せいしくんその11


テロルの決算

さて、久しぶりの「せいしくん」です。なぜ久しぶりかといえば、単に忙しかったからなのです。しかし、状況は改善されていないのに、なぜまた書き始めたかというと、こんなことがあったからなのでした。

本日、私は初夏の緑の中、ある街角を歩いていました。すると、おっ、何だ、この変なにおいは。

クリの花のにおいがする

さて、せーえきはクリの花のにおいがする、というのは本当なのでしょうか。かまととぶっているわけではありませんが、私にはよくわかりません。これをご覧のおなにすとの方々、いや別にまんじゅにすとの方でも結構なのですが、教えてください。で、まあ巷間いわれてることによって、私は「ほー、これがせいしくんのにおいなんかな」と思い、ふと少し先の金網塀の向こうに目をやると、おおお、あの建物こそ・・・

ほわいとはうすではありませんか!!!!

そうです、世界せいし教の教祖、くりんどんのおうちです。ぬかったな、くりんどん、撒き散らしたせいしが、屋敷の外にまでクリの花のにおいを放っていたとは思うまい。数々の野望を秘めて米帝進入を果たした私を、侮ってはなりません。

と、米帝転覆をもくろむ私が、金網の外で密かにテロ活動を始めていたころ、当の教祖くりんどんは、インマルサットだか何だかで、海の向こうで苦戦するせいしくんたちの様子を眺めていたのでした。

凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸 gggggggggggggggggggggggggg

(うんこ軍団に追われるせいしくん)

くりんどん「うーむ、これってまずいんじゃない。最近、世論も厳しいしさあ。いっちょ、爆撃でもしてみっか。おおっと、もにちゃん、葉巻、葉巻」

と、ここまで書いたところで、私は疲れて寝てしまいました。で、以下は本日の実話です(あ、クリの花のにおいも実話ですよ)。

労ばかり多くて益の少ない仕事を済ませ、7時ごろ、ホテルに帰ろうと私は道を歩いておりました。その前に、翌朝のパンを買おうとパン屋に行ったら、あふりかん・あめりかんのおばちゃんに7時で終わりだと、さんざん叱られ、ぺこぺこしながらやっとマフィンを1個売ってもらい、ぼんやりと道路を渡ろうとした時のことでした。目の前の歩行者用信号はでした。左の方に警官の姿が見えたのですが、別に気にせず足を踏み出しました。すると、警官の大音声が響いたのです。

RIGHT THERE!!!!!

えっと、たぶんちょっと待ったあああ!!!!!ということかと思います。私はぎょっとして立ちすくみました。いかん、米帝転覆のたくらみは、すでに敵にばれていたか。あなどれん、ワシントン市警。知らぬ間によだきい連のページもハッキングしていたのか・・・・。

すると、どうでしょう。目の前を黒い大きな車がすーーっと通っていき、その後から10台ぐらいのやはり黒い車が続いていったのです。周囲のアメリカ人どもがキャーーなどと叫んでいます。

ありゃりゃ・・・・・・・・・・くりんどんだあっ。

世界せいし教の教祖がクリの花のにおいを撒き散らしながら(ここだけはウソ)、テロリストたるわたくしの野望を見透かすように通り過ぎていったではありませんか。いかん、ワシントン市警ごときではない。FBIかCIAか、どっちか知らんが、諜報能力いまだ健在なり、というわけでしょうか。

車が通りすぎても硬直している私に対し、先ほどの警官は会釈をしながら通って良いというようなジェスチャーをしました。私は道路を渡りながらも考え続けました。そういえば、昨日、突然「磁気テープが壊れている」と言われて、アメックスのカードが使えなくなった。これも彼らの陰謀だろうか。ニューヨークのホテルでトイレの水があふれたのも然り。このまま無事帰国できるのだろうか。と、考えあぐねていると、ずるっと足元がすべって、歩道に転倒してしまったのです。うーむ、またも敵の術数にはまってしまった。ひざが擦りむけたことよりも、みやけいっせいのズボンに穴があいてしまったことの方が痛い。うーんみやけいっせいは摩擦に弱いとは。

というわけで、米帝転覆をねらう孤独なテロリストが苦戦を強いられていたころ、黒いリムジンの中のくりんどんは葉巻をすいながら、ほくそえんでいたのでした。

「ふっふっふっ、もうすぐせいしが世界を支配するんじゃ。白いもんの勝ちだかんね」

と、その時、くりんどんはもう1度、うんこ軍団に追われるせいしくんの画像に目を凝らしました。

凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸 gggggggggggggggggggggggggg

「あれっ、ここに1匹、変なやつがおる。2本足で歩いとるぞ。こりゃまずい」

そうです、くりんどんは利己的せいしのりこどんの姿にはじめて気づいたのでした。世界せいし教とは、せいしで世界を支配しようとする考えです。そのためには、個々のせいしはどんな犠牲を払ってもよい、個々のせいしは自分の意志や感情を持ってはいけない、ただ、スケベ本能のままに放出されるがよし、というのが教義です。ですから、意志と生命力と二足歩行能力を持つりこどんの姿に、くりんどんは大きな脅威を感じたんでした。

「うーむ。あのせいし、目にもの見せてくれよう。わしの力に歯向かうとどういうことになるか。せいし界のぐろーばるすたんだーどっちゅうやつを骨の髄まで叩き込んだるわい」

さあ、どうなるりこどん!!

と、毎回毎回「さあどうなる」で、話はなかなか進みませんが、それはともかく、余談ですが、ワシントンの町にはやたらリスがいるんだよね。動物のリス。私は毛のはえた柔らかいものが嫌いなので近寄りませんが、それでもはたと気づいたんでした。クリ&リス。といいうわけで、ここはやっぱり世界屈指のすけべの町だった。以下次号。

 

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