たわごと
過去ログ、目標100話!!
No.26 妊娠できた('04/01/18)
目が覚めると、頭と顔がかゆくてかゆくて仕方なく、私は皮膚をかきむしりました。私の顔を見た夫が、「顔どうしたの?」と言うので鏡を見てみると、顔の左半分が地図状に赤く盛り上がっているではありませんか。治ったと思っていたじんましんがぶり返してしまったようです。つい先日、太ももから始まったじんましんは全身に広がり、約1ヶ月半に渡って私の体に居座り続けたのでした。もうあんなかゆい思いは御免です。
勘弁してくれと思いつつ、体温を測りました。毎朝自分の体温を測るのは私の日課です。ここんところ、36.70〜36.90℃付近を行ったり着たりしていました。昨日も体温はそれなりに高い値でした。
また全身にぶつぶつが出ると困るので、近所の皮膚科で行くことにしました。この皮膚科の先生はいつも病名を言いません。でももらう薬はじんましんの薬なので、私はいつも「じんましん」だと思っています。
処方箋を書いてもらうとき、どこの先生も「妊娠していますか?」と私に聞きます。それに対して、その月の生理が来ていない場合には、「妊娠は・・、しているかもしれません」と私は結婚後答えるようにしています。万が一、「していません」と答えて飲み薬をもらって、後になって妊娠していることが分かったら大変じゃないかと思っているからです。結婚していて避妊していない女性というのは、「妊娠してますか?」という医者の問いに、「しているかもしれません」と答えるべきだというのが私の考えであります。
いつもなら「そうですか」で終わるその先生が、「熱はありますか?」と聞いてきたのです。「微熱が続いています」と私は答えました。それに対して先生は、「すぐに産婦人科に行った方がいいかもしれませんね」とのたまう。「そういえば生理も少し遅れ気味だし、ちょうどいいから検査してみよう」と思い、病院帰りに妊娠検査薬を買って帰りました。トイレで早速、その検査薬におしっこをひっかけてみたところ、陽性反応があったのです。
私はそのスティックをすぐさま夫に見せ、急いで午後の診察を行っている産婦人科を探しました。インターネットによると、先ほどいった皮膚科医院の先に午後診療をやっている病院があるとのことでした。
中に入ると人はまばらで、受付の女性がけげんそうに私を見つめていました。「ここは初めてなんですけど、産婦人科にかかりたいのですが」と言いました。すると受付の人は、「あの〜、うちは産科はやっていないのですが〜。検査だけとかならできるんですけど〜。里帰り出産を希望してるとかですか〜?」となんか嫌な感じの返事をしてきました。他の病院があいているなら「そうですか」と、さっさとその病院を去るのですが、そういうわけにはいかなかったので「検査だけで結構です」と答えました。
「妊娠は病気じゃないから費用は実費になりますがよろしいでしょうか〜。こちらの問診票を書いて出してもらえますぅ〜?」と、無愛想に問診票を差し出されました。「最終月経の日」、「その前の月経の日」、「結婚しているか」、「性経験はあるか」など、プライベートな事柄に答え、先生に呼ばれるのを待ちました。
少し待って診察室に通されると、そこには先ほどの受付の女性よりも堅物そうな男の先生。私は基礎体温票と妊娠検査薬のスティックを先生に差し出しました。先生にいくつかの妊娠の兆候について質問されましたが、気が動転している私はうまく答えることができず、とりあえず自分がなぜここに来ることになったのか喋ろうとしました。すると先生は、「ん〜。いいですか?あなたは私が聞いたことだけ答えればいいんです。わかりますか?」と私の言葉を遮断。持ってきた基礎体温票には目もくれず、検査薬のスティックに目をやると、「説明書は?」と聞かれました。慌てていたので、そんなものは持ってきてなくて、「すいません。持ってきてないです」と答えました。
「ん〜。作っている会社によって正確不正確があるし、陽性反応の出方も違うからねぇ〜」と、先生は難しい顔。そんなこと言われたって・・・、先生のおっしゃることはごもっともなのですが、あまりにも無愛想でつっけんどんなその態度が怖くて、私はぶるぶる震えるしかありませんでした。
「なんにせよ、診れば(超音波)分かることだから、あっち(内診台)に行ってください」と、隣の部屋に回されました。そこには、足を広げるためのペダルのついた大きなイスがあって、パンツを脱いだ私はそのイスに踏み台を使ってよじ登り、先生が登場するのを待ちました。
私の腰のところには小さなカーテンがあり、先生と直接顔を合わせることはないような構造になっています。そのカーテンの隙間から、超音波検査で使う棒みたいなものと、モニターが見えました。その棒を先生が私の股間に刺し、いろいろな方向に動かすと、モニターには灰色の大きな丸がいくつか見えました。先生はカチカチと何かを操作して、その画面をプリントアウトすると、「もう降りていいよ」と言い放ち、診察室に戻ってしまいました。
診察室に戻ると先生は、「ん〜。あなたには見えないかもしれないが、ここに薄い小さな丸があるの分かる?」とプリントアウトした画像を私に見せてくれました。灰色の画像の中に、大きな黒っぽい丸。その中に更に薄い丸が見えるというのですが、私にはどうやってもどの部分がそうなのかわかりませんでした。「みえないか?みえるだろう?これだよ」と、先生はおっしゃるのですが、でもわかりませんでした。
「ん〜。わからないならわからないでいいや。とりあえずあなたは妊娠していると思われます。いいですか?思われるってことですよ。まだ胎芽が見えないからなんとも言えないが、うまく生育してくればこういう感じで赤ちゃんが見えてくるから」と、いくつかのサンプル写真を見せられました。とりあえず子宮外妊娠ではないとのことでした。
「この妊娠検査薬はどうなると陽性なわけ?」と先生に聞かれ、私は「このスティックについている二つの四角い穴にラインが二つ現れれば陽性だと箱に書いてありました」と私はやっとの気分で答えました。とにかく先生が怖くて怖くて、そしてそれ以上に、自分が妊娠できた(まだ不確定だけど)ことがうれしくて、手が震えていました。
そのあと、先生に何を言われたのかよく覚えていません。流産のリスクとかいろいろ簡単に説明されたように思います。最後に先生が、「あなた結婚しているの?」と聞いてきたので、「はい、昨年の12月・・、違う一昨年です。もう一年が経ったんです。」と答えました。「昨年と一昨年はだいぶ違うよ」と呆れ顔の先生。それに対して私は、「すいません、動転してて・・」と答えると、緊張の糸が切れたのか、しだいに涙がこみ上げてきて泣き出してしまいました。
「また来週くるように」と、先生は私を診察室から追い出したのですが、待合室でも私がぐずぐず泣いているのを見て、「大丈夫だと思うよ」と言って去っていきました。流産のリスクのことで私が不安になったと思ったのでしょうか(最初は無愛想で怖くて嫌な先生だと思いましたが、悪い先生ではないのではと思えました)。
涙はなかなか止まらず、病院を出てから家に着くまで私は泣き続けました。道行く人が私を振り返るのですが、私は耐えるに耐えられず「くっくっ・・」と変な音を立てて泣くのでした。家に着いてドアを開けると、「どうだった?」と夫が出てきました。泣いている私をみた夫が、「どうした?悪い結果だったの?」と私を抱きしめました。「違うの。大丈夫なの。」と私は言うと、そのまま声をあげて泣きました。「うれしいの?」と聞く夫に、「うん」と答え、しばらく夫に抱かれたまま私は感情を吐き出しました。
病院の先生が怖かったこと、正月に赤ん坊の顔写真が入った年賀状がたくさん来て嫌だったこと、毎月毎月体温を測っては妊娠できずにため息をついたこと、いろいろなことが頭を回っていました。ひょっとしたら、来週の検査で赤ちゃんの姿が確認されないかもしれません。確認されたとしても流産死産のリスクはあり、100%確実に私は母親になれると決まったわけではありません。だけど、自分の体が妊娠できたということが今の私にはとてもうれしかったのでした。
それから一日が経ちました。おりもの(妊娠すると、股間から透明なネバネバがよく出るようになるそうです)が出るたびに、その色を確認せずにはいられません。もし血が混じっていたら・・・。鳥の卵で孵らないものがあるように、全妊娠の1/4は妊娠初期で流産します。自分の抱いている卵がそうでないことを祈るばかりです。
No.27 不妊と未妊('04/01/24)
昨日、アナウンサーの向井亜紀さんの子供が誕生するまでを収めたドキュメンタリー番組が放送されていましたね。夫といっしょに泣きながら見てました。最初に向井さんが代理母出産にトライしたときには、「そこまでしなくても・・」と思っていた私ですが、自分自身がなかなか妊娠できないという嫌な時期を迎えてからは、彼女を応援する気持ちがだんだんと膨らんでいきました。
番組を見るまでは、代理母出産って受精卵を借腹の母に移植するだけの簡単なものだと思っていましたが、実際には奇跡に近い確率でしか実現しないものだったんですね。
結婚する少し前、下腹部が痛いので婦人科にかかったところ、双方の卵巣に成熟しきっていない卵子がたくさん発生してパンパンに腫れていると言われたことがありました。エコーを見せてもらったところ、通常親指の先くらいの大きさといわれる卵巣が、そのときは鶏の卵くらいの大きさになっていて、なめこのようなものがいっぱい入っているのが見えました。
そのときは排卵誘発剤を使って卵をしっかり成熟させて排卵させる措置(未成熟だと排卵できないのだそうです)がとられたのですが、そのとき医師に、「ものすごい確率で妊娠しちゃうからHしちゃ駄目だよ」と言われたのでした。どうもそのときの記憶が先入観となり、排卵誘発剤を用いた向井さんは簡単に代理母に受精卵を預けられると考えてしまったのでした。
番組の内容は詳しくは書きませんが、誹謗中傷にさらされる中、向井さんと高田さんはよくがんばったなと思いました。代理母を含む不妊治療(代理母出産は治療とはいいきれないと考えますが)に対してはいろいろ物議を醸し出すところがありますね。私自身もかつては「不妊治療までして子供なんて・・」と考える人間でしたが、今は違います。今後なんらかの形で自分が不妊になってしまった場合に不妊治療というものに手を出すかどうかわかりませんが、少なくともその方法に手を出す人に対していらん口出しはしないと思います。黙って応援すると思います。
夫の知り合いに、何度も流産を繰り返す人がいました。その旦那さんは、「今度だめやったら不妊治療に手を出そうか真剣に悩んだ」と、私達夫婦に胸のうちを話してくれました。いま、この夫婦には生後3ヶ月の赤ちゃんがいます。この夫婦には幸いにコウノトリが来たんですけど、流産を繰り返すばかりで出産までいかないカップルも知り合いにいます。なかなか受胎しないカップルを見ているのは辛いですが、一度授かった赤ちゃんを失ってしまったカップルを見るのは筆舌に尽くしがたいものがあります。私にとって他人事ではありません。
そういう人たちが可能性を求めて不妊治療に手を出すことに、他人の私達が何を言えますでしょうか。倫理的に駄目だとおっしゃる人もいるでしょう。たしかに、クローン技術を使ってまで亡くなった人を復活させたいというのはやりすぎだと思いますし、死んだ人間の精子を使って妊娠するのもどうかと思います。でも、どうしても子供が授かれないカップルが可能性を求め、それを可能とする場を提供しようと考える人が存在し、双方合意のもとで行われるのであれば、私達他人は黙ってそのカップルを見守ることしかできないのではないでしょうか。私には、とても「そこまでしなくても」とか「あきらめなさい」とは言えません。・・というか、言えなくなりました。この辛さは経験した人間にしか分からないからです。
だから私は、不妊治療や代理母出産に対して「反対」とは言えません。あらゆる生殖技術を用いた治療を法改正してまで全面的に認めろとも言いませんけどね。
最後に付け足しですが、この「不妊治療」という言葉がどうもひっかかります。向井さんのような生殖器自体を失ってしまった方や、男性の無精子症とかの、完全に生殖が成立しないカップルに対して行うなんらかの治療なら分かるのですが、妊娠の可能性を秘めている人に対して「不妊」という言葉を使うのはよくないと私は考えます。誰かがあるHPで語っておられましたが、未だ妊娠に至らないという意味の「未妊」を用いた方がいいのではと思ってしまいます。
No.28 初めて手にした母子手帳('04/01/24)
今日は恐怖の健診日でした。先週、婦人科のおっかない先生に「妊娠していると思われます。でも今後どうなるかわからないのでまた来週来て下さい。」と言われ、一日千秋の思いで一週間を過ごしたのでした。毎日トイレで出血の有無を確認し、歩行中にお腹に痛みが走ったらすぐに休憩するとか、かなり気を遣った日々でした。結局鼻血が二日間出ただけだったんですけどね。
そんな今日は、夫を連れて病院に行ってみました。相変わらず人がまばらなこの病院。理由が分かりました。隣にもっと大きな総合病院があったのでした。先週、病院から出て帰るときに、知らない人に「○○病院はどこでしょうか?」と聞かれ、泣いててわけがわからなくなっていた私は、「さぁ・・、△△病院ならそこなんですが、もう一本奥の道ではないでしょうか」とでたらめを教えてしまったのでした。おばあちゃんごめんなさい。すぐ目の前でした。看板出てました。
診察券を出すとすぐに診察室に入れられました。相変わらず先生は憮然としてました。内診台にてエコー検査をしてもらうと、前回見えなかった(先生には見えていた)胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が大きく見えるようになっていました。先生は機械を操作してその画像を2枚プリントすると、さっさと診察室に戻ってしまいました。
え、リアルタイムで説明してくれないの?・・と思いつつ、しぶしぶ内診台を降りた私は診察室に戻りました。先生は何やらメモリのついたヨーヨーのようなものをグルグルまわしながら、「ん〜あなたの最終月経はこの日で〜・・、この画像の大きさからいうと〜・・・、ん〜。いま、妊娠5週と5日目ってところだな」とおっしゃいました。「計算上だと6週の大きさのはずなんだが、少し小さい赤ちゃんです。でも、あなたのその前の生理との日数を考えると、あなたの生理周期は30日以上かかるみたいだから問題ないでしょう。そうでしょ?」とギロッと見られ、「は・・、はい」と答えました。まぁ自分の生理周期は普段からバラバラだからなんとも言えないというのが本音・・。
とにかく、普段から28日周期ではないとは思っていたので、先生のおっしゃる通り、排卵が遅れたために赤ちゃんが小さいのだという言葉を信じることにしました。先生はそのヨーヨーみたいな計算装置をぐるぐる回しながら、「それじゃ〜ねぇ、今度来るまでに母子手帳もらってきてください」と言ってきました。
母子手帳は病院でもらえるものだと思っていた私は、「役所でもらえるんですか?」と聞いてみたところ、「え?あなたが住んでいる管轄の出張所に行けばいいんですよ。知らない?」と先生は怖い顔。「○○駅(隣の駅)の行政サービスセンターなら知っているのですが・・」と答えると、先生は「やれやれ・・」とばかりに地図を引っ張り出して言いました。「いいですか?ここがあなたの家。この交差点をあなたの家から見て左にずっと歩いていけば、あなたが住むところの管轄の出張所があるから。行ったことない?」「いえ・・、初めて知りました」
「あなたはこの場所に住んでどれくらい?」「一年と少しです」「こんな近いところ、普段から散歩とかで知っててもいいはずだよ?」「・・・」
ごもっともです・・・。出不精な上に、仕事で日中家を空けている身では近所に何があるか散策なんてとてもとても・・・。それを言ったらアウトなので、「すいません・・」とだけ答えておきました。
先生はまたヨーヨーをぐるぐる回しながら、「じゃ、受付で妊娠証明をもらっていってください」と、私にプリントアウトした画像のうち1枚を私に手渡し、診察室から私を追い出しました。それを追いかけるように看護婦さんが出てきて、「あなたの出産予定日は9月の20日ですよ」と教えてくれました。先生がぐるぐる回していたやつはそれを計算する道具だったようです。
受付では、次回の健診には母子手帳と各種血液検査のタダ券を持って「採血所」にくるようにと言われました。どうやら、エイズとか結核とかの血液検査の費用は行政が負担してくれるそうで、それは母子手帳といっしょにもらえるらしいです。でも、それ以外にいくつかある血液検査は実費で、しかも分娩は病気ではないので保険がきかず、エコー検査も入れると次回は3万円近くかかるのだそうです。だから今度くるときはお金を多めに持ってきてくださいとのことでした。今日払ったのはエコー代で5000円。先週も5000円でした。子供を産むのってお金かかるんだなぁ・・・。
・・って次はいつ来ればいいんだろう。「次はいつ来ればいいんですか?」と聞くと、「一ヵ月後です」と受付の方。え?そんなに後なんですか?この一週間ものすごく長かったのに・・・。
というわけで、今度は母子手帳をゲットしに行くことになりました。一度家に帰り、先生のおっしゃった出張所が今日やっているのかどうかインターネットで調べてみることにしました。でも、何度探してもその出張所がヒットしないのです。やっとヒットしたかと思ったら、「○○区民会議所(旧○○出張所)」ってなってて、どうやらなくなってしまったようです。「わたしの便利帳」なる、都民になったときにもらった冊子も調べたのですが、そんな名前の出張所は記載されていませんでした。
実際に見に行くのはおっくうだったので、隣の駅の行政サービスセンターに行きました。妊娠証明の紙といっしょに妊娠届を提出すると、マスク姿の女性が鼻をズビズビさせながら、「これが母子手帳です。そのほかいろいろ書類とか無料券とか入っているので目を通してみてください。」とそれらを差し出し、「いいお子さんを産んでくださいね」とにっこり。ありがたく頂戴して帰りました。
これが母子手帳なのか。また一歩お母さんに近づきました。これからまた一ヶ月、何事もなく過ぎますように。
No.29 体が変わっていく!('04/02/03)
今日は節分です。豆まきしましょう。そういえば、数年前からコンビニで「丸かぶり寿司」というのがこの節分の日に売られるようになりましたね。あれは何年経っても受け入れられません。あれって関西かどこかの習慣でしたっけ?関東のものではないですよね?それぞれ各地方で行われていることをわざわざなじみのない土地に持ってくるこたぁないと思ってしまうちょたろです。
さて、私の体も妊娠7週目に入りました。現在、私の赤ちゃんは重さにして4g。あと一週間待てば妊娠3ヶ月目に到達します。9週までいけば胎芽が胎児になり、流産の可能性が少し低くなるとのこと。早く一週間終わらないかな。
この数週間で体にいろいろ変化が出てきたので記録として書いてみたいと思います。
まず顕著なのが、「胸がでかくなった!」ということ。これは妊娠するとすぐ現れる兆候の一つなのだそうですが、私もご多分に漏れず大きくなりました。とりあえず1カップUP(中には妊娠初期で3カップUPする人もいるとか)。サイズが大きくなり、重くなりました。なんで分かるかというと、朝起きて寝返りうったときに、胸に重力を感じるからです。縁日で売っている水風船がごろっと転がる感じといいましょうか、「いてて、ちぎれる」って思うのです。イエローキャブの連中は毎日寝返りのたびにこんな重さを感じているのかしら・・・。
大きく重くなった胸を鏡で見て「はっ」としました。その部分だけ若返って見えるのです!これもなんといいましょうか、そこだけ容積が増えてぱんぱんになっているって言えばいいでしょうか。四半世紀を超えてしぼんでいく運命にある私の胸が、まるで高校時代のような重力に逆らうぷりんぷりんなおっぱいになっていたのです!なんとすばらしい!
知り合いにスレンダーなマダムがいるんですけど、その方が妊娠されたとき、あまりにも自分の胸が大きくなったので、結婚式のときに着たウエディングドレスをひっぱり出してきて一人で鏡を見ながら「ん〜、ボリュームアップ♪」と喜んでいたらしいです。そのときは、「え〜!」って笑ってしまったんですけど、その喜びが今になって分かるような気がします。叶姉妹のような、光沢のあるおっぱい。今、私の胸部はそんな感じに光っているのです!でももう少ししたら、もっと大きくなってみっともなくなってきちゃうんだろうな。
もう一つの変化は「つわり」。つわりにはいくつか種類があって、「食べづわり」「特定のものが食べたくなるつわり」「吐くつわり」の大きくわけて3つあります。「食べづわり」というのは、空腹になると気持ちが悪くなり常時何かを口にしていないといけないつわりで、「特定・・」は「すっぱいものがたべたい」とかで有名な気持ち悪さを抑えるために何か一つのものを食べ続けるというつわり、最後は食欲がなくなり何を食べても吐き出すというつわりです。ドラマでよく見られる「洗面所に走っていってゲロゲロ」・・・っていうのは最後のやつの仲間なんですかね。
私はどれかというと、どれもなんです。お腹がすくと激しく気持ち悪くなるのですが、何も食べたくはなく、でも「ジャンクフードを食べたい」と胃袋が申すのです。で食べてしまうと吐きたくなってしまうという困った症状。まだ吐いたことはないんですが、一度吐いたら吐き続けるだろうなと思って根性で耐えています。
頭では「食べたくない」なんですが、胃袋は「腹減った」というので困ります。胃袋が「焼鮭が食べたい」って思っても、それを焼いたり片付けたりすることを考えると吐き気がするのです。妊娠が分かった頃は生野菜しか受け付けなかったんですが、ここんところ胃袋がジャンクフードを欲しがるので体に悪いと思いつつ、少しずつ与えています。きゃつはポテトフライ・ポテトチップスが好物のようです。昨日、ポテチをぼりぼり食べる私を見た夫が一言、「俺達の子供は早死にするな」と言いやがりまして、我慢しようかなと思っております(子供の寿命は母親の妊娠中の食事で決まるって誰かから聞いてきたらしい)。
とにかくうるさい胃袋を黙らせるため、ここ数日はじゃがいもとたまねぎをコンソメで煮たものばかり食べています。作るのもおっくうだっちゅ〜に。
そして「だるさ」。風邪をひいたような節々の痛みと、倦怠感です。妊娠すると体温が上昇する上に、こういうだるさがあるので「風邪」と間違えるみたいですね。はっきり言って、これが一番よろしくない。仕事中、力が入らず、ちょっと姿勢を変えるだけでも「ふ〜」とため息が出るのです。休み時間になるたびに「椅子を並べて横になりたい」衝動にかられます。まるで胸の部分をさらしで巻かれて上に吊り上げられているような息苦しさ。耳鳴りもするし。これを読んでいる殿方のみなさん。風邪をひいてだるいとき、「妊婦さんはこんなにだるいんだな」ということを思い出してやってくださいましね。
最後は腹痛。これは実はすごく怖いです。下腹部痛というと、すぐ「流産?」って思って、下着の色を確かめにトイレにいきたくなります。「初たまごくらぶ(妊娠初期専用たまごくらぶ)」という雑誌によると、妊娠初期は子宮が大きくなるのに周りの筋肉がおいつかなくて「つられるように痛む」らしいのです。風船をふくらませるとき、最初の一口が一番力を使いますよね。今まさにその状態らしい。仕事柄同じ姿勢で座っている時間が長い私は、左右の下っ腹がズキズキチクチクするたびに椅子から立ち上がって腰をぐりんぐりん回すのですが、うっかりするとその一回しで「ぴきっ!」と下腹がつれてしまいます。腰もつられて痛くなってくるので、最近の私は歩き方がぎこちなくなってきました。
また、痛みの原因の一つに妊娠性の便秘というのもあるそうです。妊娠することによって出されるホルモンに腸の働きを悪くさせる作用があるらしく、往々にして妊婦は便秘&痔になるらしいのです。でも中には下痢になる人もいるらしく、私もその1人で軟便に悩むようになりました。
(実は夫もこの「お腹痛い」っていう私の言葉が一番怖いらしくて、「お腹痛い」って私が言うたびにヒヤヒヤしていたそうです。昨日そう洩らしてました。痛いものは痛いからなぁ。でも気をつけよう。)
私はこうやって母親になる感覚というのを強制的に味わっているんですけど、夫はまだぴんときていない感じです。つわりの私に気遣って、「ごはん買ってこようか?」とか「お皿洗おうか?」とか「何かすることある?」とか聞いてくれてもよさそうなんですけど、全然お手伝い志願なし。本人いわく、「安定期に入るまで安心して喜べない」らしいです。それとお手伝いは別物なんですけど〜。ぶつぶつ・・。
次の健診まであと3週間!長いなぁ。
No.30 押し付けはいけない('04/02/06)
今日、何気なくヤフーの掲示板を見ていて、とあるトピックに出会いました。掲示板の趣旨は、「子供を産まない決意をした人、産みたいけど産めない人、自由に発言して」というような内容でした。
なんとなくクリックしてって見てたのですが、最初は産まない人と産めない人が和気藹々と自己紹介したり自分の考えを述べたりしていて、「いいトピだな」と傍観させてもらっていました。ところが、途中から子持ちの女性が乱入し、「自分は子供を産むまで子供が嫌いだったけど、産んだら気持ちが変わった。産まない決意をした人は一度産んでみるべき。子供がいることで成長できる部分がある」というような(たぶんそんな感じ)発言をしたのです。
「余計なことを書きやがる・・・」・・・私はそう思いました。案の定、その発言に対して、子供を産まない決意をなさった方々から激しい抵抗がありました。そこへ新たに別の子持ち女が加わり、「子供は産んでみないとわからない」と言い出す始末。
こういう系統の掲示板っていくつかありますが、もともと子供をもたない生活をしていく決心をした方々が集うところなのに、なぜか子持ちが乱入してトピを荒らすんですよね。きっと、その人たちは荒らしているつもりなど毛頭ないのでしょうが。
産めない人は別として、産まない決意をした方にも理由はあると思うのです。家の事情、自分の仕事、子供が嫌い、子供を育てる自信がない、自分はほしいけど夫にその気がない・・・いろいろ。産もうか産むまいか悩んでいるというならば、上記のような発言は許されるでしょう。でも夫婦二人の生活をしていこうと決意されている方には、上記の発言は、いわば「余計なお世話」なんです。実に無責任な発言だと思います。
もともと子供嫌いで産む気なんてなかったのに出来ちゃって産んだ人が心変わりするのはよくある話です。でもそうならない人も中にはいます。子供好きで作ってみたものの、思い描いていた育児生活とは現実があまりにも違いすぎて心の病気になる人もいます。子供を望んでいた私だってそうなる可能性はあるのです。
「子供は産んでみないとわからない」というのは説得力ある言葉ですけど、良くも悪くもあるんですよね。それを理解せず、たまたま自分が子供を持って良かったからといって、人に子持ちの良さを諭すというのは、あまりにも筋違いで失礼なことだと感じます。
もう一つありました。産まない決意をされた方を社会のゴミ扱いする輩が出てくることです。政治でもそういう動きがちょろっと見られる部分があって、「子供がいない夫婦=社会に貢献する気のない夫婦」と勝手に決め付けるようなものを感じたことがあるんですけど、これもすごく失礼な話です。
少子高齢化に目くじら立てすぎているんだかどうだか知りませんが、子供を持たないことで社会から制裁を加えられる筋合いはないと思うのです。「産みたい人が産めるように」が基本です。「産む自由・産まない自由」という女性の権利が認められた影響はあるでしょうが、女性が子供を産みにくい社会だから日本は少子高齢化になったというのは否定できない話です。その辺、改善してもらえれば少しは出生率上がるんじゃないの?って思います。あと産みたいけど産めない方々の治療費を健康保険の対象にするというのも。
(子供ができるまで知らなかったことがあります。妊娠は病気ではないので、病院に行けば実費精算です。高額医療控除等であとあと戻ってくるお金であっても、経済的に余裕がなければ子供なんて作れないと思います。お腹のエコー写真一枚撮るだけで5000円です。)何はともあれ、作る気のない人に「作れ」って言う方がおかしいのです。
掲示板には、「将来、私たちの産んだ子供の税金で食べさせてもらうんだからあんたたちは社会のお荷物だ」という過激なことを書く人もいたんですけど、よくまぁそんなこと言えるなぁと思いました。この人の子供は、自治体にもよりますけど、赤ん坊のときに医療免除とか受けていると思うのです。そして義務教育で教育させてもらってるのです。その費用は子供がいない人からも出てるのです。子供を持たない人が、タバコやお酒を買ったら、そこには税金が含まれているわけで、ちゃんと納税の義務は果たしているのです。障害者の方にも同じような暴言を吐く心無い人がいますが、同じく税金をどこかで絶対払っているわけで、お荷物では決してないのです。
こういう言い争いを見ると切なくなります(だったら見るなよ)。人は人です。人の決断に、無責任な押し付けをしてはいけません。
子持ちさん(若年老年かかわらず)の「子供つくらないの〜?子供はいいよ〜」って言葉に何度、「それは私達夫婦で決めること!」「欲しいけどできないんだよ!」って言い返してやろうと思ったことか。
「兄弟いないの?一人っ子?かわいそう」「子供は?いないの?子供はいいよ〜」という、普段の生活で何気なくされる質問ですけど、はっきり言って人を傷つけます。これを平気な顔して言う人には、これが至極デリケートな話題だということを理解していただきたい。本当に!
自分はそうならないように気をつけよう。