其の壱
 友人から聞いた話です。友人は登山が好きで休暇になると
いろんな山を登りに行き、全国各地を飛び回っているヤツでした。
友人が登山仲間を連れて5人で雪山に登った時のことです。
突然の吹雪で仲間が1人倒れて、このままでは凍死してしまう、
と偶然見つけた山小屋の中に避難したそうです。
そこは小さく、そまつな建物で、あかりなんてなかったそうです。
しばらくして、とうとう倒れた仲間は凍死してしまいました。
このままではみんなも凍死してしまうと考えた友人は
あるゲームを考えました。死体を部屋の真ん中におくと、
1人ずつ部屋の隅に座ると暗闇の中でゲームを始めました。
まず友人が壁ずたいに走り、先にいる仲間の肩を叩く。
叩かれた人は同じように壁ずたいに走り、先にいる仲間の肩を叩く。
さらに次の人もそれをやり、何回もくり返す。
眠りそうになっても肩を叩かれるので目を覚ます事ができる。
それを4人は朝までくり返しました。
朝になると吹雪はウソのように収まりました。
4人は無事、下山する事ができ、友人は今も登山に夢中です。
ですが僕はこの話を恐ろしいと思っています。
考えれば分かりますが・・・このゲームは4人ではできないのです。
4人だとどうしても1周で終わってしまうのです。
一体、友人達のゲームに参加していたのは誰だったのでしょうか・・・

其の弍
とある江戸時代の処刑所跡で実際に起きた怖ぁ〜い体験…
怖いもの好きのYさん、Uさん、Wさんの3人は
処刑所跡へと肝試しに来ました。
そこの首洗い井戸は今では厳重に封印されているみたいですが
それまではシートでかぶせてある程度だったみたいです。
Uさんはシートをどけて写真を撮った模様です
…これがとんでもない過ちを犯していたなんて…
写真の現像が終わると同時にUさんは高熱にうなされました
病院にいっても原因はわからなかったそうです。
写真はWさんが保管していたみたいですが、翌日Wさんの
家がボヤを起こした模様…<火元でもないような寝室で>
怖くなったWさんはUさんを連れてお寺の住職に相談したところ
『これは大変だ…』とつぶやいた直後、読経を始めました。
何時間も何時間も読経を続けた結果、Uさんの容態も回復した模様
《いったい、写真には何が写っていたんでしょうかねぇ》
《住職さんは何を見たのでしょうか》

其の参