[此処に秋]


雨に濡れた
銀杏の葉を
踏みしめながら
歩く

木の陰から漏れる
日差しでは
道が乾くのも
遅く

枯葉色に染まる
アスファルトの道を
歩く日々が
もうしばらくは続くのだろう


並木に残る葉も少なくなった

音もなく
そして確かに


此処に秋