全身清拭


入院されるような疾患を持つ患者さんは、入院中に入浴できない場合が多い。
普通に自宅で生活している時には当たり前の様に、毎日お風呂に入っていた
人でも、入院生活中は何らかの原因で入浴が制限されている。
お風呂に入りたくても入れない…それってとっても辛いんですよね。
で、お風呂の代わりに身体だけでも拭いて清潔を保とうとするのが「清拭」です。
入院されている患者さんの状態によって、看護婦や助手が全て患者さんの身体を
清拭する場合と、患者さん自身に清拭用のタオルを手渡して自分で拭いていただく
場合がありますが、校内実習で行われるのはもちろん前者です。

患者役は浴衣式寝衣を着用し、ベッドに横になります。看護者役はベッドサイドに
必要物品(53度くらいの湯が入ったバケツ、清拭用のタオルなど)を準備して、
患者役の身体を清拭していきます。基本的には身体の末梢から中枢に向かって
平均した力加減で拭いていきますが、この時一番気を付けなければいけないことは
患者役の身体の露出を最小限にすることと、お湯の温度を一定に保ち身体に冷感を
与えないことが大切です。身体の露出を最小限に…これって意外と難しいんですよ。
清拭する部分だけを露出して(それも最小限の露出で)他の部分は寝衣やタオルで
隠しつつ、清拭の湯で濡らさないように拭く…字で書くと簡単なんですが・・・これが
結構難しかったりします。患者役の生徒、男子も女子も浴衣の下に着ているものは
パンツだけ。女子はブラジャー外しています。校内実習は「同性介助」ということで
男子チームと女子チームに分かれているとは言え、自分の肌を他人に見せるのは
恥ずかしいもので・・・。何かの拍子に肌が露出してしまったり、顔から足の先まで
人に拭いてもらう時の気分の何とも言えない心地ったら・・・
ちょっとトロイ人や不器用な人に清拭してもらうと、とたんに身体が冷えてしまったり
露出が激しかったり( ̄▽ ̄;;
お互いに患者役を体験して、嫌な思いを知ることも大事な実習なんだな〜と実感した
実習でした(笑)

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