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・イル・デ・パン島

 日本を発ってから4日、ニューカレドニアに来て3日目。日本ではもうゴールデンウィークは終わっているので、少し日本人が減ったような気が..。その日、イル・デ・パン島という離島に渡った。グランドテール本島の南にあり、昔はフランス本国の政治犯の流刑地として使われていた島。イル・デ・パン島という名前は、キャプテン・クックが発見したときに「松の島」と言ったことから付いたもので、元々は「海の宝石」って意味の名前があったんだって。ニューカレドニアも、キャプテン・クックが発見したときに、カレドニア(スコットランド)に似た山々の連なる風景だったからそう名付けたらしい。発見っていっても、発見される前から人は住んでたわけだし、発見じゃないような気がするんですがね?本来の名前もあったのにね。
 で、そのイル・デ・パン島へ。国内線で20〜30分で着くらしい。小さな飛行機に乗って、飴を食べてるウチに到着。乗った空港も小さかったけど、着いた空港もまた小さい。田舎の定食屋のような感じだよ。みんな気軽に飛行機に乗ってるようだ。
 空港にはホテルからお迎えの車が来てくれていた。またメリディアンなのだ。車に乗って、自然の中を通る道を行くと、う〜ん、確かに松のような木が。でも、松ではないんだそうだよ、よく似てるけど。途中小高い丘の上で停まり、運転してくれてる地元の人が「メリディアン」と言って海の方を指した。どれ?見えるのは海と、島と巨大な森だけよ?
 でもね、その島こそがメリディアンだったのね。ホテル前には橋がかかり、川が流れているの。聞いたら「リバー」って答えてくれたけど、実はこれ海なのよ。海から海に流れている川で、塩味なのね。その川沿いにホテルのバンガロータイプの部屋が並
んでいるの。義妹夫婦はバンガローに、ユキサヴとダーリンは普通のタイプの部屋に泊まった。
 部屋に案内してくれたスタッフが、部屋を開けるなり「カ〜ワイイ〜」と妙な日本語で言うじゃないか。バスルームの電気のスイッチはここだよ、とつけて見せながら「カ〜ワイイ〜」。その後も「カ〜ワイイ〜」を連発。どうやら日本人女性が言うらしく、そんな感じの口調。ユキサヴも、確かにカワイイので言いたかったが、へそ曲がりなので堪えた。あんなにも連発されると、かなり言いにくい。そういえば、ヌメアでもユキサヴにアクセサリーを見せながらお店の人が「カワイイ、カワイイ」と言ってたな。ユキサヴがカワイイのかと思うほど言ってたし、日本人はよほどカワイイを連発しているんだろう。
 でもビーチが見えるベランダを開けてくれた時は「おぉ〜」と言った(笑)。なるほど、おぉ〜と言いたくなるような景色。今度こそ、本当にオーシャンビューなのだ!しかもビーチも近いぞ!ひゃほー!ユキサヴが小躍りして喜んでいると、クローゼットを開けたスタッフが、カタカナで「アース」と書かれた液体蚊取り機を持っている。「モスキート」と言って彼はコンセントにそれをさす仕草をしてみせた。離島は蚊が多いと言う噂は本当らしい。それはこの後身をもって体験することになるのだけど...。
 持ってきてた虫除けスプレーを噴霧して、さっそくビーチに出かけてみることにした。

・ノーチラス、拾った!

 といっても、そうそう落ちているものではありません。普段は深海に住み、捕獲されるのは水深150Mくらいの所にかけた網だそうですよ。地元でも、そんなに年中落ちているものでは無いそうです。脳も散りません。(2ページ参照)

 そんなノーチラスを、ダーリンが先ほどの川に「落ちてた!」と言って拾ってきた。そのときは、ソコまで珍しい物だとは思ってなかったので、義妹に見せたりしてわきゃわきゃ遊んでいた。すると、義妹が「水槽に入れてみよう!」と言い出してホテルのフロントに水槽を借りに行った。が、フロントの日本人スタッフに「海に帰してください」とあえなく言われてしまう。彼女の話によると、地元の人が拾った場合、1ヶ月間砂に埋めて置くんだそうだ。その間に、中身がアリに食べられて綺麗な貝殻だけが残るんだそう。
 うむむ、1ヶ月もいられないしな。送ってくれっていっても、怒られそうだし(笑)仕方ない、海に帰そう。ホテル前のビーチで水に沈めると、浮いている。
こんなに重いのに、浮いてるよ!大きさは男性の手よりも大きく、重さは1キロはあるかも?結構、重い。それが縦に浮いている。すごい、すごいと、すかさず水中カメラで撮影。水族館で見たのは、この下になってる部分に顔が出てたので、いつ出てくるかと心待ちにしてたが、いっこうに出てくる気配がない。本当に生きているのか?
 水着を着ているのを幸いに、沖の方へ放してみようと歩いて行くが、このビーチがどこまでも続く遠浅の海!歩いても歩いても膝くらいで、しかも引き潮らしく、どんどん水かさが減ってるじゃないか。キリが無いので、適当に遠いと思われるところで海に放す。でもただ漂っているだけだったよ。

 後で分かったことですが、かなり珍しいものらしく、お土産として加工された貝殻が、高値で売っていました。

・島内観光

 ノーチラス、もったいない、とか言いながら島内観光に連れていって貰いました。案内役はVAKiEさんです。VAKiEさんは英語でガイドをしてくれました。英語とフランス語しか話せないようでしたが、英語はペラペラみたいです。サンゴを拾った時に、フランス語でなんて言うの?と聞くと「コーライ」と答え英語では「コーラル」と教えてくれました。ユキサヴ達が、へ〜そうなんだ、とのんきにしていると、VAKiEさんは辞書を引き「日本語ではサンゴっていうんだね?」と言ってきました。なんて勉強熱心な方なんでしょうね。
 島で一番美しいと言われているクトビーチ。「そのビーチの白い砂を持って帰ると幸せになるという言い伝えがあるそうです。」と、前述のハイテンションガイドさん(1ページ参照)にしっかり言われてきたので、フィルムの空きケースを持ってビーチに行きましたよ。詰めた砂をVAKiEさんに見せて、言い伝えが本当かどうかと尋ねてみました。彼はニコニコしながら「そんな話をするのは、日本人だけだよ。」と言っていました。
 え〜〜っ?!「でもきっと幸せになるよ」とも言ってましたが。
 
 で、この写真。ブラシの島です。イロ・ブロッセ、と言うようです。よく見て、ヘアブラシに似てるでしょ?いつからこの姿をしているんだろうね?そしてこの先も、ずっとこの姿の島じゃないと、ブラシ島じゃなくなっちゃうからね。

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