴れて取得できても、空港で入国を拒否されることも稀にあります。
対策としては、必ず往復の航空チケットを持って留学終了後の帰国の意志を明らかにする、アメリカで労働したいといった類の発言は絶対しない、名前の通った大学付属の語学学校にApplyするなど。
時々あるケースとしては、あまり知名度のない語学学校に入学予定の場合、その場でI-20にある学校へ電話で確認がされることもあります。この時点できちんとした手順でことが進んでいれば何も問題はありませんから、パニックにならずに冷静に対処しましょう。くれぐれも係員に失礼な態度を取ったりしないこと。暴力を振るわないのは最低限として、暴言を吐くだけでも公務執行妨害だのなんだのというケースになることもありますから、気をつけましょうね。
上記の作戦は、あくまでもごく一般的なケースです。
個人により戦略も違ってくると思いますので、代行業者など専門家と相談してくださいね。
住居の手配
たいていの学校で、ホームステイ・レジデンスホテル・ホテル・アパートなどの斡旋や紹介をしています。
まずはホテルやレジデンスホテルに滞在してから落ち着き先を探すという方法もあります。
現地に知り合いがいるようであれば、情報を提供してもらうのもいいでしょう。
レジデンスクラブとは?:
長期滞在者向けの格安ホテル。International Studentや長期出張者が多い。食事つきのところが多いが食事の質は評判がよろしくないところが多い。食事は外食してもそれほど高くないし、地元のおいしいお店を巡るという楽しみもあるので、食事ははずすことをオススメ。
航空券の手配
HISなど格安ショップを利用するとよいでしょう。航空会社のマイレージ制度ももチェック。2−3回日本とアメリカを往復すれば、アメリカ国内か、日本・アジア間はただで旅行できたりします。できれば往復チケットを用意。