せいしくんその8

パリのせいしくん

 そうして、利己的せいしのりこどんは、世界を旅していた。船戸与一もしくはクイ ネルの世界だな。クイネルといっても、食って寝るわけではない。クリーシーという 不死身の元傭兵が主人公の小説だ。ニヒルだねえ。新潮文庫で読まれい。

 「マッチ擦るつかのま海に霧深し」と傭兵気分のりこどんはつぶやく。あるところ でこのうたを間違えている人がいたが、本当はこうです。下の句は「ミスチル・・」 ではなく「身捨つるほどの祖国はありや」。どうだ、傭兵っぽくて、カッチョいいや ろ。と、りこどんはパリの街角のレンガ塀にもたれているのだった。あほやねえ。

口口口口口口口口口
口口口口口口口口口
口口口口口口口口口
口口口口口口口口口
口口口口口口口口口

 なぜ、パリか。霧でレンガだったらロンドンやろーっ、と言われそうだが、そりゃ そうだね。でも作者はロンドンに行ったことがない。まんじゅどんはロンドン出張で ストリップを見に行きましたが。では、作者がパリを知っているかと言われると、ト ランジットで1日いただけです、すみません。それでも、なぜパリかといえば、まあ ここに必然があるんじゃっど。
 りこどんはニヒルを装ってはいるが、頭の中はスケベで一杯だった。
 「ひひひ、ピンサロに行ったろかいな」
 しかし、ここは大塚ではなくパリだ。パリにピンサロがあるかは知らんが、ま、そ んな所を探して出向いたわけでした。

      WWWWWWWWWWWW
 うわーーっ、すごい。トップレスの行列だ。

      YYYYYYYYYYYY
 股間も登場した。

 「こんばんわーー」
 「おうおう、ねえちゃん、名前はなんちゅうの」
 もえでーす」
 「ほうかほうか、もえちゃんか、ええ名やのお」
 りこどんはニヒルもかなぐり捨てて、スケベまっしぐらです。おっ、もう触っとる 。作者は不幸なことに、ピンサロに行ったことがないんですが、どこまでしていいん ですか?
 「なあ、ねえちゃん、本名も教えてえな」
 「えーーっ、まあ、いっかー。シャチョウさん、ええ人そうやし。うち、もえ・え・しゃんどん、ゆうねんで」
 なにっ、モエ・エ・シャンドンといえば、シャンパンの銘柄ではないですか。ドン ・ペリニヨン、ヴーヴ・クリコなどと同様ですね。ドンペリは確かに有名ですが、あまりおしゃれではありませんね。ちょい気取った女をどうにかしたろ、 と思う時には、クリュッグという銘柄を頼むとええで。ちなみに、シャンパンは 日本酒で割って飲むとおいしいです。
 「おっ、あんたもドン民族なんか。奇遇やなあ」
 「えっ、シャチョウさんもそうなん。こりゃ、まこち、驚いたわあ」
 「でも、ねえちゃん、ちょっと見ただけじゃ、わからんなあ。形もダブリューやし」
 「ええ、でも、こうして逆立ちするとーー」

M

 「おおーー、モエ/エ/シャンドンのMやんか。ええながめやのお。よーし、ここ ちょっと触ったろかあ」
 M「ああーん、そこはだめよーん」
 「何ゆうてんのや。ほーれ。お、おお、な、なんや、この突起は」
 M「だから、だめゆうとんのや。あ、引っ張ったら、なおあかんて。あ、だ、だめ ー、出るーーー」
 スッポーーーーーン、と音をたて、大量の液体を噴出しながら、コルク栓は抜けた。
 「うわっ、なんや、この形」
 実は、常々思っていたんですが、シャンパンを抜いた後のコルク栓というのは、た いへんエッチな形状をしていませんか?

 ここで、限られた読者の皆さんに、作者が10年ほど前に独力で発見し、酒席で披 露したところ場が凍ってしまった秘法、「指で男性器を形作る方法」をお伝えしまし ょう。
 (1)糸や切った輪ゴムなど、細いヒモ状のものを10センチほど用意します。
 (2)片手の人さし指(太めがすきなら中指でも可)の、第一関節のあたりに糸を 巻き、結びます。
 (3)結び目を、指の内側 指紋の中央あたりに持ってきて、きつめに結びます。
 (4)糸の両端を、あいている方の手で持って、指の先の方に向かって、きゅっと 引っ張り上げます。ほーら出来上がり。

 「おまはん、ニューハーフやったんか。こりゃ、1本とられたな」
 と、りこどんはがっくり。しかし、ハズシてもただでは起きんぞ。りこどんは、ま たしても発射の極意を学んだのでした。
 極意<発射は勢いや。とはいえ、あんまり勢いが強いと、栓が飛んで器物を損壊す るので、布などをかぶせると良い>
 以下次号。
 

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