決断の時(前編)
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トウキョウシティーの郊外にある公園墓地の一角に、一人の少女が佇んでいる。
「アキトさん、ユリカさん、お久しぶりです」
少女は墓前にそう語り掛けると、持ってきた花束を墓前に置いて、静かに両手を合わせた。
「私、連合宇宙軍に戻ることになりました。ミナトさんは反対したんですけど、宇宙に行けばお二人が
近くにいて下さる気がしたので、ミスマル提督のお誘いを受けることにしました。ですから、お墓には
あまり来れなくなりますけど、我慢して下さい。こんどは私が艦長だそうです。ユリカさんほどうまく
出来るかは判りませんが、お二人と一緒に写した写真を持っていきますので見守ってて下さい」
そう言うと、その少女、ホシノルリは立ち上がり、後ろを振り返る事無くを立ち去っていった。
 

その日、ルリは空を見上げたまま、動くことが出来なかった。
目の前でおきたシャトルの爆発事故。
そのシャトルには、前日に結婚式を終えたばかりの幸せいっぱいであろう二人、ルリにとって大切な家
族であるテンカワアキト・ユリカ夫妻が乗り込んでいた。
「う、嘘だろ、おい・・・」
その声に振り返ったルリの目に、彼女と一緒に二人を見送りに来ていた人々の、悲しみ、怒り、絶望と
いった複雑な感情を表した顔で、空を見上げている姿が飛び込んできた。
その後の事をルリは覚えていない。
次に彼女が気が付いたときには、ミナトと一緒にミスマル家の応接間のソファーに座っていた。
そして、その前には、呆然とテレビを見つめているミスマルコウイチロウ提督、すなわちユリカの父親
の姿があった。
 

「本当に、このニュースは間違いないんだね、ハルカ君?」
コウイチロウが指差したテレビの画面では、先程から火星行きシャトルの爆発事故のニュースばかりが
流れている。
そのニュースはどのチャンネルを見ても同じ事であった。
「はい。事故は私達の目の前で起きました。信じたくない事ですが、残念ながら事実です」
(なんでミナトさんは、こうも冷静でいられるのだろう)
ミナトがコウイチロウの質問に冷静に答えるを見て、ルリは不思議に思った。
「そうか・・・」
コウイチロウは、大きな落胆と、深い悲しみに彩られたような呟きを漏らすと視線を床に落とし、その
まま黙り込んでしまう。
その姿は、最愛の娘を結婚直後に失うという、およそ想像も出来ないような悲しみに、必死に耐えよう
としている姿だった。
そんなコウイチロウの姿を見ていられなくなったのか、ルリはそっと応接間を離れ、以前ユリカと共に
この家に居た時に使っていた部屋へと入って行った。
 

「私は大丈夫だから、ハルカ君、ルリ君の側にいてあげてくれないか。今一番辛いのは、多分彼女だろ
うから」
そうコウイチロウに言われたミナトは、ルリが入っていった部屋の前に立った。
「ルリルリ、開けてもいい?」
「・・・・・・」
ミナトの問いかけに、部屋の中からの返事はなかったが、ミナトが耳をすますと、扉の向こうから涙を
しゃくりあげる声がかすかに聞こえてくる。
「今はあの娘を一人にはしておけない・・・」
中に居るルリの気持ちを考えると、ミナトは一瞬扉を開ける事をためらったが、自分に言い聞かせるよ
うに呟くと扉を開けた。
 

ルリは、ミナトが入ってきた事にも気付かない様子で、彼女がいつも持ち歩いている一枚の写真、アキ
トとユリカとルリの3人が、屋台の前で笑っている写真を握り締めながら泣きじゃくっていた。
(ルリルリ・・・)
ミナトはルリのその姿を見て気が付いた。
アキトとユリカの二人は、ルリにとって初めて『家族』と呼べる存在であった事実を・・・。
アキトに対して、ルリがほのかな恋心を持っていた事実を・・・。
ユリカが、ルリをどれだけ明るくさせていたのかという事実を・・・。
そんな二人が、ルリ一人を置いて居なくなってしまったという事実を・・・。
大切なその二人を、自分の目の前でありながら手の届かない場所で失ってしまったという事実を・・・。
それらの事実が、14歳の少女にとって、どれだけ心に深い傷を与えてしまうのかという事を・・・。
ルリの気持ちを考えた時、ミナトは胸が張り裂けそうな辛さを覚えた。
 

「え?」
ルリは、いきなり背中越しに抱きしめられた事に驚いて顔を上げた。
「ルリルリ、幾らでも泣きなさい」
その声は暖かく、そして切なくルリの心の中に染み込んでくる。
「ミナトさん・・・」
「あなたに取って、大切な人が居なくなってしまった事は事実。それは我慢できない程大きな事。真正
面から受け入れるには、とても勇気が居る事。その勇気の為の涙なら、幾らでも流していいのよ」
ミナトが耳元で呟くように語る言葉を聞いているうちに、抱きしめられた事によって止まりかけた涙が、
再び頬を濡らす。
「涙が枯れる位、思いっ切り泣いちゃいなさい」
そう言われた瞬間、ルリはミナトにしがみついて声を上げて泣き始めた。
そんなルリをミナトは優しく抱き留め、何時までも背中を軽く撫で続けていた。
 

(やっぱりこの娘を一人にしておけないわ)
(私の家だったらユキナも居るし、少しは気が落ち着けるんじゃないかしら)
ルリを抱きしめたまま、ミナトは一つの決断をしていた。
“ルリを自分の家に連れて行く”という決断を。
そして、ルリが落ち着いてきた頃を見計らって、静かに語りかける。
「ねえルリルリ、もし良かったら家に来ない?」
「え?」
突然のミナトの言葉に、ルリはビックリしたように顔を上げる。
「もちろん無理にとは言わないし、あなたがここに居たいと言うのだったら、それでも構わないわ。
ただね、家だったらユキナも居るし、あなたも少しは気が紛れると思うんだけど」
「でも、いいんですか?」
「あたしは構わないし、ユキナも賛成してくれると思うわ」
「あの、もう少し時間を下さい。少し考えたいんです・・・」
「ええいいわよ。自分でしっかり考えなさい。でもね、私も白鳥さんの時に経験しているから解るけど、
落ち込む気持ちは仕方が無いものだけど、ただ落ち込んで居るだけでは、なにも解決はしないわ。あの
時、私にはユキナが居てくれたし、ナデシコのみんなが居てくれた。アキト君やユリカさんが、あなた
にとって何物にも変えられない存在なのは解るけど、いざという時に、あなたの力になれる人は沢山い
るんだって事を忘れないでね」
そう言うと、ミナトは再びルリを抱きしめた。
 

ルリとミナトが応接間に戻ったとき、そこにはプロスペクターが来ており、コウイチロウと葬儀の打合
せをしていた。
『アキト君に親族がいない以上、葬儀の全てはミスマル家でやらざるを得ない』
そう考えたコウイチロウが、呼んでいたのだった。
「ルリ君、少しは落ち着いたかね?」
部屋に入ってきたルリに気が付くと、コウイチロウは優しく声を掛ける。
「はい。ご心配をお掛けして済みませんでした」
「いやいや、気にしなくてもよい。ユリカやアキト君の家族は、私の家族でもあるのだからね」
そう言うと彼はプロスの方に向き直り、再び葬儀の打合せを始める。
ルリはそんな2人の側に腰を下ろすと、俯きながら話の内容に耳を傾けた。
 

「では、喪主は提督が行うとして、出発の時の写真や位牌を持つのはどういたしましょう?」
「写真は、ルリ君と私で持つ事にしよう。位牌は、ナデシコの誰かに持ってもらいたいのだが・・・」
「ナデシコのですか?」
「うむ、あの2人にとって、ナデシコでの生活はかけがえの無いものだったと思う。その時の仲間に持っ
てもらえば、あの2人も喜んでくれると思うのだ」
「解りました。それでは、誰かに頼んでみる事にします。それで、遺族の挨拶は、やはり提督がやられ
ますか?」
プロスが何気なく言ったとき、ルリが顔を上げた。
「あの、その挨拶は私にやらせてもらえませんか」
「「「え?」」」
その場に居た3人が、驚いたようにルリの顔を見る。
「お願いします。アキトさんとユリカさんは私にとって家族ですから、私がやりたいんです」
そのルリの言葉には、何か力強いものを感じさせるものがあった。
「解りました。提督はそれで構いませんか?」
プロスがコウイチロウに確認するように問い掛ける。
「私は構わんよ。私が挨拶するより、ルリ君が挨拶した方が、2人も喜ぶだろう」
「では、私は準備がありますので、これで失礼します」
プロスは、そう言ってミスマル家を出ていった。
 

結局、アキトの位牌は、彼の料理の師匠でもあるホウメイが、ユリカの位牌は、彼女の幼なじみである
ジュンが持つ事になり、2人の葬儀は取り行なわれた。
本来、葬式とは死者に別れを告げるものとされているが、ナデシコのクルーにとってのこの葬儀は、別
れを告げるどころか、いまだに2人の死を受け入れられないままに行われなければならなかった。
「ねえウリピー。あの2人本当に死んじゃったんだね・・・」
ヒカルが目に涙を溜めながら、隣に居るウリバタケに話し掛ける。
「ああ、信じられないけどな・・・」
そう答えるウリバタケの視線は、祭壇に有る2人の写真をじっと見つめていた。

アカツキやエリナが唇を噛み締めたまま立っている。

メグミが流れる涙を拭おうともせず俯き、そのメグミを支えるようにミナトが佇んでいる。

ユキナが怒ったような目つきで、2人の写真を見つめている。

リョーコが拳を握り締めたまま、一人立ち尽くしている。

そんな中、ルリの最後の挨拶が始まった。
 

「今日は、アキトさんとユリカさんの為に、こんなにも沢山の方に来て頂き、ありがとうございました。
御二人は、今日ここに来て下さった皆さんの心の中に居ます。
アキトさんとユリカさんが居たという事実、これを忘れない下さい」
そこまで言ったとき、ルリの頬を涙がこぼれ落ちる。
「私達が元気で居るという事、それがあの御二人の、誰よりも他人を思いやる心を持ったアキトさんと、
他人を引き込む笑顔を持ったユリカさんの、何よりの供養になると思います。
私は、あの御二人に出会えた事を感謝しています。
あの御二人が、私に家族というものを教えてくれた事を感謝しています。
その御二人とのお別れに、これだけ沢山の皆さんが来て下さったという事が、私は嬉しいです。
本当にありがとうございました」
そう言って、ルリは深々と頭を下げたまま、暫くの間、顔を上げる事が出来なかった。
 

火葬場から帰宅したルリとコウイチロウは、空の骨壷を奥の部屋に置くと、応接間に向かい合って座っ
ていた。
まるで二人とも言葉を忘れてしまったかのように、テーブルを黙って見つめている。
どの位そうしていただろう、ふいにコウイチロウが顔を上げ、ルリに語り始めた。
「ルリ君、ユリカとアキト君と一緒にいてくれてありがとう」
「提督・・・」
「多分あの二人は、君が居てくれたお陰で、短い人生は人生なりに楽しめたと私は思う」
ルリにはコウイチロウの言葉に答える事が出来ない。
「結婚式の前日にユリカが私の所に来てね、こう言ったんだよ。
『お父様、私は明日アキトと結婚します。色々とわがままもいいましたし、ご心配も掛けました。でも、
アキトとルリちゃんが居てくれるので、心配しないで下さい。アキトとルリちゃんの3人で幸せになり
ますね』ってね」
ルリは我慢が出来なくなった。
ユリカが自分達二人だけではなく、自分も含めた3人で幸せになろうと考えていてくれた事が、ルリの
胸を強く締め付ける。
「ユリカさん・・・、アキトさん・・・」
彼女はそう呟くと、ただ泣く事しかできなかった。
 

コウイチロウは、泣きじゃくっているルリを静かに見守っている。
そして、ルリが少し落ち着いてきたのを見計らって言葉を続けた。
「ルリ君、君はハルカ君の所に行きなさい」
ルリにはその言葉が、自分を突き放す様に聞こえた。
「私はここに居てはいけないんですか?」
「そうではない。そうじゃないんだ」
コウイチロウは慌てて言葉を付け足す。
「本当は私も君に居て欲しいと思う。だが、今の君には必要なのは私ではなく、何でも話せる相手であ
り、君がユリカやアキト君と共に暮らした事を、きちんと理解してくれる相手が必要なんだ。残念なが
ら、それは私ではないよ。
この前も言ったが、君はユリカとアキト君の家族だ。それは私の家族という事でもあるんだよ。家族の
絆は、たとえ離れても切れる事はない。だからいつ来てくれても私は歓迎するし、気持ちが落ち着いた
らいつでも戻ってこれるように、君の部屋はそのままにしておくよ」
ルリ一瞬でもコウイチロウを疑った事を悔いた。
「心配して下さって、ありがとうございます」
そう言うと、ルリは深々と頭を下げた。
 

結局、葬儀から一週間後に、ルリはミナトの家に引っ越した。
彼女が引越しを決意したのにはいくつか理由があったが、自分が居る事がコウイチロウにとっても辛い
事に繋がると思ったのが、一番大きな理由であった。
ルリの中には、アキトやユリカと暮らしている間に、他人を思いやる優しさが確実に育っていた。
「ルリルリ、今日からここがあなたの家なんだからね」
「そうよルリ、今日からあなたは私の妹だからね」
ミナトとユキナのそれぞれの言葉がルリを出迎える。
「よろしくお願いします」
「だから、そういった他人行儀はいらないの」
改めて挨拶するルリに、ユキナが怒ったように言った。
 

「ルリルリ、今日の夕食は三人で外で食べよっか?」
「賛成。ミナトさんったら、なかなか外食に連れてってくれないんだもん。プンプン」
「はい、いいですよ」
「じゃあ、7時に駅前で待ち合わせね」
ミナトは、ルリやユキナの返事を聞くと、待ち合せの時間を指定して出勤していく。
「ユキナさん、そろそろ行かないと遅刻しますよ」
キッチンのテーブルでパンを食べているユキナに、ルリが声を掛ける。
「うっそー、もうそんな時間?」
ユキナは壁の時計を確認すると、慌ててパンを詰め込む。
「じゃ、行ってくるからね」
ルリに声を掛けたユキナは、靴を履くのももどかしそうに走り出して行った。
 

キッチンで朝食の後片付けをしているルリの手が止まる。
(何かが違う・・・)
ミナトの家で生活する様になってから一週間、ルリはどことなく違和感を感じていた。
(ミナトさんやユキナさんは、本当によくしてくれていると思う。でも何かが違う・・・)
実際、ミナトやユキナはルリに対して、アキトやユリカを思い出させない様に気を配っていたが、その
事が、逆にルリに違和感を覚えさせる事に繋がっていた。
ルリは、二人に感謝しながらも、どうしても二人の事を家族のように感じる事が出来ないでいた。
(家族って何なんだろう・・・)
ルリがふと思ったとき、彼女の頭の中にユリカやアキトの声が流れてきた。
『ルリちゃん、家族の絆はね、たとえ離れたって切れたりはしないんだよ』
『家族に血の繋がりなんて重要じゃないんだ。だって夫婦は元々血の繋がりなんてないだろう』
『家族ってね、時間をかけてゆっくり出来ていくもんなんだよ。だから、私達もゆっくり作っていこうよ』
『ルリちゃん、俺やユリカが考えてる事が、口に出さなくても何となく判る事があるだろう。家族って
ね、お互いが判り合える存在なんだよ』
『『いつまでも一緒だよ、ルリちゃん』』
「アキトさん・・・、ユリカさん・・・、一緒に居るって言ったじゃないですか、家族だって言ったじゃ
ないですか。会いたいです。一人は寂しいです・・・」
アキトやユリカとの生活を思い出した彼女は、キッチンの床に座り込んでただ泣く事しか出来なかった。
 

それから一ヵ月位たったある日、ルリはコウイチロウからの電話を受けた。
『ルリ君、元気にやってるかね?』
「はい。提督もお元気そうで」
『実はな、ルリ君にちょっと話したい事があるんだが、明日辺りにでも宇宙軍本部の私の部屋まで来て
くれないかね?』
「ええ、別に構いませんが」
『いつ頃来れるかな?』
「そうですね、では、明日の1時頃はいかがですか?」
『判った。それでは1時に来てくれたまえ』
「はい、判りました」
(一体、私に話って何だろう・・・)
コウイチロウとの電話を切った後、ルリは暫く受話器を握ったまま考え込んでいた。
 

翌日、約束の時間にルリは宇宙軍本部を訪ねた。
「あの、ミスマル提督と1時に面会を約束してますホシノルリと申しますが・・・」
「はい、伺っております。奥のエレベータで10階の司令官室までお越しくださいとの事です」
彼女は受付で面会の手続を取ると、言われた通りに司令官室へと向った。
 

「おおルリ君、よく来てくれたね。ま、そこに座りなさい」
コウイチロウは部屋に入って来たルリを見ると、笑みを浮かべながらソファを進める。
「失礼します」
「遥君の家での生活はどうかね?」
「はい、ミナトさんもユキナさんもよくしてくれています」
「そうか、楽しくやっているかね」
「・・・はい」
ルリは一瞬の沈黙の後に返事をする。
コウイチロウはそんなルリを真っ直ぐ見つめるが、ルリはその視線に耐えられないかのように視線を逸
らしてしまう。
 

「提督、今日の私へのお話とは何なのでしょうか?」
「うむ、実はだね、ルリ君に宇宙軍に戻って貰えないかと思ってね」
「軍にですか?」
「そうだ」
「何故ですか?」
ルリの疑問はもっともな事であった。
そもそも、ナデシコは当初から軍が所有していた訳ではないのだから、ルリを始めとするクルー達は本
来は軍人ではない。従って、地球に戻ってきた時に軍に残るかどうかは、各自の判断に任せられていた
し、後になって軍への復帰を依頼する事は無い事になっていたからだった。
更には、ルリはナデシコのマシンオペレータであった訳で、そのナデシコが無くなってしまった今では、
ルリが軍に戻る理由など無い筈である。
コウイチロウは、ルリの疑問は百も承知であった。
「ナデシコが再度軍に入るのだよ」
「ナデシコは私達が飛ばしてしまいましたが・・・」
アキトとユリカ、そしてイネスの力によって飛ばしてしまったナデシコ。
その作業を行った三人とも、既にこの世にはいない。
その事を思い出したのか、ルリは自然に俯いてきてしまう。
「確かに、君達の乗っていたナデシコは既に無い。だから新しいナデシコが出来るのだよ」
「新しいナデシコですか?」
コウイチロウは、ルリの言葉に黙って頷いた。
 
 
 

続く
 
 

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あとがき
 

こんにちは。仁塩ぴよこです。

この作品は、アキト達を失ったルリが、何故宇宙軍に復帰したのかという疑問が出発点になっています。
ルリがアキトやユリカと出会ったのは、ナデシコという戦艦の中。
宇宙軍に戻るという事は、再び船に乗らなければならない事を意味している訳で、それは、ルリにとって
辛い想い出に結びつきかねない可能性を秘めている事だと思うのです。
なのにその道をルリが選んだのはなぜなのか?
そんな疑問を解消出来ればと思って書き始めてみましたが、一話で納まらなくなって前後編物になって
しまいました。

後編はルリが決断をするまでを描いて行きたいと思ってます。
うまく描ければいいのですが・・・。

ご感想、ご意見などありましたら、遠慮無くぴよこ宛にメールを下さいませ。

それでは。
 

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<魔角の感謝の言葉>

仁塩ぴよこ様、3000HIT記念ありがとうございます。
こうやって仁塩様にナデシコSSを送ってもらえる喜び、魔角は涙無しにはいられません(T_T)

今回はルリがナデシコBに乗るまでのお話ですが、やはり今回のお話からもルリにとっての”家族”という存在
がどんなものだったかひしひしと伝わってきます。
特にミナト宅へ行ったときに感じた違和感が、ミナトを”お姉さん役”ではなくただの”お姉さん的役”でしかない
事を表しているように感じたんですが、どうでしょう?

みなさん是非仁塩ぴよこ様に応援及び感想のメールを出しましょう。
宛先はこちらです。