十七文字の世界
短い言葉から生まれた心の宝物


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夕涼み 蛍の数で 夏を知り |
(凡人) |
木漏れ日の欠片が宿るディスプレイ |
(赤影) |
海開き白き小鳥が一番目 |
(赤影) |
口喧嘩、語尾の弱さに母の老い |
(赤影) |
焼肉を 食べてお代は 二万円 |
(夕日) |
梅雨空に 差す陽の光 忙しなし |
(夕日) |
見えぬとも 雲の中にも 陽は落ちる |
(夕日) |
足跡を 残して逃げる 年の数 |
(夕日) |
さりげない 仕草に薫る 色気かな |
(夕日) |
なにげなく 覗いた顔に 紅桜 |
(夕日) |
木立抜け 雲の切れ間に 古里が |
(夕日) |
汗腺を 閉めておきたい この季節 |
(夕日) |
手のひらを 見て感謝する 妻の労 |
(夕日) |
蝉の声 ボリューム下げてね もう少し |
(夕日) |
夏の歌 聞こえる街に 君がいる |
(夕日) |
目に止まる 君色してる 花模様 |
(夕日) |
お日様と 日陰の中の かくれんぼ |
(夕日) |
ひとときの 晴れ間に遊べ ごろにゃあご |
(暗奔亭瓢箪) |
遠い地の 友の眺むる 蛍川 |
(雫。。) |
南より 一足早い 初夏たより |
(雫。。) |
薄曇り 梅雨の合間の 重い空 |
(雫。。) |
芝香る 鼻先かすめる 雨気配 |
(雫。。) |
振り返り 授業参観 母探す |
(雫。。) |
朝露が きらきら光る きゃべつ畑 |
(雫。。) |
ときめきを 短冊したため 願う幸 |
(雫。。) |
通り雨 家路を急ぎ 飛ぶ小鳥 |
(雫。。) |
雨上がり 土の香木の香 匂いたつ |
(雫。。) |
夕暮れに 家路を即す からす鳴く(310首) |
(雫。。) |
ただいまの 次に今夜の おかずなに? |
(雫。。) |
雨知らす 低く舞い飛ぶ ツバメたち |
(雫。。) |
走る子ら 家路を急ぐ 長い影 |
(雫。。) |
束の間の 逢瀬の匂ひ 梔子花 |
(雫。。) |
涙雨 相合傘で 仲直り |
(雫。。) |
悠久の 宝物ながめ 時分かつ |
(雫。。) |
別れ際 帰さないよと 抱きしめて |
(雫。。) |
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