ここでは童話のお話の紹介をします。
クリスマスキャロル
<あらすじ>
主人公のスクルージは金の亡者で心がすさんでいて、みんなから嫌われ者
だった。
ところがあるクリスマスイブの夜、クリスマスなんて馬鹿らしいと祝おうともしない彼のもとへ、
かつての商売仲間のマーレイの亡霊ががスクルージのもとにやってきて
このままではいけない、死後その報いとして苦しみが待っていると忠告し、
彼に過去、現在、未来という三人の幽霊と順に会うように命じた。
初めの幽霊がみせたのはスクルージの過去の姿だった。
貧しく孤独だった少年時代、なくなってしまった心やさしい妹のこと、
働き先の主人がわずかなお金しかかけられなかったがクリスマスに自分達を楽しくしてくれたこと、
馬鹿にされたくないという思いで金儲けに走りそのことで恋人とわかれるはめになったことであった。
次に現在の幽霊がみせたのは今クリスマスを祝う人達の姿であった。
当時は産業革命の後の不況でとても荒廃した世の中であったが
そのなかでもささやかに生きる人達をみせスクルージにクリスマスを祝う大切さ、
また貧困、教育の欠如が恐ろしいことであることを資本家である彼に諭す。
未来の幽霊が見せたのはスクルージの将来であった。金儲けにあけくれた彼は
誰一人みとってくれるものはなく死んでいた。彼の死にこころいためるものは誰もいず
ただ彼に金を借りていた人達が過酷な返済に苦しまずすむと喜ぶだけであった。
過去、現在、未来と見せられるにつれスクルージは自分の今までの行いを恥じ心を入れ替え、
以後困った人を助け誰よりもクリスマスを大切にするのである。
作品中はキリスト教の慈悲と博愛の精神にあふれとてもこころ暖まる物語である。
秘密の花園
<あらすじ>
忙しい両親に構われず、召使いや乳母に甘やかされて育ったメアリーは、
人を愛する心とか、人に良い感じを与えるなどという心を持たない、妙に
大人ぶった少女に成長していました。
メアリー9歳の時、両親が流行病で亡くなったため、これまで住んでいた
インドからイギリスの伯父の元に引き取られることになりました。
伯父の家は、イギリスの荒野にある広い屋敷でしたが、暗い影が漂って
いました。せむしの伯父クレイヴンは、最愛の妻を亡くしてからというもの
ひねくれて心を閉ざし、旅行ばかりしていました。
「つむじまがりのメアリー」は、女中のマーサや、マーサの弟のディコンに
出会ってから、少しずつ明るく優しい少女へと変わっていきます。
ある日、こまどりに案内されるようにして庭の奥の「秘密の花園」を見つけます。
それはクレイヴンの妻が好きだった花園で、彼女が死んで以来、 悲しみの
あまりクレイヴンが鍵をかけてしまい、誰も入れなくなっていたのです。
メアリーはディコンと庭師のベンの力を借りて、花園を手入れしていきました。
そんな中、メアリーは家政婦メドロック夫人と医者による陰謀から屋敷内に
幽閉されていたクレイヴンの息子コリンと出会い、仲良くなります。
病弱だったコリンは、メアリーやディコンと「秘密の花園」で遊び、健康と
笑顔を取り戻しました。
旅から戻ってきたクレイヴンは、元気になった息子と甦った花園を見て
どんなに喜んだことでしょう!コリンが元気になったことで、メドロック夫人
たちの陰謀も消え去り、二人は屋敷から逃げていきました。
広い屋敷に、10年ぶりに幸せが訪れたのでした。