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・エスカルゴに気を付けろ

 島内観光の間、ガイドのVAKiEさんに変な英語でいろいろと聞いてみた。でも、なぜか見るもの、見るもの「これ食べられる?」って質問ばっかり。(笑)「Can you eat?」って。浜辺で海草を見つけても、カニを見つけても。
 そんなとき、丘の上に、グランドテール本島でもみかけた巨大カタツムリがいた。またも、ゴロゴロとたくさんいるではなか。
見れば見るほど、草むらに沢山いるぞ〜。うわ〜、でかいぞ〜。葉っぱに乗っけても重いらしく、地面に落ちてしまうほど大きい。だから足下にたくさんいるのだ。
 で、さっそくVAKiEさんに聞いてみた。「エスカルゴ?」VAKiEさんはそうだという。そして定番「Can you eat?」すると彼は首を振り、「danger,poison」と...。
えっ!ど、毒なの?!これは食べられないのねっ?!彼は眼下に広がる森を指し、「食べられるのはあの森の中にいるけど、それは毒だから食べられないよ。」と言うではないか。いっぱいいるよ、取って帰って食べようよ〜、なんて言ってたけど、でいんじゃ〜って言われると、ゴロゴロいるのが怖くなってくる。
 毒だからか、本当にたくさんいるんだよ。小さいカタツムリは、全然見かけないのに。サザエのような巻き貝しょって、草むらにいる大きなエスカルゴだよ。

・カニ堀犬

 ホテルから歩いて15分くらいの所に、ナチュラルプールと呼ばれる海がある。海なんだよ、海水だし。ほら、川だって言ってたところがあるでしょ?あれの上流になるんだけど。外の海との間に、サンゴやら岩やらで防波堤みたいなのができて、海なのにプールのようになってるの。そこから2本、海に向かってさっきの川って言われてるのが流れてるのね。 勝手にリンク
 その川は深いときでも足首くらいまでで、午前中は満ちているけど午後になるにつれて引き潮で干上がっていくの。だから川じゃなくて道になっちゃうんだよ。足元を見ながら歩くと、石だらけだと思ってた川底の黒い粒は、全部が貝だった。石なんて、どこにもないんだよ。ヌメアの海岸は岩だらけでイマイチだなぁって思ってたけど、ここは全部貝!足下、貝だらけなの。岩だと思ってふんずけたらナマコだったらしく、紫色の液体を噴出されたりしたよ。
 それで、ナチュラルプールに行くなら朝食のパンを残して持っていくといいって、VAKiEさんに聞いていたので、「魚にあげたいからパンちょうだい」と頼むと、ちょっと硬めのパンをいくつかくれた。それを持って川を上流に向かって歩いていくと、どこからともなく犬が出てきて、後ろを付いて歩いてくる。首輪もしてるし、ダルメシアンみたいな柄してるし、飼い犬かな?気のせいかな?片手にパン持ってるの、気付いてる?しばらく歩いて振り返ると、犬が2匹に増えてるじゃないか。新入りの方はちょっと小さいぞ。小さい方は茶色の雑種って雰囲気。でも2匹ともこちらの様子を見ながら付いてきたり、先導したりしている。
 ナチュラルプールに着くと、遠くの方にさらにもう1匹犬がいるじゃないか?!どこの犬なんだろう?ちょっと気にしつつ、プールにパンを投げてみる。魚は....無反応。波の流れに漂いながら、パンが流されて行くだけだった。先に来ていたフランス人達が、シュノーケルをつけて泳いでいる。そうか、潜ってパンをあげないとダメなんだな?じゃあ、いったん戻って水着に着替えてシュノーケルセット借りてから、また来てみようってことに。
 また来た道を戻るのもいいけど、もう1本道があるからこっちに行ってみようってことで、来た道とは違うルートでホテルへ戻ることにした。すると、さっきのダルメシアン柄の犬が、走って寄ってきた。また付いてくるらしい。それにしても、どこの犬なんだ?こちら側の川は、もうすっかり水が引いた後らしく、先にゆくほどに砂道が現れていた。その砂道の至る所にに大小さまざまな穴ボコが開いていた。「なんの穴だろう?」と、あちこちの穴をつついてみたが、分からない。
 そのとき!さっきまでおとなしく付いて歩いていただけのダルメシアン柄の犬が、穴ボコに飛びつき掘り返し始めた!前足で一気に掘り下げたかと思うと、ぴたりととまって穴の奥に向かい、ワンワンと吠えたてている。時々、「キャン!」と小さな声をあげ、なおも掘り下げる。しばらくそうしていると、穴の住人が見えてきた。
 「カニだよ!」
カニに、鼻をはさみで挟まれたりするらしく、キャンと言っていたのだ。ぼりぼり、と音を立てて大きい方のはさみを食いちぎり、ダルメシアン君はカニに勝利した。ちぎれそうなほどにしっぽを振りながら、自分の前にカニをちょこんと置き、こちらを見上げている。「おお〜!!」思わず拍手しながら、魚用のパンを少しあげた。へえ、穴ボコにはカニが住んでたんだぁ。「この穴もカニかな?」なんて指さすと、またもダルメシアン君がわっとかけ寄り、穴掘り開始!ふたたびカニをくわえて、こちらを見ている。おお、すごい!と、またパンを分けてあげる。だって、目が期待してるんだよ。あげないわけにはいかないんだって目で見られてる(笑)
 もう、頼まなくても何回でもやるんだよ、ダルメシアン君。いや、女の子だったからダルメシアンさん。穴に向かって何回でも突進。もういい!!ってーのに掘り返す。なかなかホテルにたどり着けない...。

・ナチュラルプール

 そういうわけでパンが半分くらいになっちゃったけど、水着に着替えて再びナチュラルプールへ。午後になっちゃってたから、ずいぶん水が引いていた。浅いところに座り、パンを沈めて顔を浸けてみる。
 うわ!魚が寄ってきたよ!!ひゃ〜!すごい勢いだ〜!!白い!カニも白かったけど、魚も白い! もう、パニック。堅いパンだったのがよかったらしく、水の中でだんだんにとろけてゆく。少しずつパンをちぎっているその手を、魚がつついて来るんだよ。遠慮なんてしてない。体にもアタック、指にもアタック。こんなに浅いところに、こんな綺麗な色の魚がたくさんいるなんて初めてだ〜!!しかも遠慮ない〜!!嬉しいやら、ちょっと怖いやら。
 そんな魚たちなので、あっという間にパン終了。あぁ、かに堀りダルメシアンにもあげたから少なくなっちゃったんだわ。無くなったとたんに魚たちは次なるターゲットを目がけて泳ぎ去っていった。あ、あまりにもあからさまだわ...。
 手ぶらになったので少し遠くまで泳いでみることにする。南国らしい色とりどりの魚が泳いでいるのが、白い砂のおかげでよく見える。やたら大きなウニみたいなのも発見。って、気を取られてたらサンゴで膝すりむいちゃったよ、イテテ。
 この日は天気がそれほど良くなく風も強かったので、水の中にいるのはいいけど、水から出てる部分(背中やお尻)に風があたるとスースーして寒くなってくる。30分も遊んだかな?そのころにはすっかり鳥肌が立っていて、唇がふるえるほどになっていた。それでもまだ遊んでいたかったなぁ、綺麗で。こんなに楽しいことがあったのかってくらい、楽しかったよ。
 あとね、海水、やたらしょっぱいよ。唇がシワシワになってたもん。濃いね。

・ブーニャ料理

 やっぱり、旅行に行ったら郷土料理を食べてみなくちゃ!ってことで、ニューカレドニアの郷土料理「ブーニャ」を食べにいくことにしたの。イルデパン島のブーニャレストランは、ホテルのすぐそばにあった。完全予約制で、お昼しかやってないの。予約するときに、ロブスター、チキン、魚のなかから選んで予約。ロブスターは取れ具合で無くなったりするんだって。
 ブーニャって、タロ・ヤムイモ・調理用バナナ・トマトなどを、チキン・魚・ロブスターと一緒にバナナの葉で包み、焼いた石の中で蒸して料理するもの。時間がかかる料理で、主にお祝いの時に作るものらしい。
 どんな料理かと楽しみにしてゆくと、まだ出来てないからその辺にいてくれと言われる。またしても、子犬が1匹、店先にいるじゃないの。店先っていっても、森の中なんだけどね。子犬をかまって遊ぶ。
 しばらくすると、店の女性が庭の穴から石を投げ出し始めた。あ!もしやアレが料理?!竹のような棒を2/3ほど半分に裂いたもので、箸のように石を挟んで外へどかす。すすけた石の中から、だんだん、黒くなった葉の固まりが出てきた。結構な大きさがあるぞ。他のフランス人のお客さん達も集めてテーブルに並ぶように言われる。予約した材料によって座る位置があるらしく、アナタはココって感じに指定される。一つが一人前ってくらいの大きさではないので、ドコで食べてもとってもらえそうな感じだけど...。 
 黒い葉の固まりは別のテーブルの上で焦げた部分を取り去られお皿に乗せて開かれた状態にして出してくれる。中は意外と汁気が多く、ジューシー。色合いは煮物に近いようだけど、もうすこし鮮やかな感じ。ほ〜、と人間達がのぞき込むのと同時くらいに、どこからともなくハエが沢山集まってきて、料理に群がった。それはそれはスゴイ数のハエたち。今までいなかったのに、一体ドコにこんなにいたんだ?ってほど。まさか店にはいないだろうって、虫除けしてこなかったのがいけなかった。ハエと蚊を追い回しながら、料理をつつく。足下には子犬。またしてもパンをあげていたら、子犬がお店の人に怒られちゃっていた。カニ堀ダルメシアンもやられてたけど、怒るとき追い払うときにはココナツの殻とか投げつけちゃうんだよね。犬はキャンキャン鳴いて逃げて行くよ。あれでよく犬が人間不信にならないもんだと、ちょっと感心したよ。ゴメンよ、子犬くん。
 お味の方は、芋がたくさん入ってる味がしてた。かぼちゃとかの甘いような感じの味で、肉か魚かでだいぶ味が違う。鶏肉は食べやすかったけど、ロブスターはそうでもなかったかな。例えて言うなら、鶏肉とじゃがいもを塩味で蒸した感じかなぁ?

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