たぬと愉快な活字達
まずはこのタイトルに惹かれた。そう、出会いはイトーヨウカドー内の書店であった。
漫画ばかり読み漁っていた私が、ふと手にした椎名誠作品第一号である。
椎名誠という人をよく知らなかったが「どうだどうだ」という特有の文体と、個性豊かな
メンバー達との焚き火野宿のエッセイにはどんどん引き込まれていった。
ここから、たぬの活字との付き合いが始まる。
手始めに椎名作品を買いあさり、その周辺の人々のエッセイなどを読み始めた。
今回は私の好きな本達を作者別にまとめてみようと思います。(個人的意見等が、かなり含まれています。)
椎名誠とその周辺
思いつくまま並べてみます。
椎名誠
エッセイにも日本、世界の旅話から何気ない日常まで様々。その移動距離と、
視点(目の付け所)には驚かされてしまう。
「インドでわしも考えた」「ロシアにおけるニタリノフの便座について」「活字のサーカス」
小説では「岳物語」「銀座のカラス」をはじめとする私小説から「アドバード」などのSF
まである。創作ではネーミングセンスがかなり面白い。題名のセンスも好きです。
◎「本の雑誌」という季刊誌(書評など)には、椎名誠とその周辺の人々が多数参加!!
周辺の人々
沢野ひとし=椎名作品の殆どのイラストを手がける。下手上手な絵には思わずニヤリ♪著書もあります。
目黒孝二=「本の雑誌」の元編集長。「もだえ苦しむ活字中毒者」という椎名作品にも登場する。
中村郁夫=水中カメラマン。魚の顔を掲載した写真本も面白い。そういえば、椎名さんも写真集をだしている。
木村晋介=中村さんと同様にTVにも登場する弁護士。学生時代には椎名さんらとの共同生活を送る。
林政明=「林さんチャーハンの秘密」という本も出している。怪しい探検隊の料理人。
野田知佑=愛犬とともにカヌーで川下り。釣り人への名言は 「釣ったら食え!!」ブラックバスも食えるらしい。
渡辺一枝=椎名さんの奥さん。幼稚園の保母として活躍後、憧れのチベット旅行へ。しかも馬で横断。
椎名さん周辺の人々の中でも目を引いたのが東海林さだおさんである。
実は二人が知り合い(対談集を数冊出す仲)だとは知らずに本を購入。
やはり、題名に惹かれて…
「キャベツのまるかじり」
すごいタイトルである。野菜ならまだしも、鯰や駅弁や、はては狸まで「まるかじり」のこのシリーズは
週間朝日に連載中の食べ物エッセイをまとめたもの。
この人のイラスト+文章からなる表現はとても凄い。「そうそう、あるよね」と頷くことも多い。
結構、さくっと読めるのでこれは皆に勧めています。実は「たぬき汁」の原点かも、私の目指す文章です。
宮部みゆき
この人の作品も殆ど、読んでいます。「パーフェクトブルー」や「理由」などの長編から短編集までさまざま。
中でも大好きなのが「幻色江戸ごよみ」などの時代小説シリーズ。心温まる人情話からサスペンス、怪談
まで。古臭いのは嫌いとは言わずに一度、読んでみてください♪
現代物だと「ステッファザーステップ」「長い長い殺人」「心をとろかすような」が好きです。宮部作品に出てくる
子供や動物はとても生き生きしています。あと、少年少女の集団犯罪を扱った作品も多い気がします。
これは誰かの受け売りですが、「テーマが重くても心温まる仕上がり」になっている。その通りだと思います。
池波正太郎
祖母に薦められ、鬼平犯科帳(24巻)を読破。未完なのが凄く悔しい。池波さんの食べ物エッセイも面白い。
赤川次郎
三毛猫ホームズシリーズが好き。椎名作品と出会う前に読んでいた数少ない活字。
山田詠美
「晩年の子供」を読んでください。この中に収録の「ひよこの目」は教科書に登場。「ラビット病」もオススメ。
吉本ばなな
殆ど読んだはず…。一番最初に読んだ「キッチン」が一番好きです。
吉元由美
「ばなな」さんと同じ棚に置かれてることもあった。ふんわりした話が多かった気がします。
新井素子
「くますけと一緒に」が凄くよいです。「グリーンレクイエム」「おしまいの日」などタイトルに惹かれることも多い。
清水義範
清水さんはすごい。
「ビビンバブ」「ことばの国」「すしとにんじゃ」、最近読んだ「発言者たち」も面白かった。(著書多数)
「ありがちな」表現、人などを故意に書いてしまう凄い人である。
西原理恵子
知る人ぞ知る漫画家。麻雀ネタは分からないが、旅ネタ本は面白かった。
あとは「恨ミシュラン」や、ほのぼの系の漫画もよいです。
清水さんとタッグを組んだ「おもしろくっても理科」などのシリーズもオススメ。最新作は「お嫌いでしょうが数学」…らしい。
大槻ケンヂ
「くるぐる使い」「ステイシー」では気持ちの悪い表現もある、けれども引き込まれて読んでしまうのがすごい。
「のほほんと暑い国へ行く」などのエッセイも面白い。
蔵前仁一
雑誌「旅行人」の編集長。バックパッカーとしてインドなどを旅する。しかも夫婦で。イラスト入りで読みやすい本が多い。
宮沢賢治
ふと購入。中途半端に知っている話も多かったのですが、改めて読むと面白いなあと感じます。
ペンネンネンネンネネムー。
こうやって見てみると、タイトルに惹かれての購入がかなり多い。特に古本屋では衝動買いも多数である。
何気なく手にとった本が面白いと、それだけで一日が幸せ♪
本屋は昔から好きだった。しかし、真面目な本に近づいてゆく事は少なかった。
少女漫画的な文庫、ファンタジー系の文庫は良く読んでいたけどね。
ファンタジー系
深沢美潮
フォーチュンクエストがとても好きです。なんと言っても、ほのぼのしている。悪役もなんか憎めない感じです。
神坂一
スレイヤーズ。第一部のほうが好きかも。「本の雑誌」(書評誌)で妙に誉められていた。取り上げられていた事が嬉しい。
あとは初期のソードワールドや、最近ではブギ−ポップも読んでいます。
ファンタジー以外では、日向章一郎の「放課後シリーズ」を読んでいた。あれはまだ続いているのだろうか。
漫画たち。
幽遊白書と、スラムダンクは限りなく好きでした。その他といえば…
田村由美
BASARAが好きです。友人から借りて読み、気に入ってセット購入してしまったほど。理不尽な話も沢山出てきます。
その中で、キャラクターそれぞれが一生懸命に生きています。シリアスのみならず笑いもあります。(笑)
高橋留美子
うる星やつら、らんま1/2などギャグ風はじめ、ホラー系シリアスも。短編では「Pの悲劇」が好きです。
佐々木倫子
動物のお医者さんは凄い。おたんこナースは、相手が人間だけに笑い切れなかった。
動物の不幸はいいのか?といわれれば、こちらとしてはキャンと尻尾を巻くしかない。
あとは、金田一、コナン、H2や花より団子やら美味しんぼ。買うのが追いつかないので、たまに漫画喫茶で
読んでいます。あと某新古書店(こっちで立ち読みが多し)。
最近のヒットは川原泉の「空の食欲魔人」。タイトルに惹かれた人は是非読むべしです。
さらにアニメでもおなじみのワンピースにはまっている。ああ、本棚が…。
東周英雄伝(講談社文庫)
ここで読んだ話が、大学の入試(漢文)で出た!! 4巻もあるという噂だがみた事無い。
発見した人は教えてください。 文庫ではなくデッカイ版で出てるのかも。
ハリーポッター
ハードカバーなのに電車の中で立ち読みしてみまった。(汗)
青春の食卓(たけだみりこ)
角川文庫やメディアワークスから出ている漫画+レシピ本。簡単なものも多く、かなり役立つ
クッキングパパレシピも活躍中。(講談社文庫)
美味しんぼは、料理人的料理が多いからなぁ。
食べ物といえば卒業論文で「日中食文化」を取り上げようと思いついたため、
中国とか食物誌とかいう言葉にはよく惹かれる今日この頃。なんかいい本ないかしらー♪
本でも漫画でも夢中で読めるのは幸せです。現実逃避という話も聞きますが、
様々な活字や絵が現実で役立つ事も多いと思います。これは真面目な本に限らずに…。
最後に、ちょっと疲れている貴方にこの本をおくります。
ブッタとシッタカブッタ
このシリーズは3、4冊出ている漫画です。(小泉吉宏作)
ちょっと哲学的。こういうの嫌いな人も居るかもしれませんが、私にとっては心に残るシリーズです。
今ここに文章の抜粋を書こうと思ったのですが、辞めておきます。
その時の気持ちのよって、目に止まる文章があまりにも違うから。
「人は自分の問題意識に会う本に惹かれる」という言葉を聞いた事がありますし。
ちょっと小難しい話をしてしまいました。
自分を飾らずに、素直に本の世界を泳げたらそれは楽しい事だと思います。
私の文章は、自分が読んだものに影響されている事も多いです。
作話にいたっては、目指せ星新一という気持ちもなきにしもあらず。(恐れ多い)
少しでも自分らしさが出せたら嬉しいと思っています。
自分の書いた文章が、少しでも役に立てたならこれほど幸せなことはありません。
最後に、本の好みは人それぞれですが、読んだ本の話をするのは大好きです。
皆さんもオススメの作品があれば教えてくださいね♪
最後まで読んでくれてありがとう!!