「EURO2004 勝手な総括」

2004/7/19

<全体の感想>
順当に勝つチームもあれば、無様に予選リーグ敗退のチームもあり。
なんといってもギリシャの優勝はビッグサプライズの一言ですね。
ミスが少なく、チームとしての統一感は今大会ダントツでした。
どうすれば勝てるのか?という課題からはじきだされる理論を実践し、忠実にこなした結果だと思います。
レーハーゲル監督の手腕も見事というほかありません。

ホスト国のポルトガルが決勝まで勝ちあがったのは良かったと思います。
開催国が勝たないと、絶対に盛り上がりませんからね。

正直、ギリシャの試合を決勝戦で観るとは思いませんでした。
サッカーの醍醐味を味わうという点では、「ポルトガル対チェコ」というカードのほうが・・・(笑)

<敗者といわれたチーム>
まず、過去の実績による、「強豪国」という名前だけでは勝てない、ということがはっきりした大会だったと思います。
ドイツ・イタリア・スペイン・・・そしてフランス

絶対的な優勝候補といわれたフランス。
アンリ、トレゼゲ、ジダン、ピレス、ヴィエラ・・・
「豪華」メンバー、2002年W杯の汚名返上をと望んだはずでした。
ところが蓋を開けてみれば、大会が始まってもチーム全体の動き(コンディションでしょうか)は悪いのです。
ジダンがボールを持ったとします。
でも周りの選手の効果的なフォローがなく、それぞれが好き勝手に動いてボールを待っているだけです。
準々決勝のギリシャ戦ではとうとう1点もとれずに敗退してしまいました。
2002年W杯は”ベストメンバーが揃わなかった”という言い訳も通じましたが、今回ばかりはどうしようもありません。
ひとつの時代が終わった、ということになるのでしょうか。

スペインとイタリアは(毎度のことですが)他国が羨むようなタレントを大量に抱えながらうまく使いこなせず、不調の選手(スペインのラウール、イタリアのヴィエリ)に頼って大会が終わってしまいました。
選手にももちろん責任はありますが、監督の采配にも疑問の余地が十分あります。

ドイツはもっと深刻です。
もはや2002年W杯の準優勝はマグレだったといわざるを得ません。
他の欧州各国のレベルアップについていけてません。



印象に残るチーム・選手を挙げてみました。
<ベストチーム>
ポルトガル

<印象に残った選手>
ルーニー(FW・イングランド)
C・ロナウド(MF・ポルトガル)
ロッペン(MF・オランダ)
イブラヒモビッチ(FW・スウェーデン)
セイタリディス(DF・ギリシャ)
ブッフォン(GK・イタリア)

<印象に残った試合>
@フランス対イングランド(グループリーグ)
・・・2−1。イングランドの完勝でした。90分まで。とにかく最後はジダン、役者が違う。
Aオランダ対チェコ(グループリーグ)
・・・2−3。すさまじい打ち合いでした。3−2というスコアがサッカーでは最も面白い、というのを実感します。
Bスペイン対ポルトガル(グループリーグ)
・・・0−1。スペインが予選リーグ敗退!まさかあんなシュートをラウールが外すとは・・・。涙。この日は会社だったのですが、終日やる気がありませんでした。スペイン敗退というショッキングな出来事なため、この試合も覚えています。
Cポルトガル対イングランド(準々決勝)
・・・2−2(PK戦の末、ポルトガル勝利)。今大会のベストゲーム!!
まさにサッカーの醍醐味がつまった試合でした。

<最後に>
さて、われらが日本代表チームはこれからAFCアジアカップを迎えます。
前回の優勝国ということでEUROにおけるフランスと同じ立場にいるわけです。
当然、優勝以外許されませんし、言い訳もできません。
優勝が最低限のノルマとして、ジーコ監督を評価すべきだと考えます。