なによりも、なによりも、リザラズが、いない。
エッフェンベルクもいない。タルナトがいる。サリハミヂッチはいる。ショルもいない。イェレミンスもずーっと出場停止で、いない。そういえば、ZDFのニュースでも、話題になっていたっけ。エウベルもいない。ねぇ、リズゥ君、だいじょうぶ??。ドイツのサイトまで探しにいこうか。
マテウスも、もしかしたら、これが最後になるかもしれない試合。アメリカのチームへの入団発表はずーっと前に見たし、ほんとはもう行かなくちゃいけないらしいし、もうアメリカから通ってきているらしい。
しっかし、このスタジアム。広いんだけど、ひろびろとしすぎている。ロッテ時代の川崎スタジアムみたいだ。6万人はいるところに、1万人だから、仕方がない。最近雪がよく降るから、リーグ戦でもあんまり満員にならないそうだ。川崎みたいに、観客席でキャッチボールができそうだ。
アウェイで、相手がビッククラブだと、思いっきりプレイをするディナモキエフ。そういうのって好きだ。どこか、大御所の映画監督みたいな印象があるロマノフスキー監督は、このあいだの入院生活から復帰してきている。
ここまで見て、よおし今日はディナモびいきになるぞ、と決める。だってリザラズがいない。
ディナモ、気持ちよさそうに動いていく。前に前にすすんでいくのが、なめらかに見える。スマートに見える。よく言うことなんだけど、ぼくは、全体で動くことができるチームが好きで、それはキレイなパズルが幾何学的に、それよりももっと魔法のようにカタカタカタっと動く様子が好きなんだ。チームがひとつの有機体のような、宇宙の神秘を見ているみたいな気分になる。だから、ディナモキエフが、いきいきとプレイしている試合って、とても綺麗で華麗なんだよ。
だけど、ディナモのキーパーのショフコフスキーは、なんだか落ち着かなくて、マテウスのコーナーキックをとりこぼしたところを、ヤンカーが蹴りこんで、1点。どんなに、ぼろぼろの展開でも、キーパーの出来がいいと、「負けない」んだが、その反対は、ツライね。途中で、チームメイトともケンカしてた。
2点目はパウロセルジオ。うわー、とユニフォームを脱いで喜ぶ。いいのかい、おいっ、寒いぞ、と思っていると、下にもう一枚おなじバイエルンの赤いユニフォームが・・。一直線に、ピッチサイドに駆け寄って、この日観戦していた車椅子の人にあげてた。一直線。ほのぼの。このために、2枚着ていたんだよ。交代で戻ってきた彼を迎えたヒッツフェルド監督が、見たことのないような笑顔。
他に目立ったのは、すっかり落ち着いているサンタクルスくん。八塚アナも、「最初は心配したんですが」と言っていたが、あの当時、バイエルンのおじさんたちが、とってもあたたかく迎えてくれていたからなんだろうな。合わなくても、がちがちになっていても、何度も何度もボールを彼にまわす。自分でつっこんでいったほうが早かったり、他の選手を使ったほうがやりやすいはずなのに、「若手を育てるのも仕事」というかのように、プレイしていたように見えた。バイエルンの余裕だな、とも思ったし、ビッグクラブに、そんな意識があるとは思わなかったから、意外な気持ちもした。ほんとのところはわからないよ。あまりに余裕で、相手をしてやっていただけかもしれないし、早くボールを集めて、若者をつぶそうと思ったのかもしれない。でも、結果、彼はこんなにすくすくと育っています。線が細いから、インザーギ兄みたいになるかなー、と思っていたら、いつの間にか、ピッポよりも大人っぽくなっているよ。
ぼくの好きなサリハミジッチもなかなかと活躍してくれて、うれしい。カーンも相変わらず恐そうで、いい。見ていると、ローマ時代の、ゲルマン人の戦闘部族を思うんだ。ローマ人は、こういうゲルマン民族を恐れていたんだろうなぁ、と。大きそうで、恐い顔で、金髪で。
そうそう、途中で、観客席に一列に並んでガムをかみながら見ている、ケガおよび出場停止組のバイエルン選手たちが映ったよ。リズゥ君がいたもーん。なんてキュートなの。サッカーしていないときは、笑っているんだよなー。かわいーなー。(サッカー選手はルックスじゃない、といいながら、こんなこと言っているよ・・)。
しかし、その並びのイェレミンス。あんたは、いいのかっ、その帽子。毛糸の帽子。
この日の中継では、八塚アナは、バイエルンのスタッフについても説明してくれた。あの髪の長い人は、チームドクター、(バイエルンとナショナルチーム)のウォルハートさんっていうんだ。いや、目立つから気になっていたんだよ。いつもいつも。
あと、スタッフで気になっているのは、チェルシーのビアッリ監督の隣にいるビアッリのクローンみたいなスキンヘッドと、その後ろにいる、ロジェ・バディム監督の「バーバレラ」(デュランデュランが出てくるジェーン・フォンダの映画。イギリスのバンド、デュランデュランはここから名前をつけたんだ)に出てくる青年みたいに、人形みたいな人。。あれ、だれ??