誤解
准看護学校に入学したのは31歳の時だった。現役の高校卒業したてのコ達との
年齢差は13歳・・・
それでも、准看護学校というところは本当に様々な年代が居て、私と同世代の人も
大勢いたし、年齢のことはあまりハンデにはなっていなかった。
確かに、現役のコと比べたら英語はちょっと(かなり)やばかったけど( ̄ー ̄;
そんなこんなで、学校内でいろいろやってる時はよかったんだけど・・・実習に出て
からが大変だった。
実習に出る前、教務の先生たちから色々な注意を受けた。
特に実習態度については、ものすごく言われた。
どんなことかというと、たとえば言葉づかいや何気ない態度については特に注意する
ようにと・・・
准看護学校の学生は、社会人からの転進組も多い。当然、実習場所の臨床指導者や
スタッフよりも年齢が上の場合もある。けれど、私たちはあくまでも「学生」であり、例え
実年齢が上であっても人生経験があっても、実習場所ではスタッフの方が先輩であり
教師でもあるので、特に注意するように・・・と言われていた。
「年上でも、学生という立場を忘れずに」というわけだ。
ある日、スタッフの方に頼まれて患者さんのおむつ交換を介助した。
その看護婦さんの髪をくくっているゴムに可愛い飾りがついていて、ついうっかり・・・
「可愛い髪留めですね」と言ってしまった。言ってしまった瞬間「やばいな」と思った。
あからさまにその看護婦さんの表情が曇ったから。
案の定、その翌日に私は教務から注意を受けた。
スタッフ同士ならいざしらず、学生という立場でスタッフの方に気安く物事を言わない
方がいいわよ・・・と。
立場をわきまえなさい、という訳だ。
このことがきっかけで、私は指導者さんから「学生という立場を忘れないで下さい」と
いう評価をもらってしまった。
いや・・・決して忘れていたわけじゃないんですが・・・それは大きな誤解です・・・
社会人経験があるっていうのも良し悪しなんだなあ・・・と思った。