国際人道法について 斉藤 善司 平成12年1月30日(日)日赤神奈川支部において「国際人道法普及」についての研究会が 開催されました。岩壁奉仕課長の挨拶の後、坂本宏明研究サポート委員より研修が行われたので 報告します。 主な内容は、 国際人道法とは 国際人道法の今後の普及活動について 国際人道法とは、ジュネーブ諸条約を中心とた武力紛争時の傷病者、民間人(文民)、捕虜等の 人道的な取り扱いを規定した諸条約、法規、国際慣習を総称したものです。1864年にアンリーデ ュナンの主唱により成立した「ジュネーブ条約」に基づき、敵味方の区別なく傷病兵を救済する 機関として誕生した赤十字の根本になっています。 その後ジュネーブ諸条約は1949年に4つの条約(陸戦・海戦・捕虜・文民)に改正され昨年50周 年を向かえました。また、1977年には「2つの追加議定書」が民族紛争や内戦に対応するために 追加制定されました。 「赤十字の7つの原則」は多くの団員がすでにご存じのことと思います。実は、この原則の根 本をなす「国際人道法」の中から「人道」をはじめとする諸原則が生まれてきました。国際人道 法は戦争や紛争について書かれていますが、人間の尊厳を守るための必要な「常識」としてこれ らの法律の
重要性を認識して今後のボランティア活動にいかしてほしいと思います。 幸い、私たちは直接戦争と係わってきませんでしたが、一見平和に見 える毎日の生活も戦争と無関係ではないと思いますし、戦禍に苦しむ人 たちに無関心でいることもできないでしょう。世界中で「人道」の実現 のために日夜努力されている赤十字関係者と同じ赤十字の旗の下、私た ち歯科医師赤十字奉仕団も同じ理念に則り、平時だからこそできる活動 を進めていきたいと思います。 | |
日赤救急法競技会の傾向と対策 藤本 洋士
まず、5人一組でチームを組みましょう。気の合った仲間がいいでしょう。レッツトライ!
T、三角巾リレー(一人が傷病者役)
@4人で行ないます。一人ずつスタートラインから備品(三角巾と赤いフェルト)のところまで
走って行く。
A備品のところに置いてある紙(傷病部位が書いてある)を取り同時に赤いフエルトの保護ガー
ゼと三角巾(必要枚数)を持って傷病者のところまで全力で走って行く。判定員にその紙を渡
す。
B書いてある傷の手当てをして全力でスタートラインまで戻ってきて次の人にバトンタッチして
いく。
POINT:@全速力で走る。保護ガーゼを持つ。
A傷病部位を傷病者に声を出して伝える。
B傷病者に声がけと勇気付けし、包帯をする時も声をかけながら手当てする。もちろ
ん、綺麗に巻く。1人約45秒以内で手当てできるように。頭、片胸、前腕、膝、
下腿、手、肩が出題。
U、蘇生法競技 (ひとりだけエントリー)
最初1分間練習。その際、吹き込み強ければ軽くにする。傷病者発見から正しく手順を踏むこ
と。ポイントは運と練習あるのみ、競技会の前日までやれればいうことなし。
V、応急手当競…(一人傷病者役)5分で終了させるとGOOD
5分を境に判定、1秒+−につきマイナス 10点
傷病者発見、周囲の状況異常なしを発声し、傷病者に駆け寄る。A〔タイムキーパー役〕が傷
病者の氏名、連絡先、年齢、傷病部位などを記録。同時に帽子、めがね等をはずしておく。
Bがくつを脱がせて、傷病部位を手でとりあえず固定。タオルはスタート前に折っておく。
C・Dが必要資材を用意。Cが副子を作る(副子は当てる方をしっかりタオルで覆う)Dが三
角巾を8つ折りに(この時Aも三角巾をたたむ)Bは骨折部位を固定しながら勇気づけと観察。
Aは担架くみたてと毛布を担架にのせるが、縁をたたみ込むことはない。AとDが担架を傷病
者のそばに用意。(担架の仕様が二人でないと運びにくいタイプなので注意)必ず、傷病部位
側に3人位置する。反対側に指揮者。傷病者の持ち物を忘れずに。頭側の膝をたてること。
すみやかに搬送(あまりゆっくりだと、葬式みたいである)。
POINT:@出題傾向:膝の骨折の固定法
A副子を当てる人だけでなく、まわりのひとの勇
気づけや患部の支えを忘れずに。
B技術、段取り、スピード。
W、災害救助競技
5人のうち3人が出場し、2分間に何人の傷病者を手当てできるかを競う。搬送は行なわない。
三角巾は各自3枚、保護ガーゼも忘れずに。7人の傷病者が準備されている。三角巾はあらか
じめ4つ折りにして肩に掛けておく。
@右膝のけが A 左膝のけが B 左耳のけがC右下腿のけがD カバーの中に頭部のけが人
Eテントの中に腕のつりの手当てを必要とするけが人Fブルーシートの下の意識不明者(呼吸あ
り)の体位変換
POINT:3人のエリア分担を前もって方向づけておくこと。
扉を開けたら、全員で傷病者発見、周囲の状況確認の発声をし、傷病者に駆け寄る。手当てしな
がら、声かけも忘れずに。意識不明者は触らない(時間があればシートを剥ぐ)で、最後にまわ
す。全部の傷病者に手をつけることが高得点となる模様。手当ては迅速に(ひとり30秒で)手
当てが終わったら、帽子を置いて目印とする。(これは、アイデア)時間があれば、手当てが終
了後の傷病者の観察もチェック。
以上が、競技会の傾向と対策です。
ちなみに、第3回救急法競技会では、歯科奉は総合19位でした。
次回は2〜3チームを編成し競技会に臨みたいと思います。
(部門別)T三角巾リレー競技 6位
U心肺蘇生法競技(個人) 11位
V応急手当競技 14位
W災害救助競技 41位 | |
| page1へ page2へ |