
すごくやらしい声で、彼はやらしいことを言う、
いつもワタシはメロメロにされてしまう。
その日は二人ともバイトを終えて、
彼の家で御飯を食べようって、そんな日だった。
真っ暗な公園を誰も見てないからって、手をつないで歩いていた。
フイに彼の手がギューっと強くなり、こんなことを言い出した。
「この前さぁ、連れとエロビデオ観ちゃった。無修正のやつ」
「…へぇ」
なぜいきなりそんなこと言うんだろう、変なの、
と思いながらワタシは返事をした。
「女ってすげーな。本当に、すぐ濡れるんだな」
「しんない、女と寝たことないもん」
「ふぅん。でも、自分におきかえりゃわかることじゃん」
「なにがよ」
ちょっとムッとしながら答える。
「お前、すぐ濡れちゃうくせに」
彼は、普通の声できっぱり話す。
やだ、そんな大きな声で。誰が聞いてるかわからないのに。
ワタシは黙ったまま、彼を見上げた。
「…やらしー目だな。触ってやろーか?」
「やめてよ」
彼の目が細り、少しだけしわがれた声になる。
ここ、どこだと思ってんのよ。
「感じてないの?ほんとに?」
「・・ほんと・」
「ウソばっか」
そう言って、彼はワタシのジーンズの上から、ガッと股をつかんだ。
「ちょっと!」
「まぁ、まぁ」
彼の中指が、ジーンズのちょうど縫い目をゴリゴリと押す。
その動きが、ワタシを刺激する。
「ここ、好きだよねぇ。…あ」
「なによ」
「すげー、こんな分厚い布なのに、もう湿ってんじゃねーの…すきもん」
「やめてよ」
ワタシを硬い電柱に押し付けるようにして、
彼がおおいかぶさってくる。
電柱の真下なんて、こんな明るいとこで?
でも、ダメ。もう、頭がぼんやりしてるような気がする。
彼の指が痛いくらいにジーンズをなでたり押したりしてる。
しかも、彼の膝まで、ワタシのジーンズの谷間にある。
「ほら、お前、ここと、…ここも好きだよねぇ」
今度は左手の手のひらで、
服の上から乳房の辺りを円を描くように押し上げる。
「ほら…ね。もう立ってんじゃん、先っちょ」
くぐもった声でクククなんて耳元で笑われて、
ワタシは、気が遠くなる。
「お前のアソコもさぁ、もぉ、グチョグチョなんじゃないの?」
「……」
悔しいから、目をつぶって、歯を食いしばった。
絶対声なんか出さない。
「まー、いいけどぉ。触ってみれば、わかるんだし」
「ちょ・・・ちょっとまって・・・。」