痴漢な方々

 暑い季節になりました。開放的な夏がやってきます。そして、女性たちもだんだんと薄着になり、そうなると多くなるのが痴漢!といいたいのですが、私の持論では痴漢は季節を問わずいるものです。

 また、痴漢といわれてイメージするのは、ちょっと小太りで、挙動不審で、いかにもモテないオタクタイプの人ではないですか?

今回は、私の経験にもとづき、私なりの痴漢を分析をしてみたいとおもいます。なお、この話は、かなり昔のことばかりですので、今から、コイツラを訴えようとか、探そうという気はサラサラないです。

ただ、今なお、痴漢に困ってる人は、警察に連絡するとをオススメします。、今では、「痴漢バスターズ」の方々が捕まえてくれるそうです。すぐに相談してみて。

 まず、痴漢とは、女にモテないヤカラがする好意だと思っていました。

 なぜなら、私がはじめて会った痴漢は、さかのぼること高校時代、しかも同じ高校生の男の子。その子の制服でk男子校の学生だとすぐにわかります。モヤシのように、ひょろっとしていてしかも、なんとなく落ちつかない感じの男の子です。彼は田園調布の駅で乗ってきます。そして、私と同じ自由が丘の駅で乗り換えます。まずここで、本当はおかしいのです。k男子校ならば、田園調布で乗り換えてくる必要がないのです。

実は、自由が丘から出ている大井町線は、自由が丘から大井町までの間に、女子高がざっと5個以上、途中乗り換えて行く女子高をいれたら数知れず...。その男の子は、必ず1人で乗ってる女子校生にピタッとくっつくように乗ります。この男の子の通学時間を考えると、もう遅刻でしょう。それにk男子校に行くなら、大岡山で乗り換えなければならないのに、それでも彼はそのまま、満員電車の中に消えていくのです。毎日毎日...

 しかし、モテないヤカラばかりとは限りません。というより、痴漢として出会わず、普通に出会っていたなら、お友達...いやそれ以上でもいいなって思うlooksの人も結構多かったのです。

 いつものように、急行の満員電車に乗っていると、田園調布駅でまたまた多くの人が乗ってきました。私は、開かない方のドアに押し付けられるように立っていました。

もう、人が乗れるスペースはないのでは?と思う満員電車。それでも、グイグイとドアに押しつけられていると、私のすぐ後ろに立っていた大学生風のなかなかステキな男の人が、私の横から片手をドアに回し、ふんばるように立ってくれまています。かなり力を入れて立ってくれていて、私をかばってくれているのがわかります。

彼は、今となってはヤバいですが、当時、流行っていた、ラルフローレンのポロシャツ(もちろん襟を立てて)、茶系のセカンドバックをもう一つの手に抱えています。「ちょっとステキ♪もしかして...ロマンスがはじまっちゃったりして??」なんて思っているのはつかの間、気がつくと、バックを持っている手が私の胸元に....それでも、人のいい私としては、「こんなに混んでいて、手の置き場が他にないのかな?」なんて思いました。

そうこうしてる間に自由が丘駅に到着。私も出口に向かおうとすると、その人がそのまま正面から私を抱くようにして、人ごみと逆行しながら、電車の奥の電車と電車のつなぎ目のほうまで連れていかれてしまいました。私は必死でもがきましたが、やはり勝てない。そこで勇気を出して大声で「おります!おります!」と叫びました。すると、他の人の目を気にいたのか、その人は手をはずしてくれて、無事降りることができました。
しかし...痴漢とはいえ、なんだか裏切られた気分...

 また、男の人には、いろいろお好みがあるのと同様、痴漢にもおっぱいフェチ、下半身フェチがいるのです。そして、痴漢の8割は下半身フェチ。やはり、電車の混雑ぶりや、人間の構造的に、手の位置に程近いなどいろいろな理由が考えられますが、こちらのタイプが断然多いでしょう。しかし、中にはいるのです。危険を犯しても自分の好みに忠実なおっぱいフェチの痴漢も!

 ハンパない混みようの東海道。サラリーマン風の黒系のスーツを着、顔立ちが整っていて、ノーメークなのに顔色が悪く、天然アイシャドーなのかクマなのかのビジュアル系痴漢。セカンドバックを抱きしめるように持ち、不自然にも向かい合って立ってくる。そして、いかにもただ、胸元にバックなのか手なのかが、あたってしまう...というポジションをキープ。私も立ち位置を変えたくても変えられないほどの混雑。そんなこんなでフト彼の手元を見ると、バックを抱いているはずの手のひらが裏返っているのです!( ̄□ ̄;)!!
しかし、この人もなかなかかっこよかったよな....痴漢じゃなかったら...おしい!!(笑)

 しかし、ここまでの人たちはまだ私の中では、ただのネタですみます。すまない痴漢たちは、執着心の強いストーカーちっくな痴漢たちである。

 私が会社にはいってすぐの頃、まだまだ初い頃の出来事です。

東海道線の川崎駅から東京駅までの通勤。通勤は必ずといってもいいくらい同じ時間の同じ車輌に乗ることが多い。また、東海道線の混雑はハンパじゃない。まず、到着した電車に乗れないこともシバシバあるくらいです。そこで出会ってしまいました。

 その人は、いつも紺系のスーツを着て、男性用にはめずらしい、甘ったるい香りを着用し、鼻の下にひげをたくわえ、背がスラリと高く、なかなかダンディです。だれが見ても痴漢だなんて思えないくらいに。はじめは触られてる私でさえ、この人ではないのでは???と思ったくらいでした。

 しかし、その人は、必ず同じ列に並び同じ車輌に乗りこみ、私の真後ろにりぴったりとくっついてくる。しかし、どんなにハンサムだろうと、ダンディだろうと、痴漢とわかるとゾッとします。気持ちが悪い。そこで、私もいろいろと痴漢から逃れようと努力してみました。

 まずは簡単に、車輌を変えてみました。しかし、ちゃんと追いかけてきます。

 そこで、20分早い電車に変えてみました。1週間後、彼も20分前の電車に変えました。

 どんなことをしてみてもついてくるのです。今ならまちがいなくストーカーと呼ばれるヤカラの一種でしょう。ある日、いつものように満員電車にのりました。痴漢はその日は、私のまん前に立っていました。その日、その痴漢は大担にも私の背中からブラウスの中に手を入れてきました。流石に「このままじゃいけない!どうにかせねば!!!」と私の中でも何かが切れ、勇気を振り絞って大きな声で、「もう!いいかげんにしてください!!」と叫びました。

すると、その痴漢はひるむことなく、笑顔で私のおでこに指を当て「何いってるんだぁ。もう、いいかげん機嫌なおせよぉ」
(・_・)……ン?どういうとこ???何があったの???
周りの人たちは、ただの痴話ゲンカだと、迷惑そうな顔つき、10秒後には何もなかったかのような状態になっていました。やつは、私よりも何枚もウワテだった...チキショー!

 その日、会社に行ってすぐに通勤路線変更を行いました。逃げるが勝ち!あれ以来、この痴漢にもあっていません。

 しかし、ある日、先輩が飲みに行こうと誘ってくれ、待ち合わせ場所にちょっと早くついた私は、本を読みながら先輩の到着を待っていると、背後に,あの痴漢の甘ったるいにおいが!思わずすごい勢いで振り向くと、先輩がニッコリと立っていた。
「先輩!!なんなのこのにおい!!」
「あ..嫌いか???彼女からもらったんだ(*^_^*) ダンヒルのトワレだよ」
「いや!!今日は中止!!気持ち悪くなってきた...(――;)」

しっかりトラウマになってしまった。
私に近づくときに、ダンヒルの香水は止めましょう。反射的に手が出ちゃうかもしれませ(笑)

 しかしまだ、彼には生命の危機は感じませんでした。やはり、私が知ってるヤツで一番ヤバかったのはコイツだろう...

 こいつは、東京駅から帰るときに出会ってしまいました。小柄で小太り、髪形は五分ガリ。一応は、スーツを着ているのですが、片手にリザーブ水割りカンを持っています。そして、なんといっても、目がヤバい!死んだ魚のような目で、どんより濁っている。よっているのか?とも思ったのですが、まだ、そんな時間じゃないしな...7時前だし...やはり絶対へんな人にちがいない!

 私はドアから2つ目のつり革をつかまりながら立っていました。彼は、リザーブ缶片手に戸袋のところに立っています。まあ、でも何もされてないし...でも、こっち見てるよなぁ...。私はなるべく気にしていない素振りをみせて、持っていた雑誌を広げで読み始めました。すると、私の雑誌を除きこむように、座ってる人の頭の上をノリだしてきます。私は一歩奥にあとずさる。その時、乗客が1人乗ってきて私とその人の間に立ちました。(^。^;)ホッ。

としたのはつかの間。電車が動き出すと、その人は、その場所から離れ私の後ろにきました。気持ちの悪い私は、そのままジリジリと奥に逃げるしかありません。ほんの2分後、私には何十分にも感じましたが、新橋に到着です。

このまま乗りつづけると、少なくとも次の品川まで5分以上は止まりません。とりあえず、車輌を変えようと駅を降りると、そいつもいっしょに降りてきます。どうしよう...。

このまま他の車輌に乗っても同じことだし、横目でヤツを見ても、こっちを伺っている様子でその電車には乗る気配はありません。

こうなったら京浜東北線で帰ろうと思い、階段に向かうとヤツもついてきます。私は「あ、このまま駅長室にいって捕まえてもらおう」、と思いつきました。そして、ヤツがついてくるのを確認しながら駅長室の前まで行き降りかえると、ヤツが駅長室を確認したのでしょう。向きを変えて退き返していきました。

ここでわかったことは、ヤツは普通じゃない。しかし、自分のしている行為がよからぬ行為であることは認識しているということです。その日は、念の為、京浜東北線で帰りました。しかし、京浜東北線に乗ってから、自分は全く悪くないのになぜ逃げなければならないのか、なぜ、電車を下りないと行けないのか...なんだか、非常にくやしくなってきました。


つぎにヤツに会ったのは、それから半年後のことです。東京始発の東海道線に乗り込み、発車を待っていました。私はドアからドアの丁度真中ヘンのいすの前のつり革をつかまり、本を読んでいたのですが、なんとなく前のガラス窓を見ると、リザーブ水割り缶をもった見覚えのある姿をみつけました。しかし、向こうは私に気付いた素振りはなく、また、覚えてもいないだろうな...とも思ってホッとしていると、まもなく出発のベルがなりました。

すると今まで、窓の外をふらふらしていたヤツが急に入ってきて、私の後ろに立ったのです。「や・やられた!」電車は発車してしまうし、ジリジリとヤツは私との間をツメてきます。気付くと彼の顔が私の肩越しに...にらみつけようと勇気をもって振り向くと、ヤツは、私のにらみに動揺した様子はなく、それどころか、私の目を濁った瞳で見つめ、ときより「こっちを見ろ」とばかりに視線を下に下ろします。そこには、まさしく股間。さりげなくセカンドバックで軽く隠してはいるが...
w(☆o◎)w!!!!!!
やっぱりここには乗っていられない。かといって、何も悪いことしてないのにまた降りるのもイヤだな...。でもまてよ...私は、コイツにまだ何もされてない!!!叫ぶことも訴えることもできない!!!となるとやはり逃げるが勝ち?
ここは8両目。途中5・4号車はグリーン車で通りぬけができない。ということは、新橋で降りて、必死で走って、グリーン車の向こうの3両目まで走って乗りこめば、もうヤツは来れない!よし、これしかない!

新橋の駅に止まるとすぐに飛び降りました。案の定、ヤツも降りてきました。そして、ダッシュで走ったのですが、人込みが邪魔して思ったように走れません。そして頑張った甲斐もなくグリーン車の手前の6号車の一番前の扉までしかいけませんでした。

しかし、振り向くとヤツの姿はなく、ホッとして乗りこみました。東海道線の中は、新橋で新たに乗ってきた乗客のため、朝のラッシュ並にギュウギュウでした。この混雑さから考えても、車内を歩くことは考えづらいでしょ!とホッとしていました。そしてしばらく平和な時が流れました。しかし、突然この混雑の中、車輌の反対の扉が開いたのが見えました。もちろん人ごみにまぎれてヤツの存在は確認できまぜんでしたが、とっさにヤツが着た!と思いました。そして、その人ごみを掻き分けて、何かが迫ってくるのも見えました。

「ど・ど・どうしましょ!!もう少しで品川なのに!!お願い!早く駅に着いて!!」もう、こうなったら怖さで、悔しさなんてどっかにいってしまいました。こうしている間にも、人を掻き分けてくる波も、どんどん近づいてくる。私の頭の中には、映画ジョーズが近づいてくるときの、バックミュージックが流れてきました。

しかし、私の祈りはなんとか通じ、間一髪、品川の駅につきました。扉が開いたと同じに飛び出すと、目の前に、グリーン車に乗る人をチェックするために立っていた駅員さんがいました。私はだれに何をいったらいいかわからなく、目の前の駅員さんに、
「あの...たすけてください..へんな人が...なんかついてくるみたいなんです...」
「え?大丈夫ですか?何をされたんですか??どの人ですか?」
「えっと...そういわれると困るんですけど、まだ何もされてないんですが...(――;)」
「はぁ?」
何もいわなかったけど、(へんなのは,お前ちゃうん??)っと、その駅員さんの顔は語っていました。
「でも、ほんとにへんなんです...だって..この前もあの人..」
その時、電車からヤツが降りてきました。
「あ、あの人です!!」
駅員さんは、ヤツを見てやっと私のいってることが飲みこめたようでした。何もしてなくてもヤツの目を見れば、普通じゃないことはわかります。
「どこまで行くんですか?」
「次の川崎駅までなんですが...」
「そうですか。では、このグリーン車の入り口のところに立って行ってください。もし、車掌に聞かれたら、事情を話し、××(この駅員さんの名前)が乗るように言ったということを伝えてください。さあ、どうぞ。発車しますよ」
「ありがとうございます」

お礼を言って乗りこむと、それをみたヤツもしゃあしゃあとグリーン車に乗り込もうとしてきました。
「お客様、グリーン券を見せてください」
とヤツの手をとり、乗せないように阻止してくれました。そして、その間に電車は無事に発車しました。
あれから、ヤツには会っていません。あのとき、何か犯罪がバレて警察にでもつかまったかな???(* ̄m ̄)ぷっ
とりあえず、よかったよかった!

しかし...最近、めっきりと痴漢にあわなくなった私です...(-.-;)