おじちゃん

もうすぐ会えなくなっちゃう、おじちゃんに奉げます。


おじちゃんは、区のシルバ〜センタ〜から派遣されて、毎朝五時半から
駅前の公共駐輪場で自転車整理のお仕事をしています。
私がここに越してきてから初めて声を掛けてくれたのが、彼でした。
「良い自転車、のってるね〜」

朝、一分一秒を争い自転車を乗り入れる私にまず第一声。続いて
「ユア サイクル イズ ナンバ〜ワン!」
通勤サバイバルに疲れた心に染みるってもんでしょう。
最初は驚くだけだった私も、次第に打ち解けて笑顔で返せるまでに。

そんなある朝、いつもの様に駐輪場へやってきた私が見たものは
見知らぬ青年に声をかける、おじちゃんの姿でした。
「ユア サイクル イズ ナンバ〜ワン!」と!
ああ、私だけじゃなかったのね、その台詞は!!

一瞬、不覚にも動揺してしまい立ち尽くす私に
気づいたおじちゃん、こっちを向きなおし、笑顔で一言。
「ユア バイシクル イズ レディ〜ス ナンバ〜ワン!」
・・・おじちゃん、ナイス フォロ〜・・・

 

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