えびさま〜





松竹座に続き南座の海老蔵襲名公演「夜の部」に行ってきました。

襲名公演は普段の2割3割増しで、かなり痛いのですが

夜の部「梶原平三誉石切」の平三景時は仁左衛門さん、

「口上」は「にらみ」があって、能楽で有名な「隅田川」では雁治郎さんの怪演が見れる。

「助六由縁江戸桜」の「助六」は海老蔵、「おいらん揚巻」は菊之助なら見逃すわけには行きません。

次の海老蔵襲名を待ってたら、こちらの寿命がもちませ〜ん。(笑)

南座にはまねきが上がってて、前の道路にはみ出すくらいのすごい人ごみ。




骨董市で見つけた伊勢海老柄のアンティークな羽裏を加工しました。。

デザインは花さん、帯はカクマさん仕上げ。

同じ海老柄でも帯の色、柄の取り方で、印象は微妙に違います。




こちらの方ははクリスマス柄。

花さんデザインで、帯全体がプレゼントにみえてしまう〜。

誰か私に贈ってくれないかな?

家人さま〜、聞いてますかぁ〜。




海老柄の周りをカットするのが一苦労でした。

ひげのあたりにいささかあやしい切り口(ほとんど切れかかり)がありますが

刺繍職人と花さんがうまくごまかしてくださいました。(笑)




当然ですが舞台は撮影禁止。代わりに襲名記念ブロマイドが売ってました。

あと襲名記念てぬぐい、記念チョコ、記念饅頭!来年の歌舞伎カレンダーも秀逸です。

今思えば買っておいたらよかった。。

まず初めは「「梶原平三誉石切」。

仁左衛門さんの男前にぼーっとして、他に目がいきません。

松緑さんは、声が大きくよく通るけど、、、男前というよりは、、、 そう、元気のいい男の子、 金太郎ですね。

娘役の孝太郎さんは、元気がなく微妙。普通の娘さんだからあれでいいんでしょうか。

次は「口上」。邪気を払うといわれる大きな目で、おもいっきり睨まれてきました。

今年身についた厄は、これで晴れたかな。

お弁当を食べてお腹がいっぱいになったところで、上方歌舞伎の名優雁治郎の登場です。

能楽で有名な「隅田川」の母親役を熱演。

子供が亡くなったことを知らされて嘆く場面では、あまりの熱演に

「雁治郎は〜ん、声が男に戻ってまっせ〜。」(笑)

そういえばここ立て続けに、願ったわけではないけれど、雁治郎さんの舞台を見ているわけで・・・

独特のオーラはあるので・・・・

このままあの怪演にハマッてしまう? 怖いもの見たさ? まさか!



そして最後の演目「助六由縁江戸桜」。

新之助改め海老蔵は噂通りの男前〜。立ってるだけで絵になる美男子です。。

平三景時の仁左衛門さんの姿もきれいですが、

紫縮緬の伊達鉢巻、五つ紋の黒羽二重に緋縮緬の襦袢、三升・牡丹・寿海老を織り出した四寸博多帯

江戸一番の伊達姿「助六」で登場した海老蔵の華やかさは格別で

その立ち姿も、花魁が惹かれるのも無理はないと思えるほどすっきりして美しいのです。

降るほど渡されるキセルの山も納得できる男前です。




花魁揚巻の着物全体に金色の光るチェーン(?)が付けてあって

最初なにかわからなかったけど、前に締めた帯の柄が大きな鯉。

そうか!鯉の滝のぼり!でもどのくらいの重量でしょう。

高下駄を履いてよろめくように歩く風情の色っぽいこと。

「うぃ〜〜、ひぃぃっくぅ〜〜」と酔ってしまう私と大違い。




団十郎さんは、かんぺら門兵衛の軽妙な動きで、復帰をアピール。

海老蔵さんの声はきれいですが、時々キレが悪くなりよく聞き取れないところもありました。

さすが団十郎さんは病みあがりでも、声に張りがあって台詞がよく聞こえます。

今海老蔵さんがやったのは、若々しく血気盛んな20代の助六。

これからずっと修行を積んで、いろんな役どころに挑戦して、どんどん役者として成長していくんでしょうね。

そしていつか海老さま「男盛り30代の助六」「円熟味を増した40代の助六」に出会いたい、そう思う舞台でした。

公演が終わったのは夜の9時半。こりゃいかん!

写真撮るのも忘れ、慌てて電車に飛び乗って

夢見心地のまま、花道駆け抜けるように急ぎに急いで、走りに走って帰りましたとさ。





「お出かけレポ」に戻る