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・ニアウリの木
ニューカレドニアでお土産にも人気の有名なものといえば、ニアウリエッセンス。ニアウリという木のエッセンスで、主にのどに効くらしい。消炎作用があるから傷口にもいいとか。買ってみたけど、ヴィックスヴェポラップみたいな臭いがするの。確かに、のどがスースーする。耳鼻科の吸入薬にもニアウリは使われてるらしい。ニアウリの木があるから、世界中で風邪が大流行してたときもニューカレドニアはそれほど流行らなかったって実績があるらしい。(←全部、らしい)
その木がどれか、イルデパン島の島内観光の時に教えてくれた。細長い葉で、白っぽい幹のひょろろとした木だったと思う。乾燥させたニアウリの葉をお風呂にいれるといいらしいっていうので、葉が欲しかったんだ。ダーリンがMTBに乗りたいって言ってるから、ちょうどいい、ニアウリの木を探しに行こうって出かけてみた。
ホテルでMTB借りて、いざ出陣!数年ぶりに自転車に乗ったような気がする。ギアなんか付いてるけど、堅くて動かない。まぁいいか、と森の中に目を光らせながらキコキコと進んでゆく。すると、またしても例のダルメシアンがどこからとも無く登場、付いてくる。今度は自転車なのに、進む方向が分かっているのか楽しそうに走って付いてくる。時折、車が通ると、吠えながら車に向かっていく。車が通るたびに吠えるので、車にイヤな思い出でもあるように見えた。草むらから猫が飛び出してきて、反対側の草むらに渡っていったときは、猫を追って草むらに飛び込んだものの逃げられて「きゅーん、きゅーん」と鳴いてたよ。遊びたかったんだね。あの猫、山猫なのかなぁ?珍しい柄だったよ。
かなり乗ってる気がするんだけど、ダーリンは全然余裕がありまくり、ユキサヴはもう体力残りわずか、みたいな状態になっている。坂道多いし、それがまた急坂で、とてもじゃないけど自転車に乗っては上がれなかった。 ゼイゼイ息を切らせて上ってみると、景色の良い場所だった。そりゃあ、これだけ上に上ればね、ってな気分で眺める。ん〜?ニアウリ、ニアウリ?
しばらく走った辺りでダーリンが止まり、「これなんかそうじゃない?」と傍らの気を指した。たしかに、細長い葉、白っぽい幹、イラストで見たような花が咲いている気があった。うぅん?そうかなぁ?そう言われて見ればぁ...。こんな急坂上ってきたんだもん、ココまで来れば生えてるよね。半ば言い聞かせるように、葉をブチブチと摘んで鞄に詰め込んだ。だってヌメアのおみやげ物やさんで袋に入ったニアウリの葉、700CFPくらいしてたんだもん。しめしめ。で、帰りは下り、ものすごい早さで駆け下りられる。ダルメシアン君は犬の本気全開、ってな様子で思いっきり全力走行している。は、速い〜。
ホテルに着くと、ちょうど入り口に現地の人が立っていた。MTBを片づけてるらしいので、返却と同時に鞄から1枚だけ葉を取り出して見せてみた。国の名物を無断でこんなに取ってきたってバレたらさすがに怒られるかと思って、1枚だけ差し出し「ニアウリ?」と尋ねるとその葉を手にとってチラリと一瞥し、あっさりと「ノン」と答えた。え〜〜〜!!ノン?!違うのぉぉぉ?!あのがんばりは何だったのよ〜!鞄にこんなにたくさん入ってる葉っぱ達は、なんなのよ〜!「Oh!NO!!」思わずムンクの叫びポーズでそう言うと、ゲラゲラゲラゲラ笑われちゃった。
今思えば、ニアウリの木って栽培してれば職業になるんだよね?それがそんな道っぱたに生えてるわけ、ないよね〜。
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